ベクトル解析

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ベクトル解析
科目番号 0103 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 飛車 来人

到達目標

ベクトル関数で表現される曲線や曲面について調べるために、スカラー場、ベクトル場の意味と基本的な3つの定理を十分に理解し、その応用例などを身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1上記到達目標に十分なレベルに達している上記到達目標に必要なレベルに達している上記到達目標に達していない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE c-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
自然現象を表すベクトル場などを理解するめに、スカラー関数、ベクトル関数を学ぶ。力学や電磁気学との関連、それへの簡単な応用例について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書の該当箇所を参照して、教員が作成した教材で、演習を中心に行う。
授業の理解を高めるために、予習復習が必須である。
学生は分析計算や数値計算ソフトOctaveを用いて、数値計算を行う。
学生はレポートをLaTeXで作成する。
注意点:
点付きのレポート点数の平均値

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ベクトルの基礎 ベクトル内積、絶対値、外積を理解できる
2週 外積と内積の関係 ベクトル内積と外積、ベクトル三重積と回転行列を理解できる
3週 外積と内積の応用 スカラーとベクトル関数の内積と外積の微分法を理解し、物理の実例(ケプラーの法則、衝突)に応用できる
4週 外積と内積の応用 回転運動と外積の関係を理解できる
5週 回転座標系と外積 コリオリの力の基礎と応用、フーコーの振り子、磁場中の電荷の動き
6週 スカラー場と勾配 テーラー展開、勾配、等高線の応用ができる
7週 線形的なベクトル場 発散、回転、勾配、ナブラ演算子を理解できる
8週 ベクトル場の回転と発散 3次元ベクトル場の実例 : ベクトル場の回転、勾配と発散の関係
4thQ
9週 ベクトル場と微分方程式:1 常微分方程式とベクトル場の関係を理解できる:位相空間、不動点、線形化したベクトル場が応用できる
10週 ベクトル場と微分方程式:2 点質量振り子のベクトル場をOctaveで数値計算できる
11週 回転対称ベクトル場とポテンシャル場 回転対称ベクトル場の発散と回転、回転対称ポテンシャル場の勾配とラプラシアンの計算ができる
12週 静電場のマクスウェル方程式 電場の実例、クーロンの法則を理解できる
13週 軸対称ベクトル場 軸対称ベクトル場の発散と回転の計算ができる
14週 静磁場のマクスウェル方程式 静電流の周りの磁場のアンペアの法則が理解できる
15週 マクスウェル方程式の解 ビオ・サバールの法則が理解できる
ベクトル場の勾配の発散、勾配の回転、回転の回転を計算できる
16週 答案返却など 解答と採点基準の説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000