情報通信工学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報通信工学
科目番号 0120 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 田坂修二著 「情報ネットワークの基礎 [第2版]」 数理工学社
担当教員 原田 徳彦

到達目標

1. 信号をベクトルに見立て、その特徴をフーリエ変換によって表せることを理解する。
2. 変調による多値化・多重化の方法を学ぶとともに、伝送速度に応じて必要な信号強度・帯域について理解する。
3. 誤り制御、フロー制御、順序制御の仕組みを理解する。
4. LANのアクセス方式とインターネットの交換方式を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
信号の概念信号の概念が身についており,大きさや形状を分析的に考察することができる。信号の概念が身についてのおり,大きさや形状を比較できる。信号の概念が身についていない。
変調の概念伝送速度に応じて必要な信号強度・帯域を説明できる。変調による多値化・多重化の方法を理解している。変調の概念が身についていない。
伝送制御誤り制御、フロー制御、順序制御の仕組みを説明できる。誤り制御、フロー制御、順序制御の仕組みを理解している。誤り制御、フロー制御、順序制御の仕組みを理解していない。
ネットワーク制御LANのアクセス方式とインターネットの交換方式を説明できる。LANのアクセス方式とインターネットの交換方式を理解している。LANのアクセス方式とインターネットの交換方式を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 1 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報を遠くへ瞬時に伝える通信システムの仕組みを理解する。電気、電波、光波を伝える媒体とその特性、アナログメッセージとディジタルメッセージの相互変換、変調による信号多値化・多重化、LAN の多元接続、データの伝送制御、誤り検出に用いる冗長符号、ネットワークを構成する交換機の働き、インターネットを構成するためのプロトコルについて議論する。
授業の進め方・方法:
通信システムを構成する要素技術の理解に重点をおく。数学・物理との関連、技術の発展過程、方式間の対照性を広い視野から理解できるようにする。
配布資料を事前に90分、事後に30分読む.毎回2時間(計60時間)
注意点:
授業内容を理解するために、予習復習を必ず行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報ネットワーク 通信システムの基本構成
2週 伝送路と物理層 信号の特徴、相関係数、フーリエ変換
3週 伝送路と物理層 振幅変調、角度変調、パルス変調
4週 誤り制御符号 誤り検出・訂正の原理、CRC符号、符号化回路
5週 MACプロトコル MACプロトコルの基礎概念、固定割当方式とランダムアクセス方式
6週 MACプロトコル 純アロハ、スロット付アロハ、要求割り当て方式、適応方式、IEEE802.3 LAN
7週 MACプロトコル IEEE802.11 無線LAN、DSSSおよびFHSS
8週 中間試験 1週から7週までの授業で学習した範囲で試験を行う。
4thQ
9週 データリンク層プロトコル 基本形データ伝送制御手順とHDLCの規格と特徴、HDLCフレーム構成
10週 データリンク層プロトコル HDLC手順要素、HDLC手順クラス、HDLCフレーム送信例、PPP
11週 データ交換とネットワーク層 距離ベクトルルーティング、リンク状態ルーティング、ブロードキャスト、マルチキャスト
12週 TCP/IP IPデータグラム、プレフィックス、フラグメント
13週 TCP/IP TCPセグメント、コネクション制御、ウィンドウフロー制御、フレーム送信例
14週 TCP/IP DNS、WWW、Webセキュリティ
15週 期末試験 9週から14週までの授業で学習した範囲で試験を行う。
16週 答案返却など 答案の返却と解説を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。2前6,前7,前8
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。2前6,前7,前8
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3後1,後2,後3
インターネットの概念を説明できる。3後6,後7
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。3後10,後11,後12,後13,後14
無線通信の仕組みと規格について説明できる。3前10,前11,後3
有線通信の仕組みと規格について説明できる。3前10,前11,前13,後2
基本的なルーティング技術について説明できる。3後9
その他の学習内容基本的なアクセス制御技術について説明できる。3後1,後2,後3
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。3前1,前2,前12
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。3前1,前2,前12
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。3前1,前2,前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000