Computer Engineering Laboratory

Course Information

College Tokuyama College Year 2022
Course Title Computer Engineering Laboratory
Course Code 0088 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Experiment Credits Academic Credit: 4
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 4th
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 授業中に資料を配布する(コンピュータシステム実験指導書)
Instructor Nitta Takayuki,Yanagisawa Hideaki

Course Objectives

ハードウエアとソフトウエアの関連を的確に理解し、実装上のトレードオフを考えることができるようになる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
応用的な課題にも取り組むことができる。指定された課題の実験が完了している。指定された実験が完了できない。
実験のレポート内容が整っており、すべて提出されている。実験のレポートを全て提出している。実験のレポートを提出できない。
内容が伴っており、学生が発表を聞いても、わかりやすく発表となっている。一通りの指定された発表ができている。発表を行えない、指定された事項を発表していない。

Assigned Department Objectives

到達目標 B 1 See Hide
JABEE d-2 See Hide

Teaching Method

Outline:
半期単位の大実験方式で、もの作りを通してコンピュータシステムの動きを体得させる。後期実験については、実験で利用するボードマイコンを変更する可能性があり、システム変更については、後期のガイダンスで説明する。
Style:
前期:実験のはじめに設計方法の解説を行い、実装できた時点で動作確認する。
後期:各テーマの前半は十分な講義を行い、実現に必要な技術を解説する。テーマの中盤は各自が実現方法を考えシステムの設計を行う。
Notice:
各回の実験は240分で行う。ただし、時間割で実施日の最終時間に割り振りができなかった場合は、別に授業を行い時間を確保する。
自学自習については、知識を積み上げる方式で行うため、実験が完了しない者は、時間外に完了させ、次回の授業までに追いつく必要がある。また、課題の検討やレポートの作成のために、予習・復習を要する。
【関連科目】 電子工学実験(3年)、情報システム実験(5年)
【評価法】 学年末評価=(前期評価+後期評価)/2
前期評価=テーマ実験(動作確認・レポート;60点)+プロセッサの設計(デモ・レポート;40点)
後期評価=発表評価点(25点満点)+作品提出点(25点満点)+作品評価点(50点満点)

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス 前期の実験内容について、ガイダンスをする。
2nd FPGAとVHDLによる回路設計 FPGAの仕組みについて解説し、VHDLを使用したFPGAの回路設計の概要を講義する。
3rd VHDLの記述 VHDLの基本的な記述方法について講義する。
4th 開発システムの使用方法 開発システムの使用方法を講義した後、実際に簡単なVHDL記述から回路を作成する演習を行う。
5th 回路設計(1) マルチプレクサ、デコーダ、エンコーダを実装する。
6th 回路設計(2) 各種のカウンタを実装する。
7th 回路設計(3) 各種のカウンタをモジュールとして実装する。
8th 回路設計(4) 60秒時計を実装する。
2nd Quarter
9th 回路設計(5) ALUを実装する。
10th 回路設計(6) ステートマシンを実装する。
11th プロセッサの設計(1) プロセッサの仕様にもとづいて回路構成図、評価プログラムを作成する。
12th プロセッサの設計(2) 命令フェッチサイクルを実装する。
13th プロセッサの設計(3) 命令実行サイクルを設計し、基本機能を持ったプロセッサを実装する。
14th プロセッサの設計(4) 命令と機能を追加したプロセッサを実装する。
15th (期末試験) この科目は、期末試験を実施しない。但し,対面授業が困難などの支障があった時は,補講等をこの週に実施する可能性がある。
16th 発表会 実装したプロセッサのデモを行う。
2nd Semester
3rd Quarter
1st ガイダンス 後期の実験で作成するデジタル時計と、時計の核になるH8マイコンを紹介する。
2nd マイコンの動作を知る クロス開発環境について学習した後、ランプを点滅させる例題プログラムを活用する。
3rd マイコン内蔵デバイスを使う タイマを用いた割込プログラミングを体得する。
4th 実行するための技術的な背景(導入,メモリ関連) 計算機資源(リソース)についての初歩を学ぶ。リンカやライブラリの動作を体得する。
5th 実行するための技術的な背景(メモリ関連) リンカやライブラリの動作を体得する。
6th ライブラリの利用 他者が作成したLCDの駆動プログラムについて,利用者として使用してみる。
7th ハードウェアの利用 マトリクスLEDを駆動するプログラムをテンプレートのプログラムを使って完成させる。
8th 実行するための技術的な背景(CPU時間) CPU時間について知り、リアルタイムとは何かを学修する。
4th Quarter
9th サポートルーチン(1) 教員が作成したサポートルーチンの機能を学習し、これを使用する簡単なプログラムを作成する。
10th サポートルーチン(2) 教員が作成したサポートルーチンを使用して、スピーカとLCDなどを制御してみる。その後、次回から作成するデジタル時計の仕様を決定する。
11th プログラム作成(1) 前回、自分が決めた仕様に従いプログラムを作成する。
12th プログラム作成(2) 同上
13th プログラム作成(3) 同上
14th 発表会準備 作成した時計プログラムについて発表の準備をする。
15th (期末試験) この科目は、期末試験を実施しない。但し,対面授業が困難などの支障があった時は,補講等をこの週に実施する可能性がある。
16th 発表会 作成した時計プログラムについて発表する。

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(レポート)Total
Subtotal03800062100
基礎的能力0000000
専門的能力03800062100
分野横断的能力0000000