Communication Network

Course Information

College Tokuyama College Year 2017
Course Title Communication Network
Course Code 0121 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department Department of Computer Science and Electronic Engineering Student Grade 4th
Term Year-round Classes per Week 1
Textbook and/or Teaching Materials 田坂修二著 「情報ネットワークの基礎 [第2版]」 数理工学社
Instructor Harada Norihiko

Course Objectives

1.信号をベクトルに見立て、その特徴をフーリエ変換によって表せることを理解する。
2.変調による多値化・多重化の方法を学ぶとともに、伝送速度に応じて必要な帯域について理解する。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
信号の概念信号に関する概念が身についており,大きさ・形状を説明でき,様々な信号について分析的に考察することができる。信号に関する概念が身についており,大きさ・形状を説明できる。信号に関する概念が身についていない。
伝送速度の概念伝送速度に関する概念が身についており、信号とノイズの影響を分析的に考察することができる。伝送速度に関する概念が身についている。伝送速度に関する概念が身についていない。

Assigned Department Objectives

JABEE d-1 See Hide
到達目標 C 1 See Hide

Teaching Method

Outline:
情報を遠くへ瞬時に伝える通信システムの仕組みを理解する。電気、電波、光波を伝える媒体とその特性、アナログメッセージとディジタルメッセージの相互変換、変調による信号多値化・多重化、LAN の多元接続、データの伝送制御、誤り検出に用いる冗長符号、ネットワークを構成する交換機の働き、インターネットを構成するためのプロトコルについて議論する。
Style:
通信システムを構成する要素技術の理解に重点をおく。技術の発展過程、数学との関連、方式間の相互関連などを広い視野から理解できるようにする。
Notice:
授業内容を理解するために、予習復習を必ず行うこと。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 情報ネットワーク 情報ネットワークの構成要素とその機能を規定する。次に、情報ネットワークを構築するために必要な技術のリストを提示し、本講義の学習対象を明確にする。
2nd 情報ネットワーク 情報ネットワークの分類を行い、それぞれの特徴を示すとともに、情報ネットワークにおける技術課題を説明する。
3rd 伝送路と物理層 信号の大きさとして、信号エネルギー、信号パワーについて定義する。信号間の相関について定義し、相関係数を求める。
4th 伝送路と物理層 信号をベクトルに見立てて、信号の直交系の信号による近似を行う。
5th 伝送路と物理層 フーリエ級数からフーリエ変換を導き、その物理的意味について議論する。また、フーリエ変換の様々な性質について説明する。
6th ネットワークアーキテクチャ 通信プロトコルの基礎概念について説明する。伝送方向、送達確認、誤り制御、フロー制御について説明する。
7th ネットワークアーキテクチャ 順序制御、ピギィバックACK、コネクション制御、分割・組み立ておよび連結・分離、交換方式、ルーティング、MACプロトコル、アドレス方式、マルチキャストについて説明する。
8th ネットワークアーキテクチャ 階層化の考え方について説明し、OSIとインターネットプロトコル・スイートを紹介する。
2nd Quarter
9th 中間試験 1週から8週までの授業で学習した範囲で試験を行う。
10th 変調方式 パスバンドの振幅変調として、DSB変調とAM変調について説明する。
11th 変調方式 パスバンドの角度変調として、周波数変調と位相変調について説明する。
12th パルス符号変調方式 標本化定理をもとに、アナログメッセージとディジタルメッセージの相互変換について説明する。パルス符号変調(PCM)について説明する。
13th 伝送符号方式 ベースバンドのパルス信号として、伝送路符号の特徴について説明する。
14th 誤り制御符号 誤り訂正・検出の原理について述べ、サイクリック・チェック方式、CRC符号化回路について説明する。
15th 期末試験 10週から14週までの授業で学習した範囲で試験を行う。
16th 答案返却など 答案の返却と解説を行う。
2nd Semester
3rd Quarter
1st MACプロトコル MACプロトコルの基礎概念について述べ、固定割当方式、ランダムアクセス方式について説明する。
2nd MACプロトコル 要求割り当て方式、適応方式、IEEE802.3 LAN について説明する。
3rd MACプロトコル IEEE802.11 無線LAN、Bluetoothについて説明する。
4th データリンク層プロトコル 基本形データ伝送制御手順とHDLCの規格と特徴、HDLCフレーム構成について説明する。
5th データリンク層プロトコル HDLC手順要素、HDLC手順クラス、HDLCフレーム送信例、論理リンク制御プロトコルについて説明する。
6th データ交換とネットワーク層 回線交換、パケット交換、ATM交換を例に、交換方式の種類と特徴について特徴述べる。
7th データ交換とネットワーク層 パケット交換におけるコネクション制御について説明する。ルーティングの方法について説明する。
8th 中間試験 1週から7週までの授業で学習した範囲で試験を行う。
4th Quarter
9th データ交換とネットワーク層 輻輳制御について説明する。
10th TCP/IP IPの特徴とIPデータグラムフォーマットについて説明する。
11th TCP/IP IPルーチングについて説明する。TCPの特徴とTCPセグメントフォーマットについて説明する。
12th TCP/IP TCPによるコネクション制御、フロー制御について説明する。
13th TCP/IP ウィンドウフロー制御、フレーム送信例
14th TCP/IP DNSについて説明する。
15th 期末試験 9週から14週までの授業で学習した範囲で試験を行う。
16th 答案返却など 答案の返却と解説を行う。

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000