校外実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 校外実習Ⅰ
科目番号 0087 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 実習先の指示による
担当教員 島袋 淳,渡辺 勝利

到達目標

広く地域や社会、研究機関等での経験を通じて、高専生活の意義と目標を確かにし、実務経験を通してキャリア形成を検討する。合わせて社会人、技術者としての一般的なルールやマナー、責任感といった心構えを身に付ける。
1:キャリア形成について自分なりに検討できる。
2:実務経験を通じて、キャリア形成のための行動ができる。
3:社会人、技術者としての一般的なマナー等を身につけている。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
キャリアプランの検討キャリア形成について自分なりに検討できる。キャリア形成を意識できている。キャリア形成を意識できていない。
実務経験実務経験を通じてキャリア形成を検討できる。実務経験を通じてキャリア形成を意識できる。実務経験を行わず、キャリ形成を意識できない。
社会人基礎力社会人としてマナー及び心構えを十分に身に付けている。社会人としてのマナーを身につけている。社会人としてのマナーが不十分である。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 2 説明 閉じる
JABEE d-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
将来のキャリア形成を考えるにあたり、就業や大学における研究等を体験することによって技術者として視野を広げ、心構えや自覚を促すとともに、社会人としてのルールやマナー・責任感を学ぶ。
また、実習後における自己分析とそれを踏まえた将来ビジョンに向き合い、今後の学生生活における具体的な行動を考えるきっかけとする。
授業の進め方・方法:
CA4工学セミナー(4年前期)や面談を通じて、教員等とマッチングを進めインターンシップの希望先を5月中旬を目途に決定し、学校及び受け入れ先企業に応じて、各自、必要書類を作成・準備する。実習前・中・後を通じて、社会人としての行動や心構えを意識して身につける。また、実習後に、実習報告書および報告会のプレゼン資料を作成し、報告会にて各自プレゼンテーション(審査を含む)を行う。
各自の進度や希望に応じて、課外に主体的に教員からアドバイスを受ける機会等をもつことが望ましい。
注意点:
◎期間:夏季休業中の原則平日の1週間(2020年度は7月21日から8月31日)
◎研修内容:実習先機関(企業、官公庁、大学)により対応する。別途、学校の注意事項を適切に守ること(学生課教務係)。
◎成果報告:研修終了後に成果報告書を提出し、インターンシップ報告会(2020年度は9月頃を予定)において、研修内容等を発表する。
◎成績評価:実習先機関の評価報告書、報告書の内容やインターンシップ報告会でのプレゼン内容を総合して評価する。内訳は、報告書(20%)、派遣先の評価(50%)、報告会の評価(30%)。
◎校外実習1を履修した場合、校外実習2は選択できないので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、希望する実習先/分野の調査 キャリア形成を念頭に、希望先を提出する。
学生自身の関心に応じて、各自が企業や業界の研究を行う。
2週 企業/業界研究・マッチング面談
→ 希望実習先が決まっている場合は、履歴書等の作成・準備を進める
希望先の決定と、それに合わせた履歴書等の作成を進める。
学生自身の関心に応じて、各自が企業や業界の研究を行う。
3週 企業/業界研究・マッチング面談
→ 希望実習先が決まっている場合は、履歴書等の作成・準備を進める
希望先の決定と、それに合わせた履歴書等の作成を進める。
学生自身の関心に応じて、各自が企業や業界の研究を行う。
4週 企業/業界研究・マッチング面談
→ 希望実習先が決まっている場合は、履歴書等の作成・準備を進める
希望先の決定と、それに合わせた履歴書等の作成を進める。
学生自身の関心に応じて、各自が企業や業界の研究を行う。
5週 企業/業界研究・マッチング面談
→ 希望実習先が決まっている場合は、履歴書等の作成・準備を進める
希望先の決定と、それに合わせた履歴書等の作成を進める。
学生自身の関心に応じて、各自が企業や業界の研究を行う。
6週 企業/業界研究・マッチング面談
→ 希望実習先が決まっている場合は、履歴書等の作成・準備を進める
希望先の決定と、それに合わせた履歴書等の作成を進める。
希望先の相談を切り上げ、決定に応じて作業を進める。
7週 受け入れに必要な書類(略歴書、履歴書など)の作成
→ 教員による添削指導を受ける
作成した履歴書や書類の確認、指導を受けて完成させる。
希望・派遣先について自ら情報収集を進める。
8週 受け入れに必要な書類(略歴書、履歴書など)の作成
→ 教員による添削指導を受ける
作成した履歴書や書類の確認、指導を受けて完成させる。
希望・派遣先について自ら情報収集を進める。
2ndQ
9週 受け入れに必要な書類(略歴書、履歴書など)の作成
→ 教員による添削指導を受ける
作成した履歴書や書類の確認、指導を受けて完成させる。
希望・派遣先について自ら情報収集を進める。
10週 受け入れに必要な書類(略歴書、履歴書など)の作成
→ 教員による添削指導を受ける
作成した履歴書や書類の確認、指導を受けて完成させる。
希望・派遣先について自ら情報収集を進める。
11週 実習先との詳細打ち合わせ
実習期間中におけるマナーや心構え、注意事項を学ぶ
実習前準備に関するレポートとミニプレゼン(1/3)
実習先に応じて、適宜準備を進める。
12週 実習先との詳細打ち合わせ
実習期間中におけるマナーや心構え、注意事項を学ぶ
実習を通じて心がける事項に関するレポートとミニプレゼン(1/3)
実習先に応じて、適宜準備を進める。
13週 実習先との詳細打ち合わせ
実習期間中におけるマナーや心構え、注意事項を学ぶ
実習全般及び社会人として心がける事項に関するレポートとミニプレゼン(1/3)
実習先に応じて、適宜準備を進める。
14週 実習(夏季休業中の1週間)
→ 実習後、お礼状を送付するとともに報告書、プレゼン資料を速やかに作成する。
実習
開始前・終了時の報告とお礼状の送付を連絡する。
15週 報告書およびプレゼン資料の作成 報告書及びプレゼンテーション資料を期日までに提出する。
16週 インターンシップ報告会 報告会にて発表を行い、審査を受ける。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

報告書評価書報告会(プレゼン)合計
総合評価割合205030100
総合評価205030100