Course Objectives
1.レポートが書けるようになる
2. 哲学・倫理学に関わる知識・理論・原則を理解し、文章に適用して記述することができる。
3. 論証を中心に、文章を論理的に分析・評価することができるようになる。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
レポート作成能力 | 引用の規則を守り,適切なレポートが作成できるだけでなく,複数の引用スタイルでの記述ができる. | 引用の規則を守り,間違いのない引用や,適切な体裁のレポートを作成できる | 引用の規則を守れない.あるいは,レポートのレベルが著しく低い |
哲学・倫理学の知識 | 学・倫理学に関わる知識・理論・原則を答え,記述するだけでなく,その原則を具体的な事例に適用することができる. | 学・倫理学に関わる知識・理論・原則を答えることができる.および,その理論などを引用に頼らずに記述することができる. | 学・倫理学に関わる知識・理論・原則を答えることができない.および,その理論などを説明するために,引用や他人の説明に依拠することしかできない. |
論証の分析・評価 | 内容によらず,様々な文章を論理的に分析・評価することができる. | 論証を中心に、馴染みがないが短い文章あるいは,なじみがあるが長いを論理的に分析・評価することができるようになる。 | 論証を中心に、文章を論理的に分析・評価することができない. |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
哲学・倫理学における思考方法・推論の方法を身に付け、その方法を用いて自分で社会における諸問題について議論を形成し文章にすることができるようになることで市民社会において必要な基礎的能力を身に付ける。
Style:
教科書を用いながら講義を行う。授業中のプリントによる回答などがある。また、グループで討議することがある。
Notice:
blackboardなどを利用するので,使い方を把握しておくこと.
【関連科目】 倫理、技術者倫理
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
オリエンテーション、論証について |
授業の進め方と、論証の見分け方
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2nd |
道徳論証を見分ける |
論証と論証でないものを見分けることができる 論証と道徳論証を見分けることができる
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3rd |
論証の構造 接続表現を判別する |
結合論証と合流論証を区別することで,論証の構造を把握できる. 文章において論理的に適切な接続表現を選ぶことができる 複数の主張の中から中心的主張(結論)を取り出すことができる
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4th |
道徳論証を分析する1 |
暗黙の前提を理解できる. 分析の手順に従って、道徳論証を分析できる
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5th |
道徳論証を分析する1 |
分析の手順に従って、道徳論証を分析できる
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6th |
道徳推論を評価する1 |
道徳推論の評価についての概要を理解する. 推論における誤謬を理解する.
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7th |
道徳推論を評価する2 |
推論における誤謬を理解する. 実際に,論証を分析・評価してみる.
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8th |
道徳推論を評価する3 |
実際に,論証を分析・評価してみる. 分析に必要な要約を練習する
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2nd Quarter |
9th |
道徳推論を評価する4 |
長い文章の分析と評価を,グループに分かれて実施する.
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10th |
道徳推論を評価する5(人工妊娠中絶) |
人工妊娠中絶の概説と,それを踏まえてトムソンの文章をグループで分析・評価する.
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11th |
原則の評価と概念の明確化 |
グループで話し合って、権利概念の明確化に挑戦する
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12th |
道徳原則と道徳理論1 |
権利概念の開設と,功利主義について
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13th |
妥当な演繹推論と論証の評価 |
妥当な演繹推論の考察を通じて,論証の評価との関係を把握する.
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14th |
これまでの復習 |
ここまでの内容について,自分たちで問題を作り合い,それを解くことができる.
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15th |
期末試験 |
これまでの内容から出題する
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16th |
答案返却など |
試験の解答と解説を行う
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2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
レポートを評価する1 |
夏休みの宿題を自分たちで評価する。文献の引用の方法を学ぶ
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2nd |
道徳原則と道徳理論2 |
義務論および徳倫理学の概要を理解できるようになる.
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3rd |
道徳原則と道徳理論3 |
自由至上主義とタバコの自由について
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4th |
ロールズの自由主義 |
ロールズのリベラリズムについて学ぶ
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5th |
公平性と感情 |
感情と公平性のバランスについて考える
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6th |
意思決定1 |
最適化戦略に基づいた意思決定を理解できる
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7th |
意思決定2 |
最適化戦略に基づいた意思決定を、グループで話し合って実施する。
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8th |
動物の倫理と功利主義1 |
教科書の情報に基づいて、功利主義者として適切な動物の倫理を導き出す。
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4th Quarter |
9th |
動物の倫理と功利主義2 |
功利主義と他の道徳理論との特徴の差異を明らかにする
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10th |
相対主義 |
相対主義の問題点と利点について、文化相対主義を中心に考える
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11th |
レポートを再度評価する |
引用の仕方も含めて、再度レポートを評価する
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12th |
選挙のパラドクス |
選挙の意義を考えるために、投票によって生じるパラドクスを学ぶ
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13th |
日本国憲法を読む1 |
日本国憲法とその改正案を比較する.
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14th |
日本国憲法を読む2 |
日本国憲法の改正についての意見を分析・評価する
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15th |
期末試験 |
後期の内容を中心に、1年を通しての内容を問う。
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16th |
答案返却など |
試験の解答と解説を行う
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | レポート | 相互評価 | 課題 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 30 | 45 | 0 | 20 | 0 | 5 | 100 |
レポート作成能力 | 0 | 20 | 5 | 10 | 0 | 5 | 35 |
哲学・倫理学の知識等 | 15 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
論証の分析・評価 | 15 | 10 | 5 | 10 | 0 | 0 | 35 |