Course Objectives
①文学的な文章(小説・韻文)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を分かりやすく述べることができる。【思考力・判断力・表現力】
②伝統的な言語文化(古文・漢文)への興味・関心を広く持ち、その特徴を正しく説明することができる。【思考力・判断力・表現力】
③基礎的な日本語表現(文章表現・口頭表現)の方法を理解し、それらを適切に用いることができる。【知識及び技能】
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目① | 文学的な文章(小説・韻文)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を分かりやすく述べることができる。 | 文学的な文章(小説・韻文)に描かれた人物やものの見方を読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 文学的な文章(小説・韻文)に描かれた人物やものの見方を読み取ることができない。また、自分の意見を述べることができない。 |
評価項目② | 伝統的な言語文化(古文・漢文)への興味・関心を広く持ち、その特徴を正しく説明することができる。 | 伝統的な言語文化(古文・漢文)への興味・関心を持ち、その特徴をある程度説明することができる。 | 伝統的な言語文化(古文・漢文)への興味・関心を持つことができない。また、その特徴を説明することができない。 |
評価項目③ | 基礎的な日本語表現(文章表現・口頭表現)の方法を理解し、それらを適切に用いることができる。 | 基礎的な日本語表現(文章表現・口頭表現)の方法を理解し、それらをある程度用いることができる。 | 基礎的な日本語表現(文章表現・口頭表現)の方法を理解できない。また、それらを用いることができない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
本授業では、中学校で学んだ知識や身につけた能力を基盤に、より高度な文学的文章(小説・韻文)や伝統的な言語文化(古文・漢文)を主体的に学ぶことを通して、読解力や思考力・判断力・表現力を身につけ、豊かな感性・人間性を養う。また、技術者・社会人に求められる実践的な日本語運用能力を身につけるために基礎的な日本語表現(文章表現、口頭表現)の学習を行う。「国語」はすべての科目の基礎であるため、授業には主体的に参加し、課題等にも真摯に取り組むこと。
Style:
【授業の進め方】
90分授業を週1回実施する。原則として、【国語ⅠA】では「現代の国語」分野と日本語表現分野を、【国語ⅠB】では「言語文化」分野を扱う。なお、シラバスに記載されている授業計画は、実際の進度や受講者の興味・関心、理解度を踏まえて、事前に周知を行ったうえで変更する場合がある。
【授業の内容・方法】
本授業では文部科学省検定済教科書を使用し、教員主体の講義と受講生主体の言語活動(アクティブラーニング)とを組み合わせる形で進める。また、受講生と教員の質疑応答や受講生間での意見交流の機会を設けることで、理解や思考を深められるよう配慮する。また、毎回「コミュニケーションペーパー」(原則としてTeamsのFormsを使用)に感想、質問等を記入してもらい、次回の授業冒頭でフィードバックすることで、受講生と教員との双方向性を確保する。
Notice:
【成績評価方法】
①定期試験:50%
②レポート:20%
③課題:20%
④プレゼンテーション:10%
(①~④の合計:100%)
上記の割合で算出し、総合評価で60点以上を合格とする。
【準備物】
・教科書
・副教材
・ノート
・国語辞典
・A4判のクリアファイル(配付物・返却物を保管するため)
【受講上の注意点・アドバイス】
①配付されたプリント類を整理し、返却された小テスト類はなくさずに保管すること。
②予習・復習を必ず行うこと。また、漢字・語彙の学習を計画的に継続して行うこと。
③提出物は期日までに提出すること。遅れる場合は事前に理由を添えて申し出ること。
④レポート・課題・プレゼンテーションにおいて盗用・剽窃があった場合は0点とする。他人のものを写した場合は、写した者と写させた者の双方を0点とする。
⑤授業内でパソコン・タブレット端末・スマートフォンなどを使用する場合があるが、授業担当教員の指示があるまでは取り出したり、使用したりしないこと。
⑥自分なりの考えや問題意識を持ち、それを積極的に他者に表明しようと努めること。
⑦疑問は放置せず、辞書や情報機器で調べたり、教員に質問したりして解決すること。
⑧授業内容に関連する参考文献を紹介するので、興味・関心を持って触れてみること。
⑨中学校や他科目で学んだ知識や身につけた能力を積極的に活用しようと努めること。
⑩漢字検定、日本語検定、文章読解・作成能力検定などに積極的に挑戦してみること。
【授業担当教員とのコミュニケーション方法】
コミュニケーションペーパー、Teamsチャット、学内メール、直接対話(授業時、オフィスアワー)
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
ガイダンス 導入授業 |
1年間の学びの見通しを持ち、学習の目標と計画を立てることができる。 文学的な文章(小説・韻文)や伝統的な言語文化(古文・漢文)を学ぶ必要性、重要性を理解し、説明することができる。
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2nd |
小説入門(1) |
文学的な文章(小説)を読解する方法を理解し、説明することができる。
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3rd |
小説入門(2) |
本文に出てくる難解な語句の意味を調べ、説明することができる。
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4th |
小説入門(3) |
本文の構成や場面の展開を的確にとらえ、説明することができる。
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5th |
小説入門(4) |
本文の描写から登場人物の心情を読み取り、説明することができる。
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6th |
小説入門(5) |
本文に用いられている表現技法とその効果を説明することができる。
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7th |
小説入門(6) |
時代背景を踏まえて作品の主題を考察し、自分の意見や考えを文章にまとめ、口頭で発表することができる。
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8th |
小説と古典(レポート作成) |
小説と古典とを読み比べて共通点と相違点を説明することができる。 小説における古典受容について考察したことを文章にまとめ、口頭で発表することができる。
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2nd Quarter |
9th |
古典和歌入門 |
古典和歌を鑑賞するための基本的事項(文学史、修辞技法など)を理解し、実際に和歌を分析することができる。
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10th |
近代短歌入門
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近代短歌を鑑賞するための基本的事項(文学史、表現技法など)を理解し、実際に短歌を分析することができる。
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11th |
近代短歌の読解(1) グループ発表の準備 |
近代短歌を分析し、その特徴や表現技法・効果を説明することができる。歌意や主題をとらえ、説明することができる。
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12th |
近代短歌の読解(2) グループ発表① |
近代短歌を分析し、その特徴や表現技法・効果を説明することができる。歌意や主題をとらえ、説明することができる。
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13th |
近代短歌の読解(3) グループ発表② |
近代短歌を分析し、その特徴や表現技法・効果を説明することができる。歌意や主題をとらえ、説明することができる。
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14th |
近代短歌の読解(4) グループ発表③ |
近代短歌を分析し、その特徴や表現技法・効果を説明することができる。歌意や主題をとらえ、説明することができる。
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15th |
前期末試験 |
1~14週までの授業内容を網羅した試験を実施し、到達目標に対する達成度を確認する。
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16th |
前期末試験の答案返却と解説 前期のまとめと振り返り |
前期末試験を振り返り、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。 前期の学びを振り返り、自分の目標到達度と課題を把握し、後期の学習の目標と計画を立てることができる。
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2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
後期ガイダンス 古文入門(1) |
後期の学びの見通しを持ち、学習の目標と計画を立てることができる。 古文を読解するための基本的事項(文法・背景知識など)を理解し、説明することができる。
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2nd |
古文入門(2) |
古文を読解するための基本的事項(文法・背景知識など)を理解し、説明することができる。
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3rd |
古文の読解(1) |
本文の描写から登場人物の心情や人間像をとらえ、説明することができる。
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4th |
古文の読解(2) |
本文の描写から登場人物の心情や人間像をとらえ、説明することができる。
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5th |
古文の読解(3) |
本文の描写から登場人物の心情や人間像をとらえ、説明することができる。
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6th |
古文の読解(4) |
本文の描写から登場人物の心情や人間像をとらえ、説明することができる。
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7th |
古文の読解(5) |
本文の描写から登場人物の心情や人間像をとらえ、説明することができる。 古文と現代との関わりについて自分の意見や考えを文章にまとめ、口頭で発表することができる。
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8th |
漢文入門(1) |
漢文を読解するための基本的事項(文法・背景知識など)を理解し、説明することができる。
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4th Quarter |
9th |
漢文入門(2) |
訓読のきまり(返り点・助字・再読文字など)を理解し、実際に漢文を訓読することができる。
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10th |
漢文の読解(1) |
本文を音読し、原文を書き下し文にしたうえで現代語訳することができる。
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11th |
漢文の読解(2) |
本文を音読し、原文を書き下し文にしたうえで現代語訳することができる。
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12th |
漢文の読解(3) |
本文を音読し、原文を書き下し文にしたうえで現代語訳することができる。
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13th |
漢文の読解(4) |
本文を音読し、原文を書き下し文にしたうえで現代語訳することができる。
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14th |
漢文の読解(5) |
本文を音読し、原文を書き下し文にしたうえで現代語訳することができる。 漢文と現代との関わりについて自分の意見や考えを文章にまとめ、口頭で発表することができる。
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15th |
後期末試験 |
1~14週までの授業内容を網羅した試験を実施し、到達目標に対する達成度を確認する。
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16th |
授業内試験の答案返却と解説 1年間のまとめと振り返り |
授業内試験を振り返り、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。 1年間の学びを振り返り、自分の目標到達度と課題を把握し、次年度の学習の目標と計画を立てることができる。
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Evaluation Method and Weight (%)
| 定期試験 | 課題 | レポート | プレゼンテーション | Total |
Subtotal | 50 | 20 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 20 | 10 | 100 |