西洋建築史

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 西洋建築史
科目番号 0095 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 西田雅嗣他、「建築の歴史;西洋・日本・近代」 、2003年
担当教員 中川 明子

到達目標

1. 建築様式、都市の変遷と代表的建築様式の特徴を理解する。
2. 歴史的に重要な建築家や思想家についての知識を深める。
3. 「世界に通用する」技術者を目指す者として、西洋の建築文化への理解を深め、近代建築成立への理解へ一助とすると共に、世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
建築様式、都市の変遷について建築様式、都市の変遷について理解し、説明できる。建築様式、都市の変遷について理解している。建築様式、都市の変遷について理解できない。
代表的建築様式の特徴について代表的建築様式の特徴を理解し、説明できる。代表的建築様式の特徴を理解している。代表的建築様式の特徴を理解していいない。
歴史的に重要な建築家や思想家について歴史的に重要な建築家や思想家についての知識を持ち、説明できる。歴史的に重要な建築家や思想家についての知識を持っている。歴史的に重要な建築家や思想家についての知識がない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
① 建築技術者として必要とされる常識を養うことを目的とする。 ② 建築の工法、構造の変化に伴う建築の変遷を理解する。
授業の進め方・方法:
視覚的理解を助けるため、代表事例などはプロジェクターでの投影を行う。視聴覚教材も利用する。授業内容を理解するために、予習復習のための学習ノートを活用する。その提出は期限を決めて行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 西洋建築史ガイダンス 西洋建築史を学ぶ意義、建築の発生と発達の要因についての説明。建築史、都市史変遷の概要の説明。学習ノート使用法のガイダンス。
2週 古代の建築1:古代オリエント建築・古代エジプト建築1 古代オリエント建築・古代エジプト建築について。その工法、時代背景の説明。
3週 古代の建築2:ギリシア建築 古代ギリシア建築、都市計画、その工法、時代背景の説明。
4週 古代の建築3:ローマ建築 古代ローマ建築、都市計画、社会基盤整備、その工法、時代背景の説明。
5週 中世の建築1:古代末期・中世初期の建築、ビザンツ建築 初期キリスト教時代建築・ビザンツ建築の紹介。その時代背景の説明。
6週 中世の建築2:ロマネスク建築 ロマネスク建築の紹介。その時代背景の説明。様式、構造変遷の説明。
7週 中世の建築3:ゴシック建築 ゴシック建築の紹介。構造変遷、彫刻についての説明。その時代背景、状況の説明。
8週 中間試験 古代から中世までの西洋建築史について問う。
2ndQ
9週 近世の建築1:ルネサンス建築 1 イタリア・ルネサンス建築の代表的建築物、建築家の紹介。その時代背景、状況の説明。
10週 近世の建築2:ルネサンス建築 2 フランス・ルネサンス建築、ヨーロッパ各国のルネサンス建築の代表的建築物、建築家の紹介。その時代背景、状況の説明。
11週 近世の建築3: バロック建築1 イタリア・バロック、フランス・バロック建築の代表的建築物、街区計画、建築家の紹介。その時代背景、状況の説明。
12週 近世の建築4: バロック建築2 イギリス・バロック建築の代表的建築物、街区計画、ロココの代表的建築物、その他、ヨーロッパ諸国に於けるバロック建築について建築家の紹介。その時代背景、状況の説明。
13週 近世の建築5: 新古典主義建築 新古典主義建築の代表的建築物、建築家の紹介。その時代背景、各国の状況の説明。
14週 近世の建築6: 歴主義建築 歴史主義建築の代表的建築物、建築家の紹介。その時代背景、各国の状況の説明
15週 期末試験 近世における西洋建築史について問う。
16週 答案返却など 答案返却、解説、前期の復習。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。1前3
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。2前2,前3,前4
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。2前5,前6,前7
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。2前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
建築様式、都市の変遷について30535
代表的建築様式の特徴について30535
歴史的に重要な建築家や思想家について201030