ライフサイエンス・アースサイエンス

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 ライフサイエンス・アースサイエンス
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 土木建築工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 生物(数研出版)、フォトサイエンス「生物図録」(数研出版)
担当教員 天内 和人

到達目標

本授業では「複合分野の基礎となる基本的素養」をいう観点から、生物や地球環境に関する基礎的な見方、考え方を「概念型学習」により身につけるとともに、課題設定力やチームワークに基づいた課題解決力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
生物の構造に関して理解する生物の複雑な構造を理解し説明することができる。生物の基本的な構造を理解している生物の基本的な構造を説明できない。
遺伝と遺伝子に関して理解する。遺伝子の異状により遺伝病が発生するメカニズムを理解している。遺伝と遺伝子の基本的な機能に関して理解している。遺伝と遺伝子の関係について理解していない。
地球の概観、内部と活動について理解する。太陽系の基本的構成及び地球や月の成り立ちを理解している。太陽系の基本的構成を理解している。太陽系の基本的構成を理解していない。
生態系と物質の循環に関して理解する。生態系と物質の循環に関して理解し、人間活動と地球環境の保全に関して考えることができる。生態系の基本的な成り立ちを理解している。生態系の成り立ちの基本を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生物事象や地球環境に関する基礎的な見方、考え方を、講義、グループワーク、グループ課題研究等を通して学習し、これらの学習活動を通じて生物や地球環境問題に関する基礎的な課題を、「概念型型学習」を通じて理解することにより、地球的視野に立った自然観の基礎を身に付ける。
授業の進め方・方法:
講義、グループワーク、グループ課題研究などを通して、生物事象の基礎について学ぶとともに課題設定力や解決力、チームワーク力を身につける。反転授業なども実施することがある。授業ごとに学習シートを用い、学習目標を明確にするとともに、基礎・基本的な内容についての理解度の確認を行う。
注意点:
グループワークとグループ課題研究は同じメンバーで行い、その貢献度を相互評価する。とともに、発表を他のグループが評価する。
成績評価式:グループ課題(発表40、相互評価10、ポートフォリオ40、自己評価10)=100

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球と生物の変遷①
グループワーク
惑星としての地球の成り立ちと特徴、生物の出現と、原始地球大気における酸素の蓄積メカニズム、および原核生物と真核生物、生物の多様性に関して説明できる。
2週 地球と生物の変遷②
グループワーク
地球の内部構造と大陸移動、それに伴って起こった生物の進化(森林形成、爬虫類、哺乳類の進化など)、バイオームの成り立ちを説明できる。
3週 グループ課題研究① 生命科学に関する調査研究テーマの設定、スケジュールの打ち合わせ
4週 生物の多様性と共通性
グループワーク
生物の多様性と共通性について基本的な事項に関して説明ができる。
5週 生物の共通性(細胞の構造と機能)
グループワーク
生物の基本的な特徴、細胞の構造と機能について説明できる。
6週 遺伝情報とDNA①
グループワーク
遺伝の法則、遺伝情報の基本について説明できる。
7週 遺伝情報とDNA②
グループワーク
DNAの構造について理解し、説明できる。
8週 グループ課題研究② グループ課題研究(再調査、実験テーマ設定など)
2ndQ
9週 遺伝情報の発現①
グループワーク
遺伝情報とタンパク質の構造との関わりについて説明できる。
10週 遺伝情報の発現②
グループワーク
RNAの構造と機能について説明できる。
11週 遺伝子の分配① 染色体の構造について説明できる。
12週 遺伝子の分配② 細胞分裂について基本的事項を説明できる。
13週 進化の仕組み① 進化学の歴史、遺伝子突然変異について説明できる。
14週 進化の仕組み② 集団の遺伝について基本的考え方を説明できる。
15週 グループ課題研究③
発表会
グループ課題成果発表会
16週 前期末試験 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0401004010100
基礎的能力000040040
専門的能力000001010
分野横断的能力0401000050