概要:
木造建築の構造を理解した設計ができる技術を、施工に必要な図面や軸組み模型を作成する演習を通して修得させる。建築物の設計計画の実際を理解させるために、木造住宅の構造を理解した設計ができることを目標とする演習を行う。
この科目では,企業で建築設計・建築計画業務に従事していた非常勤講師も,その経験を活かして演習形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
間取りと外観だけがデザインされた住宅の構造に関する図面を資料をもとに平面詳細図(縮尺1:50)と伏せ図(縮尺1:100)を作成する。前期終了までに作成した平面詳細図、伏せ図を元に壁量計算書( 夏季課題) を作成後、軸組み模型(縮尺1:50)を製作する。さらに、完成した模型を参考にしながら矩計図(縮尺1:30)を作成する。最後に伏せ図・軸組み模型・矩計図の整合性をチェックし、完成度を高める。その内容を確実に身につけるために、授業時間外の作業が必須である。
注意点:
成績評価=平面詳細図評価(100点満点)×0.2+伏せ図評価(100点満点)×0.25+壁量計算書(100点満点)×0.1+軸組模型(100点満点)×0.2+断面詳細図評価(100点満点)×0.25
【関連科目】 本 科:建築一般構造(3年)
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
課題説明 |
2階建て木造住宅の間取りが分かるだけの平面図(1/100)と立面図(1/100)から今後の作業を理解できる
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2週 |
1階平面詳細図(1/50)① 【事後学習】課題制作(目安2H) |
柱の位置を決めチェックを受けてから作図開始ができる
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3週 |
1階平面詳細図(1/50)② 【事後学習】課題制作(目安2H) |
真壁、大壁の描き分けができる
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4週 |
1階平面詳細図(1/50)③ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
建具の描き方が正確にができる
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5週 |
2階平面詳細図(1/50)④ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
階段の描き方が正確にができる
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6週 |
2階平面詳細図(1/50)⑤ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
掃きだし窓、中連窓の描き分けが正確にができる
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7週 |
2階平面詳細図(1/50)⑥ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
雨戸、ベランダの描き方が正確にができる
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8週 |
伏せ図解説 【事後学習】課題制作(目安2H) |
伏せ図の描き方が理解できる
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2ndQ |
9週 |
基礎伏せ図(1/100) 【事後学習】課題制作(目安2H) |
基礎伏図が作図できる
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10週 |
1階床伏せ図(1/100) 【事後学習】課題制作(目安2H) |
1階床伏せ図が作図できる
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11週 |
2階床伏せ図(1/100) 【事後学習】課題制作(目安2H) |
2階床伏せ図が作図できる
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12週 |
1階小屋伏せ図(1/100) 【事後学習】課題制作(目安2H) |
1階小屋伏せ図が作図できる
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13週 |
2階小屋伏せ図(1/100) 【事後学習】課題制作(目安2H) |
2階小屋伏せ図が作図できる
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14週 |
壁量計算講義 【事後学習】課題制作(目安2H) |
木造2階建ての壁量計算方法理解できる
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15週 |
壁量計算演習 【事後学習】課題制作(目安2H) |
壁量計算ができる
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16週 |
平面詳細図、伏せ図の提出 |
平面詳細図・伏せ図が完成できている 授業時間外の夏休み課題として壁量計算の完成を促す
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後期 |
3rdQ |
1週 |
軸組み模型ガイダンス 【事後学習】課題制作(目安2H) |
壁量計算が完成できている 軸組み模型の作り方が理解できる
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2週 |
軸組み模型製作(1/50)① 【事後学習】課題制作(目安2H) |
基礎伏せ図の軸組み模型の作成ができる 基礎の3Dプリントアウトに関する説明
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3週 |
軸組み模型製作(1/50)② 【事後学習】課題制作(目安2H) |
1階床伏せ図の軸組み模型の作成ができる
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4週 |
軸組み模型製作(1/50)③ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
2階床伏せ図の軸組み模型の作成ができる
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5週 |
軸組み模型製作(1/50)④ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
1階小屋伏せ図の軸組み模型の作成ができる
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6週 |
軸組み模型製作(1/50)⑤ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
2階小屋伏せ図の軸組み模型の作成ができる
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7週 |
軸組み模型製作(1/50)⑥ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
地盤とみなした板に固定した軸組み模型の作成ができる
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8週 |
軸組み模型完成提出 |
教員による評価を展示巡回形式で行う 模型写真撮影
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4thQ |
9週 |
矩計図課題提示 |
矩計図課題の内容が理解できる
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10週 |
矩計図(1/30)① 【事後学習】課題制作(目安2H) |
矩計図の下書き線が作図できる
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11週 |
矩計図(1/30)② 【事後学習】課題制作(目安2H) |
矩計図の躯体線が作図できる
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12週 |
矩計図(1/30)③ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
矩計図の仕上げ線が作図できる
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13週 |
矩計図(1/30)④ 【事後学習】課題制作(目安2H) |
矩計図の文字の記入ができる
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14週 |
構造整合性チェック① 【事後学習】課題制作(目安2H) |
伏せ図・軸組み模型・矩計図の整合性をチェックできる
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15週 |
構造整合性チェック② 【事後学習】課題制作(目安2H) |
伏せ図・軸組み模型・矩計図の修正作業ができる
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16週 |
最終評価 |
修正後の軸組み模型・矩計図を巡回形式で教員が評価する
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 前1,前8,前14,前16,後1,後8,後9,後14,後15 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 前14,前15 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | 後16 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |