工業力学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工業力学
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 伊藤勝悦「工業力学入門」森北出版
担当教員 藤田 重隆

到達目標

1. 力の合成と分解,力のモーメント,トラス,重心に関する問題の方程式を立てて解くことができる.
2. 速度と加速度および物体の運動に関する物理量をニュートンの第2法則を使って求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
応用問題を含めた力の合成と分解,力のモーメント,トラス,重心に関する問題の方程式を立てて解くことができる.応用問題を含まない力の合成と分解,力のモーメント,トラス,重心に関する問題の方程式を立てて解くことができる.基本的な力の合成と分解,力のモーメント,トラス,重心に関する問題の方程式を立てて解くことができない
応用的な問題の速度と加速度および物体の運動に関する物理量をニュートンの第2法則を使って求めることができる応用問題を含まない速度と加速度および物体の運動に関する物理量をニュートンの第2法則を使って求めることができる. 基本的な速度と加速度および物体の運動に関する物理量をニュートンの第2法則を使って求めることができる.

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
工業技術面で実際に起こる力学的現象の中から、一般性のある基本問題を取り扱う。高等学校程度の数学的手段を使って、解けることを主眼としている。
概要は、(1)力の釣り合い (2)重心 (3)運動と仕事 (4)運動方程式である。
授業の進め方・方法:
座学の講義を基本とする。講義の最後の10分間には質問の時間を取り、演習問題を課す。各学生に1冊の演習問題用ノートを作らせ、演習問題は次の授業で各自のノートを見てその都度評価する。授業内容をより理解するためには、毎日の予習復習が必須である。
注意点:
国際単位系と工学単位系の違いを認識させる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 力とモーメント(1):力の合成と分解 力の合成と分解が理解できる
2週 力とモーメント(2):力のモーメント,演習問題 力のモーメントが理解できる
3週 力のつり合い(1),
演習問題
力のつり合いの問題をとっくことが出来る.
4週 力のつり合い(2):トラス
演習問題
トラスの問題を解くことが出来る.
5週 重心(1):簡単形状の物体の重心,演習問題 簡単な連結体の重心の位置を求めることが出来る
6週 重心(2):複雑形状の物体の重心,演習問題 形の違う複雑な物体の重心の位置を求めることが出来る
7週 中間試験 力およびモーメントの釣り合いが理解できているか,重心の位置を求めることが出来る.
8週 中間試験返却と解答
2ndQ
9週 直線運動(1):水平方向
演習問題
直線運動における移動距離,速度および加速度を求めることが出来る
10週 直線運動(2):鉛直方向,
演習問題
落体に関して,移動距離,速度および加速度を求めることが出来る
11週 平面運動(1):放物線運動,
演習問題
放物線運動する物体の移動距離,速度および加速度を求めることが出来る
12週 平面運動(2):回転運動,
演習問題
回転運動する物体の移動距離,角速度および角加速度を求めることが出来る
13週 運動方程式(1):水平面
演習問題
平面でのニュートンの第2法則および運動方程式を立てることが出来る
14週 運動方程式(2:斜面
演習問題
斜面および滑車でのニュートンの第2法則および運動方程式を立てることが出来る
15週 期末試験 中間試験の内容および直線運動と平面運動の計算、運動方程式を立てることができるか
16週 答案返却 試験の解答と説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力455000050
専門的能力455000050