Psychology

Course Information

College Tokuyama College Year 2022
Course Title Psychology
Course Code 0107 Course Category General / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 5th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書は定めない。適宜資料を配付するほか、参考書籍の紹介を行う。
Instructor Tokitsu Yuko,Kikuchi Yuma

Course Objectives

1.人間行動の背後にある、心理的メカニズムを考えられるようになる(心理学的な問題意識の獲得)
2.基礎的な心理現象について知る(心理学的知識を得る)
3.主体的な授業参加を通じて、学習項目への理解を深める

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 心理学に関する基礎知識の習得代表的な心理現象、重要概念など学習項目についての知識が内部で整理・体系化されており、それらを自分の言葉で的確に説明することができる。代表的な心理現象、重要概念について、大まかに理解ができており、当該項目の名称を答えたり、その内容を正しく説明する記述を選ぶことができる。代表的な心理現象、重要概念の名称や内容について知らない、理解できていない。
評価項目2 授業への主体的参加実験・ディスカッション等の課題に積極的に参加できている。自発的に質問したり、意見を述べる。注意深く仕上げられた課題を提出する。授業内で行う実験・ディスカッション等に参加する。課題を提出する。授業内で行う実験・ディスカッション等にまじめに参加しない。課題を提出しない。
評価項目3 心理学的な問題意識の獲得授業内で取り上げた事象だけでなく、自分の専門分野や日常生活に引きつけて問題を発見し、心理学的に考察することができる授業内で取り上げた心理現象について、メカニズムを説明することができる授業内で取り上げた心理現象について、メカニズムを説明することができない

Assigned Department Objectives

到達目標 A 2 See Hide
JABEE b See Hide

Teaching Method

Outline:
心理学とはどんな学問だろうか。私たちの心にまつわる謎は、病や性格に関するものだけではない。たとえば、苦労して覚えたことを忘れてしまうのはなぜだろうか。注意していても、交通事故や医療ミスはなかなか防ぐことができない。世の中には道を覚えるのが得意な人がいる一方で、方向音痴の人たちもいるのはなぜなのか。何かを見聞きしたり、考えたり、といった何気ない行動の裏側ではいつも、私たちの心にあるプログラムが働いており、こうした謎の答えもそこにあると考えられる。本講義では「行動科学としての心理学」という視点に立ち、私たちの様々な行動について、心理学的に理解するための方法や基礎知識について解説する(1~8回)。また、後半(9回~15回)では特に日常生活や産業と関わりの深い、応用的な研究事例についても取り上げていく。受講学生はこれらを通じて、「心理学的に考える」ことのアウトラインをつかみ、専門分野における学びや将来的に就く仕事の中で役立ててほしい。
Style:
各回ごとに定めたテーマについて、スライドと配付資料を用いて基本的な概念・現象の解説を行う。また、関連する実験や心理検査を実体験する機会を多く設けるので、受講生はそれらの課題に積極的に取り組むことで、理解を深めてほしい。授業終わりに作成するミニレポート(コメントペーパー)を通じて、学習内容の整理と知識の定着を図ることにも務めてほしい。
Notice:
注意事項:この授業は、半期で完結。前・後期に同様の内容を実施。
定期試験の平均が7割、課題を3割で評価する。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st イントロダクション:心理学とはどのような学問か? 心理学が向き合う研究テーマ・領域の拡がりと研究手法について理解する。
2nd 知覚 視覚の基礎メカニズム、知覚の恒常性と情報処理パラダイムについて理解する。
3rd 記憶① 記憶の基礎的なメカニズムについて理解する。
4th 記憶②  記憶の実践的な運用、学習場面での活用法について理解する。
5th イメージ イメージの機能と性質について理解する。
6th 注意 注意の機能と性質について理解する。
7th 社会と心理① 同調、傍観者効果など、集団心理の基礎的な現象について理解する。
8th 社会と心理② リーダーシップと組織の心理について理解する。
2nd Quarter
9th ビジネスの心理学 説得技法(セールステクニック)と広告をめぐる心理現象を理解する。
10th 視線の心理学 視線(眼球運動)の測定方法と研究事例について知る。
11th 犯罪捜査と心理学 プロファイリング、目撃証言、虚偽検出(ウソ発見)等の、犯罪捜査における心理学の活用について知る。
12th ものづくりと心理学 ユーザビリティ、官能評価等、 製品開発における心理学の活用について知る。
13th ヒューマンエラーの心理学 交通事故、医療ミスの生起メカニズムと対策について理解する。
14th ストレスとメンタルヘルス 代表的なストレス反応とその検査法、コーピング手法について理解する。
15th 期末試験
16th 答案返却など 試験講評と解説を行う

Evaluation Method and Weight (%)

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000