Theory of Venture Business

Course Information

College Tokuyama College Year 2018
Course Title Theory of Venture Business
Course Code 0144 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 1
Department Department of Mechanical and Electrical Engineering Student Grade 5th
Term First Semester Classes per Week 1
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:設計者に必要なお金の基礎知識 付加価値創造の考え方と手段 (畑村陽太郎他著 日刊工業新聞社)、はじめてのVE(バリューエンジニアリング)(土屋裕著 日本バリュー・エンジニアリング協会) 参考図書:ベンチャー企業(日経文庫1303 日本経済新聞社 松田修一著)
Instructor Onishi Shosaku

Course Objectives

生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解し、社会が求めている価値を創造、増大させることが出来るスキルを身に付けること.

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解し、社会が求めている価値を創造、増大させることが出来るスキルを身に付けていること。生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解し、社会が求めている価値を創造、増大させることが必要であることを理解していること。生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解していない。

Assigned Department Objectives

到達目標 C 2 See Hide
JABEE d-4 See Hide

Teaching Method

Outline:
【授業の概要】
本授業では、技術者が持っておくべき「お金」の基礎知識や考え方を学ぶ。ともすれば技術者は携わっている生産活動のなかで、品質(技術)のいいものを社会(国内外問わず)に提供することばかりに関心が行くが、社会のニーズは品質ばかりではない。お金は生産活動全般に関わる要素でありかつ生産活動の根幹を成すものでる為、お金の基礎知識を身に付け、社会に求められる製品を提供できる技術者を育成する。また、技術者の発展系としてのベンチャービジネスの起業の考え方について学ぶ。
Style:
【授業の進め方】
前半は教科書を主体に、中盤は配布資料を主体に授業を進める。後半は前半及び中盤の知識を活用し、本科で学んだ創造演習I、創造演習II、創造製作I、創造製作IIなどの基礎知識や経験も動員し価値分析V(機能F/コストC)の演習を行う。
Notice:
本科:創造演習I・II(1・3年)、創造製作I・II(2・4年)、知的財産権(3年)、自己提案型卒業研究(5年)

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st オリエンテーション
お金と価値について
授業の狙い、概要、進め方等について説明する。
お金という視点で設計・製造の流れを理解する。
2nd 価値からの視点 価値の実現がビジネスであること理解する。
3rd 付加価値・原価とは?
ものとお金の流れ
(個人事業主)
売上と原価、付加価値の関係を理解する。
個人事業主におけるものとお金の流れを理解する。
4th ものとお金の流れ
(会社の仕事としての場合)
(事業・会社を運営する場合)
会社の仕事として製品を売る場合のお金の流れを理解する。
事業・会社を運営する立場からのお金の流れを理解する。
5th 設計者に必要な財務諸表と経営の基礎知識(その1) 企業活動を「見える化」する財務諸表を理解する。
6th 設計者に必要な財務諸表と経営の基礎知識(その2) 損益計算書の概要を理解する。
貸借対照表の概要を理解する。
7th 設計者に必要な財務諸表と経営の基礎知識(その3)
VB立ち上げからの視点
キャッシュフロー計算書の概要を理解する。
経営に必要な知識(小切手、銀行融資他)
VBにおける事業計画書のポイントを理解する。
8th 中間試験 中間試験を実施して理解度を確認する
2nd Quarter
9th ベンチャー企業の成長マネジメント 成功する起業家の特徴や成功の原則を学ぶ
10th 契約の基本的知識
コスト積算・見積の基本的知識
契約書の基本的知識や注意すべき事項を学ぶ。
コスト積算や見積上の基本的事項を学ぶ。
11th バリューエンジニアリング(VE)の概要
VEの定義、特徴、手順について理解する。
グループ単位でVEのテーマを選定する。
12th VE(ステップ1) グループ単位でテーマに対し機能定義を行う。
13th VE(ステップ2) グループ単位で機能の価値分析V(=機能F/コストC)評価を行う。
14th VE(ステップ3) グループ単位で代替案の検討と提案を行う。
15th 期末試験 本授業で学んだ内容の理解度について確認する
16th 答案返却など 価値分析結果をグループ単位で発表し、本授業で学んだことを再確認する。

Evaluation Method and Weight (%)

試験(中間)発表相互評価態度ポートフォリオその他試験(期末)Total
Subtotal4020000040100
基礎的能力00000000
専門的能力4020000040100
分野横断的能力00000000