国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『論理国語』(大修館書店)、『文学国語』(三省堂)
副教材:『プレミアムカラー 国語便覧』(数研出版),『書いて覚えて実践する 高校生の語彙と漢字 ゴイカン』(桐原書店)
その他:国語辞典(出版社は問わない。電子辞書も可)
担当教員 金 桂英,髙槻 侑吾

到達目標

①論理的な文章(評論)の構成や展開を理解し、筆者の考えに対する自分の意見を分かりやすく述べることができる。
②文学的な文章(小説)を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
③文章中(評論・小説)に使用されている語句の意味を正しく理解し、作品を読むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章(評論)の構成や展開を的確に理解し、筆者の考えに対する自分の意見を分かりやすく述べることができる。論理的な文章(評論)の構成や展開を理解し、筆者の考えに対する自分の意見を述べることができる。論理的な文章(評論)の構成や展開についてキーワード等の補助がなければ理解できない。また、筆者の考えに対する自分の意見を述べることができない。
評価項目2文学的な文章(小説)を表現に即して的確に読み取り、自分の意見を分かりやすく述べることができる。文学的な文章(小説)を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。文学的な文章(小説)を読み、大まかな内容しか理解できない。また、自分の意見を述べることができない。
評価項目3文章中(評論・小説)に使用されている語句の意味を正しく理解し、文章の構成や展開を意識して作品を読むことができる。文章中(評論・小説)に使用されている語句の意味を正しく理解し、作品を読むことができる。文章中(評論・小説)に使用されている語句の意味を正しく理解し、作品を読むことができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では、1年次の内容を基礎として、より深い作品理解と、それを通して多様な視点を身につけていくことを目標とする。また、日本語運用能力を高めるため、漢字テストを定期的に実施する。国語は理科系科目も含めすべての教科の基礎であるため、積極的に授業に取り組むこと。
授業の進め方・方法:
本授業では、1年次の内容を基礎として、より深い作品理解と、それを通して多様な視点を身につけていくことを目標とする。また、日本語運用能力を高めるため、漢字テストを定期的に実施する。国語は理科系科目も含めすべての教科の基礎であるため、積極的に授業に取り組むこと。
注意点:
【成績評価方法】
①定期試験:30%
②期末レポート:30%
③漢字確認テスト:10%
④小課題(ワークシート等):30%

【準備物】
教科書、A4版クリアファイル(配布物、小テスト等を保管するため)

【授業担当教員とのコミュニケーション方法】
リアクションペーパー、Teamsチャット、学内メール等

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
導入授業
シラバスに記された内容について理解できる。
評論の読解の基本を理解する。
2週 コミュニティから見た日本①
本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
・漢字確認テスト1
3週 コミュニティから見た日本②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
4週 コミュニティから見た日本③
全体の構造を理解し、説明することができる。
・漢字確認テスト2
5週 敬語への自覚、他者への自覚①
本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
6週 敬語への自覚、他者への自覚②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
・漢字確認テスト3
7週 敬語への自覚、他者への自覚③
全体の構造を理解し、説明することができる。
8週 前期中間試験
1~7週までの到達目標に対する達成度を確認する。
2ndQ
9週 前期中間試験の解説
藤野先生①
前期中間試験を振り返り、不正解だった箇所の正答を把握することができる。
本文中の語句について正しく理解できる。
10週 藤野先生②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
・漢字確認テスト4
11週 藤野先生③
全体の内容を理解し、説明することができる。
12週 旅する本①
本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
・漢字確認テスト5
13週 旅する本②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
14週 旅する本③
全体の構造を理解し、説明することができる。
15週 レポートの書き方
レポートの書き方を理解し、実践することができる。
16週 前期のまとめと振り返り

前期の学びを振り返り、自分の目標到達度と課題を把握し、後期の目標と計画を立てることができる。
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス
導入授業
シラバスに記された内容について理解できる。
2週 心に「海」を持って①
本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
・漢字確認テスト6
3週 心に「海」を持って②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
4週 心に「海」を持って③ 全体の構造を理解し、説明することができる。
・漢字確認テスト7
5週 贈り物としてのノブレス・オブリージュ①
本文中の語句について正しく理解できる。対応する文中の各部分を正確にとらえる。
6週 贈り物としてのノブレス・オブリージュ②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
・漢字確認テスト8
7週 贈り物としてのノブレス・オブリージュ③
全体の構造を理解し、説明することができる。
8週 後期中間試験
1~7週までの到達目標に対する達成度を確認する。
4thQ
9週 後期中間試験の解説
ネットワーク上のコミュニケーション①
後期中間試験を振り返り、不正解だった箇所の正答を把握することができる。
本文中の語句について正しく理解できる。
10週 ネットワーク上のコミュニケーション②
文章を読んで、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
・漢字確認テスト9
11週 ネットワーク上のコミュニケーション③
全体の構造を理解し、説明することができる。
12週 「である」ことと「する」こと①
長文の評論を読解するために、本文をいくつかのまとまりに分割し、各まとまりについて正しく理解し、構造をつかむことができる。
・漢字確認テスト10
13週 「である」ことと「する」こと②
各まとまりについて整理した内容から、全体の構造を理解することができる。
14週 「である」ことと「する」こと③
読み取った全体の構造に従って、文章を整理できる。
15週 「である」ことと「する」こと④
整理したものをもとに指定の字数で要約できる。
16週 1年間のまとめと振り返り

1年間の学びを振り返り、自分の目標到達度と課題を把握し、次年度の目標と計画を立てることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

定期試験期末レポート漢字確認テスト小課題(ワークシート等)合計
総合評価割合30301030100
基礎的能力30301030100