人文社会特講

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 人文社会特講
科目番号 0181 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 池田 幸恵,倉増 泰弘

到達目標

アメリカ映画を題材としてその背景にある歴史、文化、社会事象について理解し、その作品について十分な説得力を持って自分の考えを説明・議論することができることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1題材となる作品の背景にある歴史、文化、社会事象について理解することが十分にできる。題材となる作品の背景にある歴史、文化、社会事象について理解することができる。題材となる作品の背景にある歴史、文化、社会事象について理解できない。
評価項目2作品について自分の考えを十分な説得力を持って書いたり発表することができる。作品について自分の考えを書いたり発表することができる。作品について自分の考えを書いたり発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業ではアメリカ映画を題材として取り扱う。映画は優れた娯楽であると同時に社会を映す鏡でもある。映画作品の背景には様々な歴史や社会事象があり、それらについて理解を深める。その上で、作品について自分独自の考えや主張をまとめ、相手に伝わる説得力を十分に備えて、レポートやプレゼンテーションの形式で表現できる力を身につける。
授業の進め方・方法:
各回でテーマとする歴史、文化、社会問題について解説を行い、知識や理解を深めた後、そのテーマが取り扱われている映画を鑑賞する。鑑賞後、その作品についての自分の考えを小レポートにまとめる。作品に関する英語文献を読み内容の要約を行う場合もある。授業後半ではグループでのプレゼンテーションを行う。
注意点:
定期試験60%+小レポート20%+プレゼンテーション20%=100点

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション シラバスをもとに、授業の目標や進め方を確認する。
プレゼンテーションのためのテーマや題材についてグループで話し合い準備をする。
2週 アメリカの形成と移民について アメリカ形成における移民の問題について理解することができ、その観点から作品を考察することができる。
語彙学習
3週 アメリカの形成と移民について 参考文献を読み、作品について自分の考えをまとめレポートを書くことができる。
4週 ステレオタイプとネイティブ・アメリカンについて 映画がもたらすステレオタイプの問題とネイティブ・アメリカンの歴史について理解することができ、その観点から作品を考察することができる。
5週 ステレオタイプとネイティブ・アメリカンについて 参考文献を読み、作品について自分の考えをまとめレポートを書くことができる。
6週 パッシングと黒人について 黒人の歴史とパッシングについて理解することができ、その観点から作品を考察することができる。
7週 パッシングと黒人について 参考文献を読み、作品について自分の考えをまとめレポートを書くことができる。
8週 アメリカン・アイデンティティとアメリカン・ドリームについて アメリカン・ドリームがどのようにアメリカのアイデンティティの在り方と関係しているかを理解し、その観点から作品を考察することができる。
2ndQ
9週 アメリカン・アイデンティティとアメリカン・ドリームについて 参考文献を読み、作品について自分の考えをまとめレポートを書くことができる。
10週 ヘイトとアファーマティブ・アクションについて 差別問題について理解し、その観点から作品を考察することができる。
11週 ヘイトとアファーマティブ・アクションについて 参考文献を読み、作品について自分の考えをまとめレポートを書くことができる。
12週 ヘイトとアファーマティブ・アクションについて レポートを発表し、それについて議論できる。
13週 プレゼンテーション 作品についてテーマに基づいて自分の意見を説得力を持って発表できる。
他の人の意見に対してコメントができる。
14週 プレゼンテーション 作品についてテーマに基づいて自分の意見を説得力を持って発表できる。
他の人の意見に対してコメントができる。
15週 期末試験 授業で学習した内容から出題する。
16週 答案返却など 期末試験の答案を返却し、解答解説を行う。 

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。5
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。5
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。5
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。5
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。5
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。5
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。5
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。5
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。5
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。5
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。5
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。5
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。5
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。5
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。5
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。5
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。5
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。5

評価割合

試験発表態度課題小レポート合計
総合評価割合60200020100
基礎的能力60200020100
専門的能力000000
分野横断的能力0000