一般物理

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 一般物理
科目番号 0118 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 飛車 来人

到達目標

20世紀の科学はどのように発展し、人間生活にどのような影響を及ぼしたかを考え、21世紀の科学と物理学のあり方を知る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1上記到達目標に十分なレベルに達している上記到達目標に必要なレベルに達している上記到達目標に達していない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE c-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物理学は世界像の基礎だ。単純な原理からさまざまな現象を理解出来る。これら先端技術に影響を与えている現代物理学の発展を学び、20世紀科学文明のとこれからの科学文明が如何にあるべきかを考える。
授業の進め方・方法:
授業は教科書の該当箇所を参照して、教員が作成した教材で、演習を中心に行う。
授業の理解を高めるために、予習復習が必須である。
学生は分析計算や数値計算ソフトOctaveを用いて、数値計算を行う。
学生はレポートをLaTeXで作成する。
注意点:
点付きのレポート点数の平均値

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 相対性理論1 光、物質とエネルギーの関係を理解できる
2週 相対性理論2 光、時間、質量と長さの関係を理解できる
3週 相対性理論2 光、時間、電子と磁気の関係を理解し、ローレンツ力を計算できる
加速、慣性質量と重力の関係、等価原理を理解し使うことができる
4週 重力1 自由落下と等価原理を理解できる
ケプラー法則のニュートンの説明を計算できる
5週 重力2 球対称のニュートンの重力法則を局所的相互作用な法則に変換できる
6週 重力3 ニュートン力学の保存則に基づいて、惑星の起動を計算できる
7週 重力4 一般的なニュートンの重力法則を局所的相互作用な法則に変換できる
アインシュタインの重力法則を理解できる
8週 カオス1 離散時間非線形系 の不動点を計算できる
4thQ
9週 カオス2 離散時間非線形系の不動点の安定性を理解し、Octaveでの数値計算ができる
10週 カオス3 離散時間非線形系のカオスの理論的な背景を理解し、計算できる
11週 量子の世界1:基礎 光電効果、コンプトン効果を計算できる
12週 量子の世界2:ボーズ・アインシュタイン分布 同種粒子不可弁別性を持つ素粒子の平衡状態を理解できる
13週 量子の世界3:エネルギーの量子化 エネルギーの損失と放出した光子のエネルギーの関係から調和振り子、細長い分子と水素のエネルギー・スペクトルを計算できる
14週 量子の世界4:量子力学の応用:水素の大きからブラックホールの重さまで 水素の大きさ、元素の最大の陽子数、惑星の最大質量、ブラックホールの最小質量の概算ができる
15週 量子の世界5:シュレーディンガー方程式の概念 シュレーディンガー方程式の概念を理解できる
シュレーディンガー方程式を用いて導電体と絶縁体の存在を説明できる
16週 答案返却 解答と採点基準の説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000