特別講義Ⅰ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 特別講義Ⅰ
科目番号 0114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 随時プリント配布
担当教員 北村 健太郎

到達目標

ステンレス鋼の特性・優位性・製造方法などを理解することで、日本の基幹産業である鉄鋼業への知識・理解を深める

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1上記到達目標に十分なレベルに達している上記到達目標に必要なレベルに達している上記到達目標に達していない

学科の到達目標項目との関係

JABEE d-4 説明 閉じる
到達目標 C 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ステンレス鋼は耐食性や強度、加工性に優れるといった性質を持つため、様々な用途に用いられている。また世界的に生産量は右肩上がりに伸びており、適用分野は大きく広がっている。この授業では、まず、ステンレス鋼の出来るまでのプロセスと様々な性質や応用事例について学習する。
授業の進め方・方法:
講義および種々サンプルなどにより理解を深めてもらう
注意点:
【関連科目】 材料学(3、4年)、機械設計論(4、5年)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ステンレス鋼はなぜ錆びないの? ステンレス鋼がなぜ錆びないのかについて解説する.
2週 ステンレス鋼の概説   産業用金属素材としてのステンレス鋼の位置付け、需要と供給、今後の伸び、JISや国際規格、鋼種体系などについて解説する。
3週 ステンレス鋼製造プロセス①原料、製鋼、精錬、鋳造 ステンレス製品が出来るまでのプロセス(製鋼、精錬、鋳造)の紹介と各工程の目的や現象について解説する。
4週 ステンレス鋼製造プロセス②圧延の基礎、焼鈍、酸洗 圧延の基礎理論や熱間圧延、冷間圧延の紹介と各工程の目的や現象を解説する。
5週 ステンレス鋼製造プロセス③工場見学を通して 日新製鋼㈱周南製鋼所の製造プロセスを見学し、より理解を深める。
6週 ステンレス鋼の金属組織① 金属物理についての基礎理論を解説する。
7週 ステンレス鋼の金属組織②  ステンレス鋼の金属組織、熱処理、変態、磁気的性質、それらの応用などについて解説する。
8週 機械的性質・耐熱性 ステンレス鋼の機械的性質や耐熱性に及ぼす合金元素や加工・熱処理の影響について解説する。
○加工性・溶接性
4thQ
9週 加工性・溶接性 ステンレス鋼の加工性・溶接性について解説する。
10週 産業への応用事例 ステンレス鋼の産業分野での応用事例を紹介する。
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000