Course Objectives
最終学年で,情報技術及び電子通信技術を包含する技術をすべての学生が受講する.各テーマに従って,設計・実装を行うことで総合的な実践技術を身につけることができる.
実験結果をわかりやすくプレゼンテーションするとともにレポートにまとめることができる.
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
電子システム系 | 電子通信システム系回路の動作を理解し、基本的な設計・製作ができる。 | 電子通信システム系回路の動作を理解している。 | 電子通信システム系回路の動作を理解していない。 |
情報システム系 | 情報システム実験課題の動作をよく理解するとともに、効率的な設計・実装ができる.さらに,発展課題を自ら考案し,設計・実装ができる. | 情報システム実験課題の動作について理解するとともに、設計・実装ができる | 情報システム実験課題についてわずかに理解している。なんらかの設計・実装を行うことができる |
実験報告書 | 実験結果を分析的に考察し,報告書にまとめることができる | 実験より得られた事実を報告書にまとめることができる | 実験より得られた事実を報告書にまとめることができない |
Assigned Department Objectives
到達目標 B 1
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JABEE d-2
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Teaching Method
Outline:
電子通信システム系および情報システム系に関する総合的な各テーマに従って,実体験を通じ,その設計・実装技術を習得する。さらに,個人またはグループによる問題解決能力,レポート作成能力,プレゼンテーション能力を身につけることができる。
Style:
電子通信システム系実験:
OSOYOOロボットカー初心者キット,NI ELVIS および LabVIEW を用いて,電子通信システム系実験のテーマ「ライントレースカー」および「オペアンプフィルタ」について、7週かけて実験を行う。実験で用いる専門用語および内容を事前に理解するために、実験指導書に記載している予習課題を実施する。
情報システム系実験:
ネットワーキングテクノロジーの包括的な教育・学習ソフトウェアを用いて,情報システム系実験のテーマ「ネットワークシステムの構築」に対して、7週かけて実験を行う。週ごとに実験内容は異なる。なお,1週目に内容説明等を行う。また、実験で用いる専門用語および内容を事前に理解するために、実験指導書に記載している予習課題を実施する。
授業時間:
各回の実験は240分で行う。ただし、時間割で実施日の最終時間に割り振りができなかった場合は、別に授業を行い時間を確保する。授業を欠席した場合は、担当教員と相談の上、日を改めて実験を行う。
Notice:
クラスを2つのグループに分ける。前半に「電子通信システム系実験」を行い,後半に「情報システム系実験」を行うグループと,前半に「情報システム系実験」を行い,後半に「電子通信システム系実験」を行うグループがある。
最終成績評価(100点評価):電子通信システム系実験(50点)+情報システム系実験(50点)
電子通信システム系実験の最終評価=レポート70%+創作30%
情報システム系実験の最終評価=レポート70%+課題30%(課題30%の評価は,配布するプレゼンテーション評価シートに従って行う)
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
ライントレースカーの概要説明:ライントレースカーのハードウェア,機体の状態(ライン曲率,オフセット,角度),制御のしくみ |
ベイズの定理,パーティクルフィルタの原理を説明できる。
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2nd |
センサと状態 【事前事後学習の内容(1時間)】予習課題と実験内容まとめ |
任意の状態に対するセンサの値を示すプログラムを作成できる。
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3rd |
状態遷移 【事前事後学習の内容(1時間)】予習課題と実験内容まとめ |
左右の回転や直進による状態遷移を予測するプログラムを作成できる。
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4th |
プログラム開発 【事前事後学習の内容(2時間)】プログラミング |
計測制御プログラムの作成と実走実験
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5th |
プログラム開発 【事前事後学習の内容(2時間)】プログラミング |
計測制御プログラムの作成と実走実験
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6th |
発表会 【事前事後学習の内容(2時間)】レポート作成 |
イルカ形のコースを一周する時間を測定する。正確にスムーズにコースを回ることができる。
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7th |
オペアンプフィルタ:NI ELVIS計測器スイートを使用してローパス,ハイパス,バンドパスフィルタの特性を測定する。 【事前事後学習の内容(2時間)】レポート作成 |
回路コンポーネント値の測定,基本オペアンプ回路の周波数応答,ハイパスフィルタ,ローパスフィルタ,バンドパスフィルタ
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8th |
ネットワークシミュレータ利用準備と動作確認,ネットワーク用語や概念の理解 【事前事後学習の内容(1時間)】実験内容まとめ |
・BYOD端末にネットワークシミュレータ環境を構築することができる ・ネットワークの用語・概念について説明できる(ネットワークトポロジ,ルータ,ハブ,OSI7層,TCP/IPの階層,IPアドレス,サブネットマスク,ゲートウェイ,ケーブルの種類,セグメント,pingコマンド,Tracerouteコマンド)
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2nd Quarter |
9th |
ネットワーク構築1(Routerの機能と通信経路探索) 【事前事後学習の内容(1時間)】予習課題提出と実験内容まとめ |
・ユーザ端末のネットワーク設定,Routerの設定を.CLIおよびGUIで行うことができる. ・ルーティングテーブル,通信経路探索について説明することができる.
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10th |
ネットワーク構築2(Hub,Switchの機能,パケットの可視化) 【事前事後学習の内容(2時間)】予習課題提出と実験内容まとめ |
・HubとSwitchの設定を行うことができる. ・パケットの可視化を行い,HubとSwitchの機能の違いについて説明することができる.
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11th |
通信経路探索 【事前事後学習の内容(1時間)】予習課題提出と実験内容まとめ |
・TCPとUDPプロトコルの違いを説明できる ・PDU,ヘッダ情報,ICMPのType/Codeの違いについて説明することができる
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12th |
ネットワークセキュリティの概念理解1 【事前事後学習の内容(1時間)】予習課題提出と実験内容まとめ |
・各種サーバを設定・公開することができる(DHCPサーバ,WWWサーバ,FTPサーバ). ・ユーザ端末と各種サーバr間で無線ネットワークを構築ことができる. ・複数のネットワークセキュリティ(非暗号化方式と複数の暗号化方式)機能を設定すること,説明すること,ができる.
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13th |
ネットワークセキュリティの概念理解2 【事前事後学習の内容(2時間)】予習課題提出と実験内容まとめ |
・DNSサーバを設定し,その役割を理解できる. ・各種サーバ公開時のサーバサイドセキュリティの設定を改善し,その違いを説明することができる.
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14th |
情報システム系実験の プレゼンテーション 【事前事後学習の内容(3時間)】発表準備・レポート作成 |
・授業で実施した内容を発表することができる ・発展課題を自ら考案・実行し,その内容を発表することができる
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15th |
レポート整理 【事前事後学習の内容(1時間)】レポート作成およびレポート訂正 |
レポート作成.必要に応じて,再実験やレポートの訂正を行う.
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16th |
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Evaluation Method and Weight (%)
| レポート | 創作/課題 | Total |
Subtotal | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 15 | 85 |
分野横断的能力 | 0 | 15 | 15 |