数値計算

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 数値計算
科目番号 0127 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 飛車 来人

到達目標

いくつかの基本的な数値計算法のアルゴリズムを理解している。数値計算法の特徴を理解し、計算精度について考察することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
上記到達目標に十分なレベルに達している上記到達目標に必要なレベルに達している上記到達目標に達していない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 B 1 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代応用数学の基礎になる数値計算の計算方法の原理と特徴の理解させる。さらに、標準数値計算ソフトの一つを用いて、数値計算を実施する。
授業の進め方・方法:
講義で概念を教え、演習を中心にとくにPortable Applicationsを用いて、Maximaで実例とシミュレーションを行う。授業の理解を高めるために、予習復習が必須である。
注意点:
(宿題の点数)× 0.5 + (レポートの点数)× 0.5

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 バナッハ不動点 方程式を関数の不動点として、繰り返し計算法を演習する。
2週 多項式のゼロ1:基礎 解析学の出発点になった「ニュートン法」を電卓を用いて体験する。収束速度を調べる。
3週 多項式のゼロ2:多重ゼロ 「ニュートン法」をコンピュータを用いて体験する。数値計算ソフトの扱い方法を練習する。
4週 非線形方程式の数値解法 ニュートン法による非線形方程式を解く。
5週 多次元のニュートン法 ニュートン法による連立非線形方程式を解く。
6週 数値積分1 台形則・シンプソン則についての理論と背景と理解する。
7週 数値積分2 台形則・シンプソン則について学習し、数値計算ソフトで練習する。
8週 数値積分3 速い数値積分法のClenshaw-Curtis法を理解し、実施する。
4thQ
9週 対称行列の対角化1 ヤコービ反復法の基礎ができる。
10週 対称行列の対角化2 ヤコービ反復法の応用ができる。
11週 常微分方程式の解法1 オイラー法について学習する
12週 常微分方程式の解法2 2次と4次ルンゲ・クッタ法について学習する。
13週 有限要素法1 有限要素法の基礎を理解する。
14週 有限要素法2 線形常微分方程式を有限要素法で解く。
15週 非線形常微分方程式とカオス1 強制振り子の運動の理論を理解する。
16週 非線形常微分方程式とカオス2 強制振り子の運動のシミュレーションをする。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000