技術者としての基本的な倫理観を身に付けるため,そして社会における基礎的な教養の一つとして,哲学・倫理に関する知識を習得する.
【目的】
高校生レベルの基礎的学力を身に付けるため,そして社会人に必要な思考力を向上させるため,
社会における基礎的な教養の一つとして哲学・倫理に関する知識を習得する
【具体的な目標】
1.【科学史・思想史の理解】科学や形而上学の思想史的な知識を学び,その知識や知識から導かれる事柄を推論・把握して,関連する問に答えることができる.
2.【道徳理論の理解】道徳理論の思想史的な知識を学び,その知識や知識から導かれる事柄を推論・把握して,関連する問に答えることができる
3.自主的な勉学を実施することができる.
概要:
高校倫理の範囲から主に西洋哲学史を中心に哲学者の思想を辿っていく.現代日本からすると異質な思想を展開した古代の哲学,近代以降の日本社会においても重要な影響を与えた近代の西洋哲学を中心に,学んでいくことになる.
授業内容は,大きく二つの観点に分かれており,ひとつは倫理・道徳・社会についての哲学者の考えを学び.もう一つは科学の成立と科学と関係する形而上学的・認識論的側面を学ぶことである.
授業の進め方・方法:
【授業の進め方】
・基本的に板書をしていきます.板書が多いのでしっかりノートを取る必要がありますし,話を聞きながらになるので集中しましょう.教科書に書いてあることの解説とそれ以上の発展的内容を授業で学んでいく形になります.
・教科書の文章は授業前に自分で読んでいるという前提で授業を行います.その上で,教科書では不足している内容の解説.教科書とは異なる観点による解説を授業で行うことになります.
・教科書の内容・文章そのものとは違うことを語っている場合があるように思うかもしれませんが,基本的には教科書の内容と矛盾したことは述べません.矛盾しているようにみえるときは,よく考えてみましょう.分からない場合は,質問してみましょう.
・資料集ももってくるのを忘れないように.
・課題には,必須課題と任意課題があります.必須課題は必ず実施してください.任意課題は自分の勉強方法を考慮に入れて必要に応じて実施してください.
「大福帳」という簡易ポートフォリオを使います.授業の最後に,その日の授業のポイントや疑問点などを記録してもらい,自分の理解度を示してもらいます.
※「大福帳」とは?(過去の大福帳の質問への回答から抜粋)
「大福帳」でGoogle検索をしてもらえば分かりますが,元々大福帳というのは江戸時代の金銭に関する帳簿のことです.この授業で使うポートフォリオ的な大福帳の作成者は,早稲田大学人間科学学術院の向後千春先生です.この方が,ホームページで公開されている大福帳を参考にこの授業の大福帳を作成したので,名前もそのまま使わせてもらいました.元々は,織田揮準という先生が考案されたそうです.成績や出席の記録を「閻魔帳」と言ったりするので,その逆ということで「大福帳」となったようです.
「大福帳 授業」でGoogle検索をすると,この先生のサイトが出てくるとおもいます.
参考URL :大福帳テンプレート
https://kogolab.wordpress.com/授業のデザイン/大福帳/大福帳テンプレート/
「大福帳」の使い方 (PDF)
http://kogolab.chillout.jp/jugyo/daifukucho-intro.pdf
勉強の仕方
教科書やノートや出された課題を単純に暗記するというだけでは,テストでは点はとれません.授業中の板書は,授業中の説明のために特化していますから,教科書や資料集なども合わせて,自分なりのオリジナル自学自習ノートを作成することが必要だと思います.任意課題では,このような自主的な勉強の成果を評価するために設定します.
参考になる図書(高校の倫理用の学習参考書を利用するとよいと思います)
貫成人『図説・標準 哲学史』新書館.2008年 ISBN 9784403250934
葦名次夫 他 『MY BEST よくわかる倫理』学習研究社. 2013年 ISBN9784053036827
昼神洋史・新田裕之 『マーク式 基礎問題集 倫理』四訂版 2012年 ISBN9784777212507
倫理用語問題研究会『山川一問一答倫理』山川出版社 2015 ISBN9784634052048
注意点:
【成績の配分】
4回の100点満点のテストを勘案して出した点数の80%と,課題点最大20点の合計100点満点で評価する.60点以上で単位取得となる.
課題は,大福帳と必須課題と任意課題の評価を合計して,最大で20点までとする.
【授業中の注意事項】
スマートフォン(携帯電話)など に関しては,必要に応じて許可する場合をのぞき,学校の規則に準じます.
授業中の私語は当然禁止です.授業で気になる点があって,となりの人と話したくなるときもあるかもしれませんが,私からは私語と区別がつかないことが多いです.ですので,不明な点があるときは,その場で質問して下さい.あなたがわからないことは,周囲のひともわかっていないかもしれないですから,その質問はみんなのためになります.
【blackboardの課題についての注意】
blackboardの課題は基本的に自動採点です.課題の解答を適切に提出していなかったために,採点されなかった場合は,0点として扱うことになります.blackboardの成績表のページで,自分の課題の提出や点数状況を確認できますから,確認してください.点数が表示されないなら,提出が上手くいっていません.やり直してください.
【授業の方針(ポリシー)】
特定の学生(たとえば成績不振者)に対して特別に課題をあたえるようなことはしません.課題を出す場合は,受講者すべてに対して出すようにしています.
提出が学生の意志に任されている場合に限らず,必須の課題であっても,提出を促したり,未提出の状況に対して忠告するようなこともしないです.その責任は学生が負うものであり,教員に促されて提出することは価値がないと考えています.また課題の評価には期限内に提出できることも含めています.わたしにしつこく急かされて提出するようでは,期限内に課題を提出する能力が身に付いていないと言わざるをえないですし,わたしが促してしまっては自発的に提出しようという能力が養われないと考えています.
逆に,提出が遅れたからといって,絶対に受け取らないということもあまりないです(blackboardでの期限付き課題などで受け取らない場合ももちろんあります).ただし,課題の評価は,期限内に提出できる能力も含めていますから,遅れたことに対する評価の低下はあります.
【再試験について】
再試験の試験範囲は前年度のシラバスに準じます.試験は5〜9月に実施予定.試験に関する詳細は掲示やメールで連絡するので,注意しておくこと.
【関連科目】 哲学、技術者倫理
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
倫理/哲学とは何か 授業の進め方と、倫理学と哲学の関係についての概要 |
授業に関する概要が理解できる 倫理学と哲学の関係を理解できる
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2週 |
哲学の形成 ソクラテス以前の哲学者たち【科学史】 |
ソクラテス以前の哲学者たちの名前とアルケー,思想概要が理解して相互に区別できる。
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3週 |
古代のギリシア ギリシアの政治体制とソフィスト【道徳理論】 |
前5世紀ごろのギリシア(アテネ)の政治状況を理解できる 「アレテー」という概念がわかる.ソフィストたちの考えるアレテーを答えることが出来る.
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4週 |
[ギリシアの哲学1] ソクラテスの思想とプラトンの哲学1【科学史・道徳理論】 |
ソクラテスの裁判のついての概要を説明できる. 「魂の配慮」と「徳」の関係を説明できる. イデア論と想起説の関係を説明できる.
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5週 |
[ギリシャの哲学2] プラトンの哲学2【道徳理論】 |
魂の三区分と国家の三区分の関係を説明できる. 四元徳とプラトンの国家論の関係を説明できる.
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6週 |
[ギリシャの哲学3] アリストテレスの自然学と形而上学【科学史】 |
質料と形相について説明できる. 四原因説を例をもちいて説明できる.
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7週 |
[ギリシアの哲学4] アリストテレスの倫理学【道徳理論】 |
アリストテレスの徳の種類と中庸について説明できる アリストテレスの魂の区分と幸福の関係を理解できる. アリストテレスの正義の種類を区別できる.
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8週 |
中間試験 |
中間試験前までの範囲で試験を行う。
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2ndQ |
9週 |
[ギリシャの哲学5:ヘレニズム時代の思想] ストア派,エピクロス派,懐疑派を学ぶ.【道徳理論】 |
ヘレニズムの各学派の特徴を理解する アタラクシアとアパテイアを区別できる.
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10週 |
[ギリシャの哲学6:ヘレニズム時代の思想と科学] ヘレニズムの思想の続き.新プラトン主義の思想と科学について学ぶ.【科学史】 |
古代の天文学の基本的な考え方を理解できる.
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11週 |
キリスト教1 ユダヤ教とイエスの教えを中心にキリスト教の成り立ちを学ぶ【道徳理論】 |
ユダヤ教の簡単な概要を理解できる. イエスの教え(三つの愛)について説明できる.
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12週 |
キリスト教2 キリスト教の展開とアウグスティヌスら教父の哲学を学ぶ【科学史・道徳理論】 |
パウロの思想(信仰義認説等)を理解できる.イエスの教えと区別できる. ペラギウス論争の概要を理解できる.
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13週 |
イスラームと12世紀ルネサンス 【科学史・道徳理論】 |
イスラームの成り立ちや仕組み・信条などを理解する. イスラームの科学がヨーロッパにどのような影響を及ぼしたのかを理解する.
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14週 |
インドの哲学と初期仏教 【科学史・道徳理論】 |
バラモン教の基本的考えとヴァルナ制を理解できる。 ゴータマの教えについて理解できる。
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15週 |
期末試験 |
前期の範囲から出題する 目標:最低60点以上とることができる.
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16週 |
答案返却など |
試験の解答と解説を行う
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後期 |
3rdQ |
1週 |
宗教改革 ルターとカルヴァン【科学史・道徳理論】 |
ルネサンス期以前と以後の違いを理解する. ルターとカルヴァンの思想の類似点と相違点を把握することができる.
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2週 |
科学革命 科学革命期の科学者たち【科学史】 |
天文学における天動説から地動説への変革において,各科学者が成し遂げたことを区別する. 天動説から地動説への変革によって,学説そのもの以外に何が変化したのかを指摘できる.
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3週 |
科学の方法論とイギリス経験論 科学の方法論とフランシス・ベーコン【科学史】 |
演繹と帰納の特徴を把握し,仮説演繹法について理解する. 妥当な演繹かどうかを判別することができる. 四つのイドラを相互に区別できる.
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4週 |
合理論 デカルトと合理論【科学史】 |
方法的懐疑と心身二元論について理解できる.
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5週 |
合理論と経験論 合理論の哲学者たちと経験論の哲学者たち【科学史】 |
デカルトの二元論と,他の合理論の哲学者の思想の違いを区別できる. ロックの「知覚論」を理解する.
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6週 |
経験論 合理論の哲学者たちと経験論の哲学者たち【科学史】 |
ロック以降の経験論における「知覚論」を理解する.
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7週 |
イギリスの社会契約論 ホッブズとロックの社会契約論の差異【道徳理論】 |
社会契約説に関する諸概念を把握する. ホッブズとロックの思想の違いを区別できる.
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8週 |
中間試験 |
後期の7週目までの内容で試験を実施する
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4thQ |
9週 |
啓蒙思想とルソー 啓蒙思想について学ぶ【道徳理論】 |
「啓蒙」概念を理解できる. ルソーの自由概念を説明できる.
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10週 |
カント カントの超越論的観念論(認識論)の部分を学ぶ【科学史】 |
カントの理性批判における「批判」の意味を理解する. 理論理性の限界とはどういうことが説明できる.
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11週 |
カント2 カントの道徳哲学について学ぶ【道徳理論】 |
カントの自由概念を説明できる. 自律,尊重,定言命法などの諸概念を理解できる.
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12週 |
アダム・スミス,功利主義1 アダム・スミスとベンサムの功利主義【道徳理論】 |
スミスの自由放任と経済についての思想を把握する. ベンサムの功利主義の四つのポイントとサンクションを把握する.
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13週 |
功利主義2 ミルの功利主義と消極的自由について【道徳理論】 |
ミルの功利主義とベンサムの違いを指摘できる. 消極的自由の条件を理解し,例を示すことができる.
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14週 |
現代の正義論 アメリカの正義論として,ロールズ(自由主義:リベラリズム)とノージック(自由至上主義:リバタリアニズム)を学ぶ【道徳理論】 |
自由主義と自由至上主義の自由についての考え方の違いを区別できる.
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15週 |
期末試験 |
これまでの1年間の内容から出題する
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16週 |
答案返却など |
試験の解答と解説を行う。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 1 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 3 | |
データ型の概念を説明できる。 | 3 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 3 | |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 3 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 1 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 2 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 2 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 3 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 1 | |
計算機工学 | 整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | |
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 3 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 3 | |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 2 | |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 2 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 3 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 3 | |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 2 | |