生物学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 生物学
科目番号 0134 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 情報電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 なし
担当教員 天内 和人

到達目標

脳や心の発生メカニズムが現代の科学でどの程度明らかになっているか説明できると共に、生命や人間や社会に対する科学的な見方と考え方を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
動物の行動の仕組みについて理解できる動物の行動の仕組みについて理解し、脳との関わりについて説明できる動物の行動の仕組みについて理解できる動物の行動の仕組みについて理解できない
脳の構造と機能について理解できる脳の構造と機能について理解でき、その構成単位である神経細胞との関わりを説明できる脳の構造と機能について理解できる脳の構造と機能について理解できない
神経伝達物質とその乱れが引き起こす疾患について理解できる神経伝達物質とその乱れが引き起こす疾患について理解し、そのメカニズムを説明できる神経伝達物質とその乱れが引き起こす疾患について理解できる神経伝達物質とその乱れが引き起こす疾患について理解していない
脳とバイオリズムとの関わりについて理解できる脳とバイオリズムとの関わりについて理解し、その発生のメカニズムを説明できる脳とバイオリズムとの関わりについて理解できる脳とバイオリズムとの関わりについて理解していない
老化と寿命に関して理解できる老化と寿命に関して理解し、最新の研究成果を説明できる老化と寿命に関して理解できる老化と寿命に関して理解していない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE c-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
科学の劇的発展に伴って、21世紀を生き抜くためには、幅広い科学的教養を身につけることが必要となっている。また、技術に関わる専門家がその専門性を独創的に発展させるためには、少なくとも2種類以上の科学分野をマスターして、これに対応することが要求される。この意味で、生命科学は教養としても独創性の発揮のためにも、全ての工学系技術者にとってマスターしておくべき科学分野である。
授業の進め方・方法:
資料を元に講義を進め、それぞれの領域ごとに学習ポートフォリオやミニッツペーパーを配布して、学習目標を明確にすると共に、理解度の確認を行う。授業内容をよく理解するために Team-Based Learning により学習シートに含まれている課題を行い全員で議論するなどの自律的学習が必須である。
注意点:
Team-Based Learning の議論を含め、最終的に学習ポートフォリオの提出を求める。成績は学習ポートフォリオにより評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 神経科学の基礎 現代の神経科学の礎となった研究の背景を理解する
2週 無脊椎動物の行動 無脊椎動物の行動の仕組みを理解する
3週 脊椎動物の行動 脊椎動物の行動の仕組みを理解する
4週 脳と神経系の発生 哺乳類の脳と神経系の発生過程について理解する
5週 脳の構造と機能 脳の構造と機能を理解する
6週 脳の構成単位であるニューロンと支持細胞 ニューロンとグリア、及び記憶のメカニズムを理解する
7週 神経伝達物質 神経伝達物質の働きを理解する
8週 神経伝達物質 神経伝達物質について理解する
4thQ
9週 神経伝達物質と薬物 神経伝達物質と薬物との関わりについて理解する
10週 精神神経疾患 精神神経疾患発症のメカニズムとその治療方法について理解する
11週 発達障害 発達障害、特に自閉症スペクトラムの発症のメカニズムを理解する
12週 神経変性疾患 神経変性疾患の発症のメカニズムとその治療方法について理解する
13週 新病原体 社会の発展に伴って出現した新しい病原体について理解する
14週 バイオリズムと脳 バイオリズムと脳との関わりについて理解する
15週 老化と寿命 老化と寿命のメカニズムについて理解する
16週 脳と心 中枢神経系と心について考える

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力00001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000