Course Objectives
一年次の学習を踏まえ、言葉の意味と用法に関しての知識を深め、一般的なレベルの読解法および表現法の基礎を習得することを目標とする。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 本文中に使用されている語句の意味を正しく理解し、文章の構成や展開を意識した作品読解をすることができる。 | 本文中に使用されている語句の意味を正しく理解し、作品読解をすることができる。 | 本文中に使用されている語句の意味を正しく理解し、作品読解をすることができない。 |
評価項目2 | 作品に対しての感想や意見を持つことができ、それらを自らの言葉で表現し、他者に的確に伝えることができる。 | 作品に対しての感想や意見を持つことができ、それらを自らの言葉で表現することができる。 | 作品に対しての感想や意見を、自らの言葉で表現することができない。 |
評価項目3 | 文のリズムを意識し、言葉の意味を理解しながら音読をすることができる。 | 適切に音読をすることができる。 | 適切に音読することができない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
1年次の内容を基礎として、より深い作品理解と、それを通して多様な視点を身につけていくことを目標とする。
Style:
現代文を中心として講義を行う。学習シートは、試験前に授業の内容の確認のために使用する。
また、漢字テストを不定期に行います。
なお、夏季休暇中に課題として、テキスト中の文章(あるいは、こちらで用意する文章)についてのレポートを求める場合があります。
Notice:
定期試験の平均を90%+課題5%+漢字テスト5%で評価する。
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
授業の進め方について 評論「自明性の罠」からの開放 |
・シラバスに記された内容について理解できる。 ・評論の読解の基本を確認、理解する。
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2nd |
評論「自明性の罠」からの開放 |
本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
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3rd |
評論「自明性の罠」からの開放 評論 自他の「間合い」 |
・全体の構造を理解できる。本文を適切に要約できる。 ・本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
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4th |
評論 自他の「間合い」 |
・全体の構造を理解できる。本文を適切に要約できる。
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5th |
短歌 |
短歌については、教科書によらず、教材を用意します。 短歌についての基本事項を理解できる。個々の短歌の特徴を理解できる。
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6th |
俳句 |
俳句については、教科書によらず、教材を用意します。 短歌についての基本事項を理解できる。個々の短歌の特徴を理解できる。
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7th |
中間試験に向けて |
中間試験に向けての注意と復習
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8th |
中間試験 |
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2nd Quarter |
9th |
中間試験の返却と解説
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解説を聞き、なぜ正確な答案を作成できなかったかを理解し、正確な答案を作成できなかった理由を理解できる。
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10th |
小説「山月記」中島敦① |
本文中の難解な語句を理解できる。小説としての構造を把握するための読みを試すことができる。
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11th |
小説「山月記」中島敦② |
設定に該当する部分を理解し、展開に当たる部分の大まかな構造を理解できる。
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12th |
小説「山月記」中島敦③ |
展開部分の細かな描写を正確に理解できる。
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13th |
小説「山月記」中島敦④ |
結末までを読解し、今を生きる自分自身について考え、意見を述べることができる。
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14th |
詩 |
詩を読むことの基本的な方法を身につける。
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15th |
期末試験 |
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16th |
期末試験の返却と解説
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期末試験の解説を聞き、読み方や基本的な読解ミスについて冷静に認識して、対応策を考えることができる。
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2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
評論 働かないアリに意義がある |
本文中の語句について正しく理解し、全体の構造をつかむ。
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2nd |
評論 働かないアリに意義がある |
読み取った構造に従って、文章を整理できる。整理したものをもとに指定の字数で要約できる。
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3rd |
評論 消費社会とは何か |
本文中の語句について正しく理解し、全体の構造をつかむ。
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4th |
評論 消費社会とは何か |
読み取った構造に従って、文章を整理できる。整理したものをもとに指定の字数で要約できる。
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5th |
評論 集合知という考え方 |
本文中の語句について正しく理解し、全体の構造をつかむ。
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6th |
評論 集合知という考え方 |
読み取った構造に従って、文章を整理できる。整理したものをもとに指定の字数で要約できる。
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7th |
中間試験に向けての復習 |
中間試験の範囲において、細かい部分を問題演習形式で問われても正確に答えることができる。
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8th |
中間試験 |
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4th Quarter |
9th |
評論 リスク社会とは何か |
本文中の語句について正しく理解し、全体の構造をつかむ。
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10th |
評論 リスク社会とは何か |
読み取った構造に従って、文章を整理できる。整理したものをもとに指定の字数で要約できる。
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11th |
評論「であることとすること」丸山真男① |
長文の評論を読解するために、本文をいくつかのまとまりに分割し、各まとまりについて、語句について正しく理解し構造をつかむことができる。
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12th |
評論「であることとすること」丸山真男② |
各まとまりについて、各まとまりについて、語句について正しく理解し構造をつかむことができる。
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13th |
評論「であることとすること」丸山真男③ |
各まとまりについて整理した内容から、全体の構造を理解することができる。
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14th |
評論「であることとすること」丸山真男④ |
読み取った全体の構造に従って、文章を整理できる。整理したものをもとに指定の字数で要約できる。
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15th |
期末試験 |
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16th |
期末試験の返却と解説
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解説を聞き、学習内容をあらためて見直し、総まとめをする。
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 漢字確認テスト | グループワーク | 課題 | Total |
Subtotal | 90 | 5 | 0 | 5 | 100 |
総合的能力 | 90 | 5 | 0 | 5 | 100 |