国語総合Ⅱ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語総合Ⅱ
科目番号 0059 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 土木建築工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「国語表現」第一学習社
担当教員 谷本 圭司

到達目標

文章を読み、思考を通じて、話す・書くという表現において、自らの意見を述べることが可能になることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文章を正確に読み取り、筆者見解に対して自身の意見を持ち表記することができる。文章を正確に読み取り、筆者見解に対して自身の意見を持つことができる。文章を正確に読み取り、筆者見解に対して自身の意見を持つことができない。
評価項目2文章構成の型を用いた構造的で、根拠に基づいた小論文を書くことができる。文章構成の型を用い、根拠を明示した小論文を書くことができる。文章構成の型を用い、根拠を明示した小論文を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
表現(話すこと、書くこと)のために必要となる思考力を、文章を正確に読み取り、内容について考えることで養成し、自分の考えをまとめたり深めたりして、目的や場面に応じ、筋道を立てて表現し的確に聞き取ること、自分の考えをまとめたり深めたりして、相手や目的に応じ、筋道を立てて文章に書くための基本を身につけていく。
学習したことが、きちんと習得されているかどうかを、文章を書くことを中心に確認していく。また、表現と理解に役立てるための音声・文法・表記・語句・語彙・漢字等の知識を確認する。
授業の進め方・方法:
テキストは必要に応じて、テキスト中の文章を素材として用いる、あるいは、解説を参考資料として用いるために使用します。設定した各単元において、講義内容をふまえた課題の提出を求めます。
また、評価表を用いて相互評価を行う場合もあります。
注意点:
各講義の小テストなどの正答率を50%+実作課題50%で評価する。
なお、前期評価は各講義の小テストなどの正答率のみで評価。
学年は前期の小テストなどの正答率+後期小テストなどの正答率の平均を50点換算したものに、1年間分の実作課題点(50点)を加えたもので評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方について
・調べる 本にあたるー情報探しの一方法ー
シラバスによって授業の概要、到達目標、成績評価方法を理解する。
情報探しの方法について理解し、取材、記録についての基本事項を理解できる。
2週 ・調べる 本にあたるー情報探しの一方法ー 要約の基本方法を理解し、文章を的確に要約することができる。
実作課題1の提出
3週 ・課題作文(自己アピール文)を書く「私から見た私」 課題作文を書く上での基本事項を理解できる。
4週 ・課題作文を書く 求められた文章を一定の時間内で完成させることができる。
実作課題2の作成。
5週 ・発表する 情報を整理して口頭で伝える 口頭発表と評価の仕方について理解できる。
6週 ・話す メモをもとにしたスピーチもしくはスピーチ原稿の作成 スピーチもしくはスピーチ原稿の作成
7週 ・話す スピーチもしくはスピーチ原稿の完成と相互評価
実作課題3の作成
8週 ・説明する 紹介文の特徴と、基本的な書き方を理解できる。
2ndQ
9週 ・紹介文を書く 紹介文の作成
10週 ・紹介文を書く 実作課題4の提出
11週 ・手紙を書く 手紙、Eメールに関する基礎知識を理解できる。ビジネス上のEメールの実際の利用について理解できる。
12週 ・手紙とメール 手紙とメールの違いを理解できる。違いに対応して実作可能な知識を得る。
13週 ・手紙を書く 手紙の実作を行い、各自が現時点での改善点を把握できる。
実作課題5の作成
14週 ・手紙を書く 実作課題5の完成と提出
15週 前期のまとめ 実作課題にみられた問題点について。自習しておくべきことについて。
16週
後期
3rdQ
1週 ・紹介文の実践 学科紹介文を書くうえでの注意事項について理解できる。
2週 ・紹介文の実践 学科紹介文の作成
3週 ・紹介文の実践 学科紹介文2種類の完成
実作課題6
4週 ・提案書を書く 提案書の基本的な型について理解できる。
エンジニアの提案書に必要な内容を理解できる。
小論文を書く際の留意点と構成の仕方を理解できる。
5週 ・提案書を書く 現実に通用するレベルの提案書を作成する。
・実作課題7
6週 ・小論文を書く 資料読み込み型小論文を作成する上での留意点と構成を理解できる。
資料についての講義をうけて、小論文の準備を行う。
7週 ・小論文を書く 資料読み込み型小論文の作成
8週 ・小論文を書く 資料読み込み型小論文の実作(800~1000字程度)を完成させる。、時間内に仕上げることができる。
・実作課題8
4thQ
9週 ・レポート型小論文 レポートの特徴と、基本的な書き方を理解できる。
一般的なレポートの型とその小論文への応用について理解できる。
10週 ・レポート型小論文 レポート型小論文を作成するために、各自調査を行い、必要なデータを収集できる。
11週 ・レポート型小論文 レポート型小論文の実作(1200~2000字程度)を行う。
・実作課題9
12週 プレゼンテーション(一般向け) スピーチとプレゼンテーションの違いを理解し、学術学会向けとは異なる、一般向けプレゼンテーションの基本について理解できる。
13週 プレゼンテーション(一般向け) ショートプレゼンをまとめるための基本事項について理解できる。
14週 プレゼンテーション(一般向け) ショートプレゼンの作成
実作課題10
15週 後期のまとめと次年度への展望 理系学術論文の基本的な読み方について理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

講義ごとの小テスト実作課題グループワーク合計
総合評価割合50500100
総合的能力50500100