Fundamentals of Programming Ⅱ

Course Information

College Tokuyama College Year 2020
Course Title Fundamentals of Programming Ⅱ
Course Code 0019 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 1st
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials Javaで入門 初めてのプログラミング 基礎からオブジェクト指向まで
Instructor Miyazaki Ryoichi,Okumoto Miyuki

Course Objectives

1. プログラムを便利に書くための定数と,プログラムの応用の幅を広げる乱数を用いたプログラムを作成できる.
2. あらかじめ回数を決めずに繰り返しを続けるwhile文を用いたプログラムを作成できる.
3. 配列を用いたプログラムを作成できる.
4. 多次元配列の基本である2次元配列を用いたプログラムを作成できる.
5. 文字列や文字をデータとして扱ったプログラムを作成できる.
6. 同じ処理を効率的に実行させるためのクラスメソッドを作成できる.

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
定数と乱数自分の力で定数や乱数を用いたプログラムを作成できる.教科書や配布資料を見ながら定数や乱数を用いたプログラムを作成できる.定数や乱数を用いたプログラムを作成できない.
while文自分の力でwhile文を用いたプログラムを作成できる.教科書や配布資料を見ながらwhile文を用いたプログラムを作成できる.while文を用いたプログラムを作成できない.
配列自分の力で配列を用いたプログラムを作成できる.教科書や配布資料を見ながら配列を用いたプログラムを作成できる.配列を用いたプログラムを作成できない.
多次元配列自分の力で多次元配列を用いたプログラムを作成できる.教科書や配布資料を見ながら多次元配列を用いたプログラムを作成できる.多次元配列を用いたプログラムを作成できない.
文字と文字列自分の力で文字や文字列を用いたプログラムを作成できる.教科書や配布資料を見ながら文字や文字列を用いたプログラムを作成できる.文字や文字列を用いたプログラムを作成できない.
メソッド自分の力でメソッドを作成できる.教科書や配布資料を見ながらメソッドを作成できる.メソッドを作成できない.

Assigned Department Objectives

到達目標 B 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
ソフトウェア開発のために、次のようなプログラミング技術の基礎を修得する。
(1)コンピュータを使って問題を解く手順は1通りではない。この授業では、特に手順を考える力をつけることを目的とした授業を行う。
(2)問題を解く手順をフローチャートに表し、コンピュータで実行するためにプログラミングの方法を学ぶ。プログラミング言語としては、現在広く普及しているJava言語を取り上げる。
Style:
【授業の進め方】
各授業の冒頭30分程度で,教科書に沿ったスライドを用いながらプログラムの文法やメソッドの使い方を解説する.その後,各単元の定着を図るために教科書の例題や準備した練習問題を実装する.「総合演習」では,教科書の練習問題や別途準備した練習問題に取り組むことで,さらなるプログラミング能力の定着を図る.また,新規学習項目に関しては,授業開始時までにProgateを用いて予習を行うこととする.
授業で使用したスライドはTeamsにアップロードする.
Notice:
【成績評価】
・各章の演習問題の取り組みによって評価する.各演習問題は下記に従って4点満点で評価する.各演習問題の作成したプログラムは指定するTeamsに,指定されたファイル名でアップロードすること.
 実行結果が正しく出力される:4点,実行結果の一部に不備がある:3点,実行結果に大きな誤りがある:2点,演習問題を提出しているが,コンパイルが通らない:1点,未提出:0点
・Progateによる予習の達成具合で各単元の課題点として下記の評価割合に従って評価する.なお,Progateの予習箇所は授業中に指示を行う.
・最終成績:演習(例題)30% + 演習(練習問題)60% + Progateによる学習10%
【関連科目】
基礎プログラミングI(1年),基礎プログラミング演習(1年)基礎コンピュータ工学(1年)、コンピュータの基礎知識(1年)、プログラミング言語(2年)、プログラミング(2年)

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st オリエンテーション
第6章:定数と乱数【便利な書き方】
6.1 定数
6.2 乱数
総合演習
・本授業の進め方や成績評価等についての説明を行う.
・プログラムにおける定数の役割について理解し,定数の宣言ができるようになる.
・Math.random メソッドを用いて乱数を発生させ,乱数を使用したプログラムを作成できる.
・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,定数・乱数についての理解を深める.
2nd 第7章:while文【決まっていない回数の繰り返し】 
7.1 while文の書き方
7.2 do-while文
7.3 break, continue
7.4 for, while, do-whileの比較
・あらかじめ回数を決めずに繰り返し処理を行う while を使ったプログラムを作成できる.
・while と似た do-while について学び,do-while を使ったプログラムを作成できる.
・繰り返しを途中で終わらせる break を使ったプログラムを作成できる.
・繰り返しの戦闘に強制的にジャンプする continue を使ったプログラムを作成できる.
3rd 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,while 文についての理解を深める.
4th 第8章:配列【たくさんのデータを扱う方法】
8.1 配列の宣言方法
・配列の宣言方法について学び,配列を使ったプログラムを作成できる.
5th 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,配列についての理解を深める.
6th 総合演習
・値型データと参照型データの違いについて理解し,配列の代入を使ったプログラムを作成できる.
・配列の中身をコピーする方法について学び,配列のコピーを使ったプログラムを作成できる.
・for 文を使って配列の要素を操作するプログラムを作成できる.
・拡張 for 文の書式について学び,拡張 for 文を用いたプログラムを作成できる.
7th 第8章:配列【たくさんのデータを扱う方法】
8.2 配列の代入
8.3 配列のコピー
8.4 配列と拡張 for文
第9章:多次元配列【さらにたくさんのデータを扱う方法】
9.1 2次元配列の宣言方法
9.2 でこぼこな配列
・値型データと参照型データの違いについて理解し,配列の代入を使ったプログラムを作成できる.
・配列の中身をコピーする方法について学び,配列のコピーを使ったプログラムを作成できる.
・for 文を使って配列の要素を操作するプログラムを作成できる.
・拡張 for 文の書式について学び,拡張 for 文を用いたプログラムを作成できる.
・2次元配列の宣言の書式について学び,2次元配列を使ったプログラムを作成できる.
・行ごとに配列の大きさが異なる配列の宣言方法について学び,プログラムを作成できる.
8th 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,配列についての理解を深める.
4th Quarter
9th 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,多次元配列についての理解を深める.
10th 第10章:文字と文字列【文章を扱う】
10.1 文字列の基本操作
10.2 文字の比較
10.3 文字と文字列を扱う上での注意
10.4 高度な文字列操作
総合演習
・文字列の比較や文字列の長さの取得,文字列から文字を取り出す方法を学び,プログラムを作成できる.
・文字の比較を行う方法を学び,プログラムを作成できる.
・部分文字列の取得や文字列の検索,文字列の置換・削除,大文字・小文字の変換の方法を学び,プログラムを作成できる.
11th 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,文字と文字列についての理解を深める.
12th 第12章:メソッド【プログラムを部品化する】
12.1 メソッドの基本構成
12.2 メソッドの宣言
12.3 メソッドの引数
・メソッドの宣言方法について学び,メソッドの構造や呼び名を理解できる.
・具体的な例を交えてメソッド宣言の方法や流れの方法を学び,メソッドの基礎を理解できる.
・メソッドの引数と戻り値の関係を理解できる.
13th 第12章:メソッド【プログラムを部品化する】
12.4 メソッドオーバーロード
12.5 メソッドに配列を返す
12.6 値を返さないメソッド
・メソッドオーバーロードについて学び,メソッドオーバーロードを使ったプログラムを作成できる.
・メソッドの引数に配列を渡す場合の仮引数の表記について学び,関連するプログラムを作成できる.
・値を返さないメソッドや void について学び,関連するプログラムを作成できる.
14th 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,メソッドについての理解を深める.
15th 総合演習 ・教科書の練習問題,別途用意した練習問題を通して,メソッドについての理解を深める.
16th

Evaluation Method and Weight (%)

演習(例題)演習(練習問題)Progateによる学習Total
Subtotal306010100
基礎的能力0000
専門的能力306010100
分野横断的能力0000