建設材料

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建設材料
科目番号 0063 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 日本鉄鋼連盟:鉄ができるまで、 セメント協会:セメントの常識、 三浦尚:土木材料学
担当教員 島袋 淳

到達目標

コンクリートについては、構成される材料やその材料の性質、役割等を理解することを目標とする。鋼については、鋼の製法の原理および基礎的な物理的性質について理解することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建設材料の性質・用途などの一般的な事項について適切に説明できる建設材料の性質・用途などの一般的な事項について説明できる建設材料の性質・用途などの一般的な事項について説明できない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建設分野において使用される材料について、その製法や性質、基礎的な物理的性質について講義する。
とりわけこの分野における現在の主要材料であるコンクリートと鉄鋼の講義に多くの時間を充てる。
授業の進め方・方法:
講義を基本とするが、関連する協会が制作したビデオを視聴し理解を深める。
注意点:
土木建築業界の基本となる材料になるので、十分理解すること。
学習シートをしっかり活用すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建設材料概論 現在の建設材料の主役が鋼とコンクリートであることを理解する。
2週 セメント(1) セメントの製法について理解する
3週 セメント(2) セメントの主な化合物と水和反応について理解する。
4週 骨材 コンクリート用骨材について理解する。
5週 フレッシュコンクリートの性質 フレッシュコンクリートについて解説し、ワーカビリティに影響を与える因子について理解する。
6週 硬化コンクリートの性質 硬化コンクリートについて解説し、硬化コンクリートの特性に影響を与える因子について理解する。
7週 中間まとめ これまでの復習を行う
8週 中間試験
4thQ
9週 混和材料 コンクリートに用いる混和材料について理解する。
10週 コンクリートの配合設計 コンクリートの配合設計の方法について理解する。
11週 鋼の性質(1) 鋼の概要、歴史、分類について理解する
12週 鋼の性質(2) 鋼の製法について理解する。
13週 鋼の性質(3) 鋼の製法をビデオを見て理解を深める
14週 学年末まとめ 中間試験から期末試験までの範囲の復習を行う
15週 期末試験
16週 答案返却など

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2後1
地歴・公民社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。2後1
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料の力学的性質及び物理的性質を説明できる。2後1
鉄鋼製品の用途・規格を説明できる。2後11
セメントの概要、種類、製造、性質について理解している。2後2,後3
セメントの概要、種類、製造、性質について説明できる。2後2,後3
混合セメントを理解している。2後2
混合セメントを説明でき、用途を選択できる。2後2
骨材の製造・種類・性質について説明できる。2後4
混和材料(混和材、混和剤等)を理解している。2後9
コンクリートの長所、短所について、説明できる。2後5
水セメント比、スランプ、ワーカビリティ、空気量を説明できる。2後5
フレッシュコンクリートの性質を説明できる。2後5
フレッシュコンクリートの性質を理解している。2後5
硬化コンクリートの性質を理解している。2後6
硬化コンクリートの性質を説明できる。2後6
耐久性を説明できる。2後6
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。2後6
配合設計の手順を理解し、計算できる。2後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000