Digital Circuit

Course Information

College Tokuyama College Year 2018
Course Title Digital Circuit
Course Code 0100 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書 デジタルIC回路の基礎(技術評論社)
Instructor Nitta Takayuki

Course Objectives

論理関数、論理回路の基本を理解し、簡単な組合わせ論理回路、順序回路の設計ができることを目標とする。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
組み合わせ回路について、論理式、真理値表、回路図を相互に変換できる。組み合わせ回路について、論理式、真理値表、回路図の関係が理解できている。組み合わせ回路について、論理式、真理値表、回路図の関係が理解できていない。
順序回路について、簡単な回路について設計できる。順序回路について、基本的な素子の動作までは、理解できる。順序回路について、基本的な素子の動作を理解できない。

Assigned Department Objectives

到達目標 A 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
ディジタル回路の論理設計、アーキテクチャ設計を行う際に必要な、回路レベルの知識と設計技術、アナログとディジタル信号の違いや情報のディジタル符号化の意味を理解させる。具体的には、組み合わせ回路により論理関数が実現され、順序回路により有限状態機械が実現されることを理解させる。
Style:
座学を基本とし、適宜、演習を課す。
Notice:
定期試験によってだけで評価する。
【関連科目】 集合と論理(2年)、コンピュータ工学(2年)、電子工学実験(3年)、ディジタル回路応用(4年)、コンピュータアーキテクチャ(4年)、コンピュータシステム実験(4年)
【評価法】 最終評価点=(前期中間+前期末+後期中間+後期末)/4

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 前期ガイダンス ディジタルとは何であるのかのイメージを持つ。
2nd 基本論理(1) 2年次に学んだ「集合と論理」の復習を行う。
3rd 基本論理(2) ブール代数の基本的性質について復習する。
4th 組合わせ論理回路の構成法の基礎 加法標準形による論理回路の実現方法を学ぶ。
5th 論理式と論理回路 論理式と論理回路の相互変換について学ぶ。
6th 論理式の簡単化(1) ブール代数の基本的性質を用いた論理式の変形について学ぶ。
7th 論理式の簡単化(2) カルノー図を用いた論理式の簡単化の復習を行う。
8th 中間試験 基本論理、論理式の表現、論理式と論理回路の関係などに関する問題を出題する。
2nd Quarter
9th 組合わせ論理回路の構成法(1) AND、OR、NAND、NORを用いた回路の性質とその構成法について学ぶ。
10th 組合わせ論理回路の構成法(2) 前週の続き。
11th 組み合わせ論理回路の実例(1) 種々の論理機能を実現する組み合わせ論理回路について、その動作を学ぶ。
12th 組み合わせ論理回路の実例(2) 前週の続き(デコーダ、エンコーダ)
13th 組み合わせ論理回路の実例(3) 前週の続き(マルチプレクサ、デマルチプレクサ)
14th 組み合わせ論理回路の実例(4) 前週の続き(ROM、ALU)
15th 期末試験 半導体素子による論理回路の動作、組み合わせ論理回路の設計に関する問題を出題する。
16th 答案返却など 前期末試験の解説を行う。
2nd Semester
3rd Quarter
1st 後期ガイダンス 組み合わせ回路の復習と時間の概念に関しての確認を行う。
2nd 順序論理回路の概念 順序論理回路の基本概念と、組み合わせ回路との違いについて学ぶ。
3rd 順序論理機能の表現 与えられた順序論理機能を状態遷移図などを用いて表現する方法について学ぶ。
4th フリップフロップ回路(1) 状態記憶素子である種々のフリップフロップを取り上げて、その動作とその表現法について学ぶ。
5th フリップフロップ回路(2) 前週の続き。
6th フリップフロップ回路(3) 前週の続き。
7th 順序回路の解析の基礎 ごく小規模な順序回路について、解析することを通じて、学習できているかを確認する。
8th 中間試験 フリップフロップの動作、与えられた機能を実現する状態遷移表、順序回路の解析に関する問題を出題する。
4th Quarter
9th 順序回路の解析(1) 与えられた順序回路の機能を解析する方法について学ぶ。
10th 順序回路の解析(2) 種々の順序回路の解析を行う。
11th 順序回路の合成(1) 与えられた論理機能を順序回路で実現する方法について学ぶ。
12th 順序回路の合成(2) 実際の順序回路の設計演習を行う。
13th 順序回路の設計(カウンタ)(1) 同期式カウンタの設計法について学ぶ。非同期式カウンタの紹介を行う。
14th 順序回路の設計(カウンタ)(2) 非同期式、同期式カウンタの性質について触れる。
15th 期末試験 順序回路の合成法、カウンタの設計法に関する問題を出題する。
16th 答案返却など 学年末試験の解説を行う。

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000