コンピュータグラフィックス

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 コンピュータグラフィックス
科目番号 0121 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 CG-ARTS協会 「コンピュータグラフィックス」
担当教員 力 規晃

到達目標

コンピュータグラフィックス(CG)の処理技術の理論とアルゴリズムを理解し、3DCGプログラミングの実践ができるようになることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
CGで用いられる基本的な用語・理論の理解コンピュータグラフィックスで用いられる基本的な技術に関連する理論とアルゴリズムについて詳細に説明することができる.コンピュータグラフィックスで用いられる基本的な技術に関連する理論とアルゴリズムについて説明することができる.コンピュータグラフィックスで用いられる基本的な技術に関連する理論とアルゴリズムについて説明することができない.
3DCGプログラミングの実践3DCGプログラミングによるCGの取り扱いと図形処理の実践ができ,様々な用途に応用することができる.3DCGプログラミングによるCGの取り扱いと図形処理の実践ができる.3DCGプログラミングによるCGの取り扱いと図形処理の実践ができない.

学科の到達目標項目との関係

到達目標 B 1 説明 閉じる
JABEE c-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)の基本的な技術について理論とアルゴリズムとともに、実際に3DCGの制作を行う場合に必要な実践的グラフィックス処理技術について学ぶ。また、コンピュータグラフィックスの技術を実際に実践できるようにWebGL環境での3DCGプログラミングを演習を行う。
授業の進め方・方法:
講義と演習を行いながら学習を進める。実際にプログラムを作成する演習も行う。演習のレポートには学習シート的な内容も記述する。また、受講生は授業内容を理解するために復習を必ず行うこと。
注意点:
【成績評価】最終成績:中間試験:40%%期末演習:40%,通常の演習:20%

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 CGのガイダンス CGに関する基礎的事項について修得する。
2週 CGプログラミング環境の基礎 CGプログラミング環境の基礎について修得する。
2次元CGのプログラムを作成する演習を行なう。
3週 2次元座標変換(1) 2次元座標系における各種変換について修得する。
4週 2次元座標変換(2) 2次元座標系における各種変換について修得する。
5週 3次元座標変換(1) 3次元座標系における各種変換について修得する。
6週 ベジェ曲線、ベジェ曲面 ベジェ曲線、ベジェ曲面について修得する。
7週 2次元のアフィン変換プログラム 2次元のアフィン変換プログラムを作成する演習を行なう。
8週 中間試験 CGの基礎的事項と2次元及び3次元の座標変換およびベジェ曲線・ベジェ曲面の総合的な問題に対して解答できる。
2ndQ
9週 中間試験の解答と解説
3DCGプログラムの基礎
中間試験のCGの基礎的事項と2次元及び3次元の座標変換およびベジェ曲線・ベジェ曲面の総合的な問題についての解答を確認し、解説を理解する。
3DCGプログラムの基礎について修得し、簡単な3DCGプログラムを作成する演習を行なう。
10週 3次元図形表示と投影 3次元図形表示の手順と投影について修得する。
11週 3次元形状表現 3DCGで利用される形状表現について修得する。
12週 反射モデルとマテリアル 反射モデルとマテリアルについて修得する。
13週 マッピング テクスチャマッピングや法線マッピングについて修得する。
14週 アニメーション
3DCGの総合的プログラム作成の期末演習(1)
アニメーション技術についての知識を修得する。
3次元図形表示と投影、形状表現、レンダリング、アニメーションの総合的プログラム作成の演習を行なう。
15週 3DCGの総合的プログラム作成の期末演習(2) 3次元図形表示と投影、形状表現、レンダリング、アニメーションの総合的プログラム作成の演習を行なう。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末演習通常の演習合計
総合評価割合404020100
CGに関する基本的知識と3DCGプログラミング404020100