到達目標
確率とは何かが分かること、平均や分散の意味を理解すること、確率変数、確率分布の意味を理解し、確率を伴う事象を確率分布に表すこと、以上を到達目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
確率とは | 確率とは何かについて詳しく分かる。 | 確率とは何かが分かる。 | 確率とは何かが分からない。 |
平均と分散 | 平均・分散の応用的な問題が解ける。 | 平均・分散の基本的な問題が解ける。 | 平均・分散の基本的な問題が解けない。 |
確率分布 | 確率を伴う事象を確率分布に表現できる。 | 確率変数・確率分布に関する基本的な問題が解ける。 | 確率変数・確率分布に関する基本的な問題が解けない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
まず確率の定義・概念を学び、確率に関する定理を理解する。次に統計学の基礎となるデータ処理の手法について理解する。また、さまざまな確率を伴う事象について確率変数の概念や種々の確率分布の特性を理解する。
授業の進め方・方法:
教科書に即した座学中心であるが、適宜演習を行う。学習シートは演習で代用する。演習では電卓を利用することがあるので、準備のこと。
注意点:
最終成績=(中間試験+期末試験)÷2
【関連科目】 本科:集合と論理(2年)、統計学(5年)、情報通信工学(4年)、情報理論(4年)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
度数分布表 |
度数分布表とヒストグラム,連続型変量と離散型変量について学ぶ。
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2週 |
代表値 |
平均値とその性質およびメディアンとモードについて学ぶ。
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3週 |
分散と標準偏差 |
散布度であるレンジ、分散および標準偏差について学び、分散の計算方法や分散と標準偏差の性質についても学ぶ.
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4週 |
相関 |
2つの変量の間の関係としての相関図、共分散、相関係数について学ぶ。
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5週 |
回帰直線 |
回帰直線の概念とその求め方について学ぶ。
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6週 |
試行と事象および確率の意味 |
確率を学ぶにあたって必要な概念である試行と事象について学んだ後、確率の定義について学ぶ。
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7週 |
確率の性質と計算 |
確率性質と計算および反復試行について学ぶ。
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8週 |
条件付き確率とベイズの定理 |
条件付き確率、乗法定理、事象の独立、ベイズの定理について学ぶ。
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
前回までに学んだ項目に関する理解度を確認する。詳細な範囲は試験前に通知する。
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10週 |
確率変数と確率分布 |
確率変数、確率分布、確率密度関数の概念を学ぶ。
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11週 |
確率変数の平均と分散 |
確率分布における平均と分散の概念を学ぶ。また定義に従って平均と分散を算出する方法を学ぶ。
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12週 |
二項分布とポアソン分布 |
二項分布、ポアソン分布について、定義および平均と分散について学ぶ。
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13週 |
正規分布 |
正規分布の概念とその具体的な確率算出法について演習も通じて学ぶ。
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14週 |
二項分布と正規分布および演習 |
二項分布と正規分布の関係について学び、中間試験以降に習得した内容に関する演習を行う。
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15週 |
期末試験 |
中間試験以降に学んだ項目に関する理解度を確認する。詳細な範囲は試験前に通知する。
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16週 |
答案返却など |
試験の解説を行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 3 | 前2 |
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。 | 3 | 前3 |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 3 | 前6,前10 |
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。 | 2 | 前14 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |