Electromagnetism

Course Information

College Tokuyama College Year 2022
Course Title Electromagnetism
Course Code 0070 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 4th
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 山口 昌一郎 著 「基礎電磁気学 改訂版」 電気学会
Instructor Sugimura Atsuhiko

Course Objectives

電荷と電磁場の相互作用として電磁気現象を理解し、それらを応用する機器を設計するための基礎知識を身につける。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目電荷と電磁場の相互作用として電磁気現象を十分に理解し、様々な問題に解答できる。電荷と電磁場の相互作用として電磁気現象を理解し、様々な問題に解答できる。電荷と電磁場の相互作用として電磁気現象を理解できない。

Assigned Department Objectives

到達目標 A 1 See Hide
JABEE d-1 See Hide

Teaching Method

Outline:
電界や磁界に関わる諸現象を、物理的数学的にとらえることによりその本質を理解する。電磁気学は交流理論と並ぶ電気系の重要な科目であり、その内容は確立されている。モータの原理をはじめとし、身の回りの現象の多くは電磁的現象として理解できる。
Style:
教科書を用いた講義を中心に授業を進める。数学的な記法を多く用いるため、微分や積分、およびベクトル解析などの数学的基礎を必要とする。また、適宜、問題演習も行う。
Notice:
授業内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st オリエンテーション
電荷と力
講義の概要説明。
クーロンの法則と電界の定義
2nd 電界
スカラとベクトル
複数個の点電荷による電界について理解する。
ベクトルの和と差、および内積や外積について理解する。
3rd ベクトル関数の微分 ベクトル関数の微分(導関数)、位置ベクトル(動径ベクトル)、微分演算子について理解する。
4th ベクトル関数の積分
電気力線と電界の強さ
線積分、周回積分、面積分、体積分について理解する。
電気力線の密度と電界の強さについて理解する。
5th ガウスの法則(積分形) 電束と電束密度、ガウスの法則(積分形)について理解する。立体角についても理解する。
6th ガウスの法則(微分形) ベクトル界の発散とガウスの法則(微分形)について理解する。
7th 各座標系 直角座標系・円筒座標系・球座標系における座標・ベクトル成分・基本ベクトルや線分要素・面積要素・体積要素について理解する。
8th 電位 電位の定義と電位差について理解する。
2nd Quarter
9th 中間試験 電荷と電界、電位に関する理解度を確認する。
10th 電位の勾配 前期中間試験の解答と解説。
電位の勾配と電界の強さの関係や電気力線と等電位面の関係について理解する。
11th ベクトルの回転とストークスの定理 ベクトルの回転とストークスの定理について理解する。
静電界の保存性(積分形)と、静電界のラプラスとポアソンの方程式について理解する。
12th 電界(1) 電気双極子、一様に帯電した球の電界や電位について理解する。
13th 電界(2) 表面に一様に帯電した球、一様に帯電した無限円筒、一様に帯電した無限平面による電界や電位について理解する。
14th 電界(3)
静電容量(1)
各電界に関する演習を行う。
導体の電荷分布と電界について理解する。
15th 期末試験 電界、静電容量に関する理解度を確認する。
16th 答案返却など 前期末試験の解答と解説。
2nd Semester
3rd Quarter
1st 静電容量(2) 導体表面に働く力や、球、同心球間、平行平板間、平行導線間の静電容量について理解する。
2nd 静電容量(3) 電位係数と容量係数や、静電遮へいについて理解する。
3rd 電気影像法 電気影像法、コンデンサの接続、静電容量に蓄えられるエネルギー、電界に蓄えられるエネルギー密度を理解する。
4th 静電容量(4)
誘電体(1)
静電容量に関する演習を行う。
誘電体の分極について理解する。
5th 誘電体(2) 誘電体中の電界や電束密度について理解する。
6th 誘電体(3) 誘電体中の電荷間に働く電気力や2種類の誘電体の境界面におけるDとEについて理解する。
7th 誘電体(4)
電流と抵抗
誘電体中に蓄えられるエネルギーや誘電体を満たした平行平板コンデンサの電極間に働く力について理解する。
電流と抵抗について理解する。
8th 中間試験 静電容量や誘電体に関する理解度を確認する。
4th Quarter
9th 磁界(1) 後期中間試験の解答と解説。
磁気現象、アンペアの右ねじの法則、ビオ・サバールの法則について理解する。
10th 磁界(2) 無限長線状電流による磁界や、円形電流による磁界について理解する。
11th 磁界(3) 無限長ソレノイドの磁界やアンペア周回積分の法則(積分形)、静磁界ベクトルの回転の式(微分形)について理解する。
12th 磁界(4) 磁界のスカラ・ポテンシャルとベクトル・ポテンシャルについて理解する。
13th 磁界(5) 磁界中の電流の受ける力や平等磁界中におかれた長方形コイルに働く力、平行導線の電流間に働く電磁力と電流の単位、ホール効果や電磁力による仕事について理解する。
14th 電磁誘導 ファラデーの法則、交流の発生、磁界中を運動する導体に生じる起電力、電気・機械エネルギー変換、渦電流について理解する。
15th 期末試験 磁界や電磁誘導に関する理解度を確認する。
16th 答案返却など 後期末試験の解答と解説を行う。

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal80000020100
基礎的能力80000020100