Electric Circuits

Course Information

College Tokuyama College Year 2018
Course Title Electric Circuits
Course Code 0063 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 2nd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 柴田尚志「電気回路I」コロナ社 、必要に応じて資料を配布する
Instructor Momota Masahiro,Murotani Hideaki

Course Objectives

1. 抵抗R、コイルL、コンデンサCの各素子における電圧と電流の関係を理解し、正弦波交流回路の計算ができる。
2. 瞬時値、フェーザ、複素数表示を理解し、正弦波交流回路の計算ができる。
3. 交流電力と力率を理解し、計算することができる。
4. エネルギーの消費と地球環境について説明でき、現用発電方式と再生可能エネルギーについて説明できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1抵抗R、コイルL、コンデンサCの各素子における電圧と電流の関係を説明でき、応用レベルの問題を解くことができる。抵抗R、コイルL、コンデンサCの各素子における電圧と電流の関係を説明でき、公式をあてはめる基礎的な問題を解くことができる。抵抗R、コイルL、コンデンサCの各素子における電圧と電流の関係を説明できない。
評価項目2瞬時値、フェーザ、複素数表示を説明でき、応用レベルの問題を解くことができる。瞬時値、フェーザ、複素数表示を説明でき、公式をあてはめる基礎的な問題を解くことができる。瞬時値、フェーザ、複素数表示を説明できない。
評価項目3 交流電力と力率を説明でき、応用レベルの問題を解くことができる。 交流電力と力率を説明でき、公式をあてはめる基礎的な問題を解くことができる。 交流電力と力率を説明できない。
評価項目4エネルギーの消費と地球環境について正しく説明でき、また現用発電方式と再生可能エネルギーについて正しく概要を説明できる。エネルギーの消費と地球環境について、または現用発電方式と再生可能エネルギーについて概要を説明できる。エネルギーの消費と地球環境について説明できない。また現用発電方式と再生可能エネルギーについて概要を説明でない。

Assigned Department Objectives

到達目標 A 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
交流回路の解析に必要な基礎的事項を理解する。特に抵抗、コイル、コンデンサの定性的な電気現象を理解する。また、交流電圧、交流電流の基本的概念と交流回路の動作を理解する。さらに、エネルギーの消費と地球環境について理解し、現用発電方式と再生可能エネルギーについても理解する。
Style:
 座学の講義が主体であるが、随時簡単な実験や演習問題を解く機会を設ける。家での復習がなされていることを前提に講義を進める。適宜、レポート等により理解度を確認する。
Notice:
授業の進み具合によって計画が多少前後する。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 電気回路について 電気回路を用いた家電製品には、どのようなものがあるか紹介できる。
2nd 回路素子の基本的性質 電圧と電流の関係および直列・並列接続について説明できる。
3rd オームの法則 直流回路において、オームの法則を使って行う計算について説明できる。
4th 抵抗の直並列接続 直流回路において、抵抗が直列または並列接続された回路計算ができる。
5th キルヒホッフの法則 直流回路において、第1法則、第2法則を理解し、回路計算ができる。
6th 演習 実験を行うことで各法則を確認し、説明できる。
7th 正弦波交流 正弦波交流を三角関数を使って表すことができる。
8th 前期中間試験 指定した範囲で、理解度が確認できる。
2nd Quarter
9th 平均値と実効値 瞬時値、最大値、p-p値、平均値、実効値等が説明できる。
10th 抵抗の作用 抵抗と交流電圧、交流電流の関係について説明できる。
11th コイルの作用 コイルと交流電圧、交流電流の関係について説明できる。
12th コンデンサの作用 コンデンサと交流電圧、交流電流の関係について説明できる。
13th 演習 実験でいろいろな波形を観測した後、理論値との関連について理解し、説明できる。
14th 演習 中間試験以降に学習したことの演習問題を解くことで、理解度を確認できる。
15th 前期末試験 指定した範囲で、理解度が確認できる。
16th 答案返却など 前期末試験の解答と解説から、再確認と修正ができる。
2nd Semester
3rd Quarter
1st 瞬時値を用いた回路計算(1) 並列回路での、交流電流、電圧の大きさと位相、共振について説明できる。
2nd 瞬時値を用いた回路計算(2) 直列回路での、交流電流、電圧の大きさと位相、共振について説明できる。
3rd 瞬時値を用いた回路計算(3) 並列・直列回路での、交流電流、電圧の大きさと位相、共振について説明できる。
4th 演習 位相差と共振について観測し、説明できる。
5th フェーザを用いた回路計算 並列・直列回路での、交流電流、電圧の大きさと位相について説明できる。
6th 複素数を用いた回路計算 並列・直列回路での、交流電流、電圧の大きさと位相について説明できる。
7th 演習 前期末試験以降に学習したことの演習問題を解くことで、理解度を確認できる。
8th 後期中間試験 指定した範囲で、理解度を確認できる。
4th Quarter
9th 交流電力(1) 交流電力(有効電力、無効電力、皮相電力、力率)について説明できる。
10th 交流電力(2) エネルギーの消費と地球環境についての概要を説明できる。
11th 交流電力(3) 現用(水力、火力、原子力)発電方式による発電についての概要を説明できる。
12th 交流電力(4) 再生可能エネルギーによる発電についての概要を説明できる。
13th 演習 本年度学んだ内容すべてに関連する演習問題を解くことで、理解度を確認できる。
14th 演習 本年度学んだ内容すべてに関連する演習問題を解くことで、理解度を確認できる。
15th 後期末試験 指定した範囲で、理解度を確認できる。
16th 答案返却など 前期末試験の解答と解説から、再確認と修正ができる。

Evaluation Method and Weight (%)

試験レポート等Total
Subtotal9010100
基礎的能力301040
専門的能力60060
分野横断的能力000