Fundamental Computer Engineering

Course Information

College Tokuyama College Year 2022
Course Title Fundamental Computer Engineering
Course Code 0002 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 1st
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:TeC教科書(https://github.com/tctsigemura/TecTextBook)
Instructor Shigemura Tetsuji,Chikara Noriaki

Course Objectives

1. 命令表を見てハンドアセンブルができる。
2. 繰り返しとインデクスド・モードを組合せたプログラムを作成できる。
3. 命令表を見て、各機械語命令やアドレッシング・モードの説明ができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1. 命令表を見てハンドアセンブルができる。全ての機械語とアドレッシング・モードの組合せでできる。一部の組合せでできない。多くの組合せでできない。
2. 繰り返しとインデクスド・モードを組合せたプログラムを作成できる。自在に組合せてできる。一部の組合せでできない。多くの組合せできない。
3. 命令表を見て、各機械語命令やアドレッシング・モードの説明ができる。全ての組合せでできる。一部の組合せでできない。多くの組合せでできない。

Assigned Department Objectives

到達目標 C 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
全てのデジタルコンピュータに共通の動作原理を理解するための基礎となる科目である。この科目で使用するために開発した専用のマイコンを使用しマイコンの使用者の立場でコンピュータの機能・動作を習得する。本科、専攻科の全てのコンピュータに関係する科目に関連がある。この科目は卒業時までに必修得である。
Style:
前期中間試験までは講義主体に進める。その間は宿題(演習)により習熟度をチェックする。その後、前期末まではマイコンの組み立てとマイコンの操作方法等が中心になる。後期は授業の内容をマイコンの機械語プログラミングで確認しながら進める。この間は、作成したプログラム(宿題,演習)を提出することにより習熟度をチェックする。
Notice:
最終成績=(前期中間試験+全期末試験+後期中間試験+後期末試験)÷4

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス 1. 様々なコンピュータが用いられていることを理解する.
2. 世の中のほとんどのコンピュータはノイマン型と呼ばれることを知る。
2. この科目ではノイマン型コンピュータの動作原理を学ぶことを理解する。
2nd ビット 1. ノイマン型コンピュータは2進数を用いることを知る。
2. ビット、ニブル、バイト、組合せの数を理解する。
3rd 2進数 1. 2進数の表記、基数変換、ビット、バイト等を理解する。
4th 2進数の計算と2の補数 1. 2の補数を用いて負の数が表現できる。
2. 2進数で表現した整数同士の加減算ができる。
5th 2の補数の和差,小数や文字の表現 1. 2の補数を用い符号付き2進数の計算ができる。
2. 2進数で小数を表現できる。
3. ASCIIコードと文字の相互変換ができる。
6th 論理演算と基本回路 1. AND, OR, XOR, NOT の論理演算ができる。
2. 簡単な組合せ回路の動作がトレースできる。
3. 真理値表、論理式で組合せ論理を記述できる。
7th 中間試験 1. 基本的な用語を答えることができる。
2. これまでに学んだ計算や変換等ができる。
8th ハンダ付け練習 1. ハンダ付けができる。
2nd Quarter
9th 演習用コンピュータの組み立て(1) 1. ハンダ付けができる。
10th 演習用コンピュータの組み立て(2) 1. ハンダ付けができる。
11th 演習用コンピュータの組み立て(3) 1. ハンダ付けができる。
12th 演習用コンピュータの組み立て(4) 1. 演習用コンピュータを完成させる。
13th 演習用コンピュータの構成と操作
【夏休みの宿題:TeCの操作,フローチャート】
1. 汎用レジスタ、PC、SP、フラグ、主記憶の用語を覚えている。
2. メモリにプログラムを2進数で打ち込むことができる。
3. プログラムを実行することができる。
14th 演習用コンピュータのプログラム実行 1. マイコン内部のブロック図と対比しながらCPUが機械語命令を実行する手順を説明できる。
2. ステップ実行を用いてプログラム実行の様子を観察できる。
15th 期末試験 1. 中間試験の範囲の知識が定着している。
2. 演習用コンピュータの操作ができる。
16th 機械語命令,ニーモニック,フローチャート
1. ニーモニックを用いてプログラムが記述できる。
2. ニーモニックから機械語命令に変換できる。
2nd Semester
3rd Quarter
1st LD命令と宿題の提出練習 1. 転送命令と停止命令の役割が説明できる。
2. フローチャートをdrawioで作成できる。
3. エクセル上でコーディングシートを作成できる。
3. フローチャートとコーディングシートをTeamsで提出できる。
2nd ST命令と宿題の提出練習 1. CPUレジスタを介してメモリからメモリにデータをコピーするプログラムを作成できる。
2. フローチャート作成から提出までがスムーズにできる。
3rd 計算命令 1. 足算命令と引算命令の役割が説明できる.
2. メモリのデータとメモリのデータの和や差を求めるプログラムを作成できる.
4th 分岐命令とラベル 1. 分岐命令の役割が説明できる。
2. ラベルを使用しニーモニックでプログラムを表現できる。
3. ループするプログラムをステップ実行を使用してトレースできる。
5th フラグと条件分岐命令 1. フラグの役割が説明できる。
2. 条件分岐命令の動作が説明できる。
3. 飽和演算プログラムが作成できる。
6th 条件が逆の条件分岐命令と演習 1. 大きい方を選ぶプログラムが作成できる。
2. 0を判定するプログラムが作成できる。
7th 繰り返し処理 1. 1から10の合計を求めるプログラムが理解できる。
2. 繰り返しにより積を求めるプログラムが作成できる。
8th 中間試験 1. 幾つかの用語を理解している。
2. ニーモニックから機械語に変換できる。
3. ここまでの機械語の動作を理解している。
4. フローチャートから機械語プログラムを作成できる。
4th Quarter
9th 比較命令 1. 比較命令の役割が説明できる。
2. 繰り返しにより割り算を計算するプログラムが作成できる。
10th シフト演算命令 1. 左右・算術・論理シフトの実行結果を説明できる。
2. ビット回転プログラムを作成できる。
3. シフトを用いた高速な掛け算プログラムを作成できる。
11th アドレッシング・モード 1. アドレッシングについて説明できる。
2. メモリ領域をクリアするプログラム等を作成できる。
12th 論理演算命令 1. 論理演算命令の実行結果を説明できる。
2. 奇数・偶数判定プログラムを作成できる。
13th 入出力 1. ブザーを鳴らすプログラムが作成できる。
2. データスイッチからデータを入力するプログラムが作成できる。
14th 演習 1. スイッチとブザーを組合せて使用するプログラムを作成できる。
2. 配列中の奇数を数え上げるプログラムを作成できる。
3. 自身を書き換えるプログラムを理解できる。
15th 期末試験 1. ニーモニックから機械語に変換できる。
2. 各機械語命令の動作を理解している。
3. 各アドレッシングモードを理解している。
4. フローチャートから機械語プログラムを作成できる。
16th 答案返却など 試験の解答をする

Evaluation Method and Weight (%)

試験Total
Subtotal100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00