到達目標
楷書・行書・篆書・仮名の基礎と漢字かな交じり書の習得
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基本を十分に意識して創作することができる。 | 基本を意識して創作することができる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
書を愛好し、書写能力を高め、意欲的、主体的に表現や鑑賞の活動を行い、学習意欲を高める。書道の幅広い活動を通して、書を愛好する心情を育てると共に、感性を豊かに自分の表現へと発展させる。
授業の進め方・方法:
中国の古典、日本の古筆の臨書を通して、基本的な結構、用筆法を身につける。多様な書を鑑賞、揮毫することで、書体の変遷を経て、今日に至っているかを理解し、創作へと発展させる。
注意点:
評価法: 毎回作品を提出し,採点をする。
・提出物を期限内に出すこと(40)
「期日に間に合わなかった場合は一日につき-5点とする」
・提出物は授業で取り扱った内容の理解、技術をみて評価とする。(30)
書に対しての関心、授業内容を理解しようとする意欲、授業時の姿勢・態度など総合的に評価する。(30)
最終成績(100点)=提出物の提出期限遵守(40点)+提出物の技術的評価点(30点)+書に対する関心・意欲・態度
(10点+10点+10点)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
【前期】 書写と書道の違いについて 楷書の時代的背景の理解と、用筆、運筆法の理解 ①九成宮醴泉銘 ②雁塔聖教序 ③牛橛造像記 ④孔子廟堂碑 ⑤顔氏家廟碑より 2点選択臨書 行書の成立との理解と、王義之の書道史における位置、用筆、運筆法の理解 蘭亭序 中国地方高校生書道大会出品作品制作 |
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2週 |
王義之 蘭亭序 |
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3週 |
王義之 蘭亭序 2 |
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4週 |
王義之 蘭亭序より二字選択 |
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5週 |
王義之 蘭亭序より一字創作 |
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6週 |
楷書 九成宮醴泉銘 |
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7週 |
楷書 九成宮醴泉銘 2 |
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8週 |
雁塔聖教序 |
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2ndQ |
9週 |
雁塔聖教序 2 |
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10週 |
自習 |
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11週 |
牛橛造像記 |
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12週 |
楷書と行書の時代的背景と共に違いを認識する |
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13週 |
中国地方高校生書道大会出品作品 練習 |
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14週 |
中国地方高校生書道大会出品作品 清書 |
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15週 |
篆刻 印僑を作る |
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16週 |
篆刻 実際に彫る |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
【後期】 風信帖 日本の書における空海の歴史的意義と臨書 ・篆刻 篆刻2点制作のため、篆書の説明と篆刻作品鑑賞 名前の篆書体を確認すると共に、デザイン・構成を思考。 ・仮名文字 仮名の流麗美の原理と、変体仮名、和様体を理解する 基本線(いろは歌・連綿 高野切3種) ・山口県高校生書道大会作品制作 ・書初め 念頭の所感を漢字一字で、揮毫 ・漢字仮名交じりの書 (作品制作)作品を提示し、作風の変遷とその表現の多様性 を認識させ、近代詩文書に対する興味と関心を喚起 ・今の自分を漢字仮名交じりの書で表現する。 落款・展示・批正
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2週 |
篆刻 |
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3週 |
篆刻 完成 |
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4週 |
風信帖 山口県高等学校書道展 |
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5週 |
風信帖 山口県高等学校書道展 完成 |
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6週 |
仮名の基本を学ぶ |
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7週 |
仮名の連綿 |
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8週 |
仮名のちらし書き |
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4thQ |
9週 |
仮名文字で和歌を書く |
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10週 |
仮名文字で和歌を書く 2 |
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11週 |
年賀状を書く |
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12週 |
創作 |
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13週 |
創作 |
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14週 |
創作 |
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15週 |
創作 |
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16週 |
創作 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 提出作品 | 関心 | 意欲 | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 10 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 10 | 10 | 10 | 100 |