Analog Electronic Circuits

Course Information

College Tokuyama College Year 2018
Course Title Analog Electronic Circuits
Course Code 0099 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:家村道雄『入門電子回路 アナログ編』(オーム社)   和泉勲 『ポイントマスター 電子回路トレーニングノート』(コロナ社)  参考図書:和泉勲 『わかりやすい電子回路』(コロナ社)
Instructor Yamada Takehito

Course Objectives

トランジスタ増幅回路の動作原理を理解し、等価回路などを利用して説明できること、また、各種電子回路の基本動作を理解し、説明できることを到達目標とする。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
トランジスタの増幅動作について基本問題が解ける。トランジスタの増幅動作について基本問題が解ける。トランジスタの増幅動作について基本問題が解けない。
トランジスタの等価回路を理解する。トランジスタの交流回路、等価回路が書ける。トランジスタの交流回路、等価回路が書けない。
等価回路を用いて増幅回路などの基本的な解析が出来る。等価回路を用いて増幅回路などの基本的な計算が出来る。等価回路を用いた増幅回路の計算が出来ない。

Assigned Department Objectives

到達目標 A 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
トランジスタ、ダイオードなどの電子素子を用いたアナログ電子回路の動作原理を理解する。これを基に各種電子回路の基本動作を理解し、基礎的な電子回路解析技術を習得することを目的とする。特に、電子素子を電気回路の等価回路で考えることで、電子回路が単純な電気回路として扱えることを理解し、これを基に実際の電子回路に適用できる基礎的な考え方を学ぶ。
Style:
座学の講義が主体であるが、自宅でトレーニングノートによる復習をしていることを前提として講義を進める。適宜小テストを実施し、理解度を確認する。
Notice:

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 基礎電気回路の復習、交流回路の復習 電気回路の基礎的事項の復習と電子回路で扱う単位系に関して復習。交流電気回路の基礎的事項の復習。
2nd 電子の性質、原子の構造、金属の電気的性質 電子の性質、原子の構造、金属の電気的性質について習得する。
3rd 半導体の性質 半導体の性質とp型、n型半導体について習得する。半導体のエネルギーバンド図を理解する。
4th ダイオード 接合ダイオードの基本原理を習得する。
5th ダイオードの整流作用とスイッチング作用 ダイオードの整流作用とスイッチング作用について習得する。
6th バイポーラトランジスタの働き
バイポーラトランジスタの構造と動作原理を習得する。
7th トランジスタの静特性 トランジスタの静特性とh定数の関係について習得する。
8th トランジスタの増幅作用 トランジスタの増幅作用と直流負荷線について習得する。
2nd Quarter
9th 中間試験 ダイオードおよびトランジスタの働き、静特性、増幅作用について演習課題、トレーニングノートからの類題を出題する。
10th 簡単な増幅回路
増幅のしくみと増幅回路の構成を習得する。
11th バイアス回路
バイアスの考え方と増幅について習得する。
12th 交流回路と直流回路 トランジスタ回路の直流回路(バイアス回路)と交流回路の考え方を習得する。
13th トランジスタ増幅回路の等価回路 h定数を用いたトランジスタの動作基本式と等価回路について習得する。
14th 増幅度とインピーダンス
増幅回路の増幅度と入出力インピーダンスについて習得する。
15th 前期末試験 等価回路、基本増幅回路について、演習課題、トレーニングノートからの類題を出題する。
16th 答案返却など 答案返却など
2nd Semester
3rd Quarter
1st 負帰還増幅回路(1) 帰還の原理を学び、負帰還増幅回路の構成、その利点などを習得する。
2nd 負帰還増幅回路(2) 負帰還増幅回路について回路例を通して習得する。
3rd エミッタホロワ増幅回路 コレクタ接地方式における増幅器の構成とその特性を習得する。
4th 電界効果トランジスタ(FET)の原理 電界効果トランジスタ(FET)の基本動作原理を習得する。
5th FETの静特性とバイアス MOS形FETの静特性とバイアスについて習得する。
6th FET増幅回路の動作解析 MOS形FET増幅回路の動作解析について習得する。
7th 発振回路の原理 発振の原理を帰還の原理を基に学ぶ。また、発振回路の構成要素の一つになる共振回路について習得する。
8th 中間試験 負帰還増幅回路、FET増幅回路、演算増幅器について、演習課題、トレーニングノートからの類題を出題する。
4th Quarter
9th LC発振回路 LC発振回路の構成と解析について習得する。
10th CR発振回路、水晶発振回路 CR発振回路、水晶発振回路の動作原理と回路構成について習得する。
11th 演算増幅器(1) オペアンプの動作原理と基本回路について習得する。
12th 演算増幅器(2) オペアンプを使用した加算器、積分器、微分器について習得する。
13th 振幅変調 振幅変調(AM)波の動作原理について習得する。
14th 周波数変調 周波数変調(FM)波の動作原理について習得する。
15th 期末試験 演算増幅器、発振回路、変復調について、演習課題、トレーニングノートからの類題を出題する。
16th 答案返却など 後期末試験の解答・解説を行う。

Evaluation Method and Weight (%)

試験レポートTotal
Subtotal9010100
基礎的能力20020
専門的能力601070
分野横断的能力10010