Course Objectives
美術の学習を通して基本的な知識や技術を身につけ、構想力、発想力、創造的な技能を発展させるイマジネーションを育てるとともに、自己と環境の限りない一致を見出す表現活動を体感することでものづくりの理念を学ぶ。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基本を十分に意識して創作・実用化することができる。 | 基本を意識して創作することができる。 | 左記に達していない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
表現の領域の中で、絵画では素描、デザインでは色彩といった基本的な力を身につけさせるとともに、本校学生の傾向として文芸に興味を抱いていること、手の器用性が期待できることから、読書感想画(絵画,構想画)とパズル(木材工芸)またはフィギュア(彫塑)の制作を2つの柱とする。鑑賞の力は制作の中で折に触れて身につけさせたりリモートの機会や授業のまとめの時間を設けたりしてパワーポイントでレクチャーする。
Style:
基礎的な練習をした後、本制作に取り組む。机間指導により、個別に「つまずき」に対して「アドバイス」を与えることを繰り返しながら完成度を高めていき、表現力・創造性・意欲などを評価する。
Notice:
関連科目:書道、工芸
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
オリエンテーション 人物クロッキー:絵画
ー 球体 ー |
導入として教科書の作品を鑑賞しながら表現活動の大切さを話し合う。クロッキー制作により人物の身体の動きを短時間で把握する。目と手の呼応を実践する。課題 教科書の作品を選択し200字程度の感想を提出する。
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2nd |
素描:絵画 『器』 『手』ワークシート使用 |
形の正確さ、明暗、量感の表現法を学び、絵画における基礎力をつける鉛筆の使い方を知る。これらの演習を次回、次々回の制作に活用していく。
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3rd |
素描:絵画 『人物の顔』ワークシート使用 |
同上
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4th |
ものの見方 ワークシート使用 |
目の高さ、視点を固定することにより見え方がどう変わるか。遠近法や錯視現象、画面構成での上下遠近、多視点にも触れる。
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5th |
読書感想画 導入(ワークシート使用) |
絵画としての読書感想画は、構成、明暗、奥ゆき、色彩、描写力、筆致とあらゆる絵画的要素を含み、主題に共感して心の表現に到達できる奥の深さを持つことを理解する。過去・現在の愛読書も含めた中から共感できる図書と主題を選択する。
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6th |
構想 (ワークシート使用) |
ワークシートに記入し自分の主題を決定する。構想について話し合い考えを深める。
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7th |
構図を決定し画用紙に制作を開始する。 |
画用紙への入れ方、構図の知識、視線の誘導などを理解する。
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8th |
制作 |
自分の様式を模索しながら制作する。
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2nd Quarter |
9th |
同上 |
同上
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10th |
同上 |
同上
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11th |
同上 |
同上
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12th |
同上 |
同上
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13th |
同上 |
同上
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14th |
同上 |
同上
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15th |
同上 |
同上
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16th |
同上 |
同上
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2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
同上 |
同上
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2nd |
パズル:木材工芸 |
「ものづくり」の楽しさを体験する。デザインを決定しベニヤまたはMFDボードという安価な素材をカット、研磨、塗装して、美しさを備えた楽しい工芸作品を作り、実際に遊びながら完成の喜びを味わう。ここでは参考作品を鑑賞しながら構想を練る。
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3rd |
パズルのデザインのアイデアスケッチ(ワークシート使用) |
ピースの割方、玩具の安全性、制作上の注意事項などを理解する。
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4th |
下図制作、下図の複写、カット |
インパクトドライバー、またはボール盤、電動糸鋸の使い方を知り、慎重に制作を進める。
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5th |
同上 |
同上
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6th |
同上 |
同上
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7th |
同上 |
同上
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8th |
同上 |
同上
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4th Quarter |
9th |
同上 |
同上
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10th |
同上 |
同上
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11th |
同上 |
同上
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12th |
同上 |
同上
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13th |
同上 |
同上
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14th |
同上 |
同上
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15th |
鑑賞『近代の東西美術』その他 |
パワーポイントを参考に、東西の美術史(近代、比較文化など)を学習する。
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16th |
鑑賞『Picasso』その他 |
パワーポイントを参考に、ピカソ、その他の芸術家や時代の変遷について理解を深める。
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Evaluation Method and Weight (%)
| 芸術性 | 制作課題Ⅰ | 製作課題Ⅱ | Total |
Subtotal | 50 | 25 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 25 | 0 | 25 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 25 | 25 |