建築計画Ⅱ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築計画Ⅱ
科目番号 0092 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 土木建築工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テキスト 建築計画 学芸出版社(川崎寧史、山田あすか編著)、自作テキスト
担当教員 江本 晃美

到達目標

建築空間や建築計画に関する幅広い用語を理解できるとともに、各種建築物に関する基礎知識を修得し、計画手法を身につけることを目標とする。
1:建築計画に関する幅広い用語が理解できる。
2:各種建築物の基礎知識が習得できている。
3:計画事例や手法を理解・分析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基礎的事項と用語の理解建築計画の基礎的な内容と用語を理解し説明できる。建築計画の基礎的な内容と用語を理解している。試験平均が60点未満で、基礎的な事項の理解が不十分である。
各種建築物の基礎知識や事例の理解各種建築物の計画論を理解し、事例を分析するプレゼン課題を事前に提出し、発表している。プレゼン課題を提出し、発表を行っている。プレゼン課題の未提出がある。また、発表を行わなかった。
各種建築物、計画手法の理解・分析各種建築物、計画手法を理解し、講義内容を十分に踏まえてレポートとして分析したものを期日までに提出している。各種建築物、計画手法を理解し、講義内容を踏まえてレポートしたものを期日までに提出している。レポートの未提出がある。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 1 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年次の建築計画Ⅰに引き続いて、建築設計実務に必要な計画学の基礎となる建築計画総論および各種建築物の計画各論について学ぶ。計画論や事例を理解し、分析することで設計手法を身につける。
授業の進め方・方法:
講議を主体に授業する。教科書と配布資料に基づいて講義を進める。また折りに触れ、レポート課題等を課す。各自に、各論について 1 回のプレゼン課題を課す。
また、グローバルに専門性を発揮できるようにするため、工業英語を中心とした習得コンテンツを用いて、ディスカッションを行う。レポートやプレゼン素材の作成時には各自の必要に応じて課外での取り組み時間を確保することが必要となる。
注意点:
【関連科目】建築デザイン概論 ( 本科 2 年 )、建築一般構造 ( 本科 3 年 )、建築環境工学 ( 本科 4 年 )、建築設備 ( 本科 5 年 )、工学デザイン基礎 I ~ III( 本科 1 ~ 3 年 )、工学デザイン I ~ II( 本科 4 ~ 5 年 )、創造演習 (本科 4 ~ 5 年 )
◎成績評価:試験50%、課題40%、プレゼン10%

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 建築の形態1・モデュールの復習 建築の形態と作成手法を理解する1
2週 建築の形態2 建築の形態と作成手法を理解する2
3週 建築の形態3 建築の形態と作成手法を理解する3
4週 人間の知覚と行動から読み取る形態1 人間の知覚・認知と行動心理に基づく設計手法を理解する1
5週 人間の知覚と行動から読み取る形態2 人間の知覚・認知と行動心理に基づく設計手法を理解する2
6週 人間の知覚と行動から読み取る形態3 人間の知覚・認知と行動心理に基づく設計手法を理解する3
7週 プレゼンテーション1(クラスの 1/4) 担当したのものがプレゼン課題を事前提出し、プレゼンを行い、修正を加えて最終提出する
8週 前期中間試験 学習シートの内容を中心に知識を確認する
2ndQ
9週 前期中間試験の解答、解説
劇場・コンサートホール1
劇場・コンサートホールの計画について学習し、理解する1
10週 劇場・コンサートホール2 劇場・コンサートホールの計画について学習し、理解する2
11週 劇場・コンサートホール3 劇場・コンサートホールの計画について学習し、理解する3
12週 劇場・コンサートホール4 劇場・コンサートホールの計画について学習し、理解する4
13週 劇場・コンサートホール5 劇場・コンサートホールの計画について学習し、理解する5
14週 プレゼンテーション2(クラスの 1/4) 担当したのものがプレゼン課題を事前提出し、プレゼンを行い、修正を加えて最終提出する
15週 前期期末試験 学習シートの内容を中心に知識を確認する
16週 解答返却など 前期末試験答案の返却、回答および解説
後期
3rdQ
1週 事例から学ぶ図書館・博物館・美術館1 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
2週 事例から学ぶ図書館・博物館・美術館2 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
3週 事例から学ぶ図書館・博物館・美術館3 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
4週 事例から学ぶ図書館・博物館・美術館4 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
5週 事例から学ぶ図書館・博物館・美術館5 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
6週 事例から学ぶ複合施設の計画1 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
7週 プレゼンテーション3(クラスの 1/4) 担当したのものがプレゼン課題を事前提出し、プレゼンを行い、修正を加えて最終提出する
8週 後期中間試験 学習シートの内容を中心に、「知る」「観る・聴く」「働く」に関する知識を確認する
4thQ
9週 後期中間試験の解答、解説
事例から学ぶ複合施設の計画2
有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
10週 事例から学ぶ複合施設の計画3 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
11週 事例から学ぶ複合施設の計画4 有効な事例と建築家から設計・計画の手法を学習し、理解する
12週 都市空間と建築の関係性を学ぶ1 有効な事例と都市との関係性を学習し、理解する
13週 都市空間と建築の関係性を学ぶ2 有効な事例と都市との関係性を学習し、理解する
14週 プレゼンテーション4(クラスの 1/4 程度) 担当したのものがプレゼン課題を事前提出し、プレゼンを行い、修正を加えて最終提出する
15週 後期期末試験 学習シートの内容を中心に知識を確認する。
16週 解答返却など 後期末試験答案の返却、解答および解説
科目全体の振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験プレゼン課題レポート合計
総合評価割合501040100
定期試験500050
課題提出0104050