概要:
これまで学んだ専門知識をベースにして、建築物の設計作業を経験し、建築設計に関わる技術の基礎を身につけるための授業である。
授業では、建築物の設計を通して、自分のアイデアを形にする、その形を他者に理解できるように表現するために作業と検討の繰り返しを行う。また、この科目は、実務経験者が全授業時間について関わる授業である。
授業の進め方・方法:
4月初回授業時に提示する設計課題(複合施設)の内容について、各自設計演習を行う。必要に応じて、調べ学習、講義を行う。
注意点:
必ず授業時間外の作業が発生します。各自、スケジュール管理を怠らず、締切まで課題提出できるよう時間管理術を身につけて下さい。
成績評価:最終ポートフォリオ(提案内容、プレゼンテーションシート、模型あるいはCGを含む):72%(教員採点)、発表:18%(教員採点)、学生相互評価:10%とする。
合格基準:60点以上を合格とする。
再試験(再提出):実施する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
【授業内容】ガイダンス 【事後学習】敷地調査(目安2H) |
敷地調査の概要を理解できる。
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2週 |
【授業内容】①敷地を読み解く(全員で情報共有)、②エスキス開始 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルでの検討に取り組むことが出来る。
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3週 |
【授業内容】①RC構造についての講義、②エスキス 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルでの検討に取り組むことが出来る。
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4週 |
【授業内容】エスキスチェック 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルを用いて自案について説明し、教員との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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5週 |
【授業内容】エスキス発表会 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルなどを用いて、自案を発表し、教員・他学生との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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6週 |
【授業内容】再エスキスチェック 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルを用いて自案について説明し、教員との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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7週 |
【授業内容】再エスキスチェック 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルを用いて自案について説明し、教員との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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8週 |
【授業内容】中間発表 【事後学習】エスキス(目安2H) |
トレーシングペーパーA2、スタイロモデルなどを用いて、自案を発表し、教員・他学生との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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2ndQ |
9週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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10週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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11週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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12週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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13週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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14週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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15週 |
【授業内容】CAD製図(配置図兼平面図、立面図、断面図)、スタイロモデル制作 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル制作(目安2H) |
作成済みのエスキス、スタイロモデルを用いて、自案のCAD製図に取り組める、スタイロモデル制作を継続できる。
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16週 |
【授業内容】CADファイル(配置図兼平面図、立面図、断面図)、(スタイロモデル)提出締切 |
自案のCAD製図、スタイロモデルを完成させ、期限内に提出できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
【授業内容】前期提出物を用いての中間発表1 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
CAD図面、スタイロモデルなどを用いて、自案を発表し、教員・他学生との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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2週 |
【授業内容】前期提出物を用いての中間発表2 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
CAD図面、スタイロモデルなどを用いて、自案を発表し、教員・他学生との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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3週 |
【授業内容】前期提出物を用いての中間発表3 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
CAD図面、スタイロモデルなどを用いて、自案を発表し、教員・他学生との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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4週 |
【授業内容】前期提出物を用いての中間発表4 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
CAD図面、スタイロモデルなどを用いて、自案を発表し、教員・他学生との確認作業を通じて各自の案の良い点と改善点を理解出来る。
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5週 |
【授業内容】中間発表指摘事項の修正1 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
中間発表の指摘事項を修正する作業に取り組むことが出来る。(CAD図、模型)
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6週 |
【授業内容】中間発表指摘事項の修正2 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
中間発表の指摘事項を修正する作業に取り組むことが出来る。(CAD図、模型)
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7週 |
【授業内容】中間発表指摘事項の修正3 【事後学習】CAD製図・スタイロモデル修正(目安2H) |
中間発表の指摘事項を修正する作業に取り組むことが出来る。(CAD図、模型)
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8週 |
【授業内容】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作1 【事後学習】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作(目安3H) |
修正後の図面、模型を用いて、ポートフォリオ制作を開始できる。
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4thQ |
9週 |
【授業内容】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作2 【事後学習】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作(目安3H) |
修正後の図面、模型を用いて、ポートフォリオ制作に取り組む。
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10週 |
【授業内容】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作3 【事後学習】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作(目安3H) |
修正後の図面、模型を用いて、ポートフォリオ制作に取り組む。
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11週 |
【授業内容】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作4 【事後学習】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作(目安3H) |
修正後の図面、模型を用いて、ポートフォリオ制作に取り組む。
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12週 |
【授業内容】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作5 【事後学習】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作(目安3H) |
修正後の図面、模型を用いて、ポートフォリオ制作に取り組む。
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13週 |
【授業内容】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作6 【事後学習】模型・模型写真・CG・ポートフォリオ製作(目安3H) |
ポートフォリオを完成させ、ファイルを提出できる。
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14週 |
【授業内容】ポートフォリオ出力 |
ポートフォリオを出力出来る。
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15週 |
【授業内容】最終発表会1 |
・自案について説明出来る。 ・学生同士、相互評価が出来る。
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16週 |
【授業内容】最終発表会2 |
・自案について説明出来る。 ・学生同士、相互評価が出来る。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 4 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 4 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 4 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 4 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 4 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 4 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 4 | |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 3 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 4 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 4 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 4 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 4 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 4 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 4 | |