物理化学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 物理化学
科目番号 0109 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 柴田茂雄著、「物理化学の基礎」(共立出版)
担当教員 大橋 正夫

到達目標

複合分野の基礎となる基本的素養として、化学の基礎となる法則や理論を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
波動関数波動関数に関する応用的な問題を解くことができる。波動関数に関する基礎的な問題を解くことができる。波動関数に関する基礎的な問題を解くことができない。
化学結合化学結合に関する応用的な問題を解くことができる。化学結合に関する基礎的な問題を解くことができる。化学結合に関する基礎的な問題を解くことができない。
熱力学熱力学に関する応用的な問題を解くことができる。熱力学に関する基礎的な問題を解くことができる。熱力学に関する基礎的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE c-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物理化学は、化学の基礎となる法則や理論を取り扱う分野である。ミクロの化学とマクロの化学に分けて自然現象を説明できるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。学習シートは自学・自習の参考とする。
教科書の予習復習をする。毎回1時間(計14時間)
注意点:
学習シートは毎回の授業で配布する。
2回の定期試験の平均点

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 原子の構造I 原子模型等について学ぶ
2週 原子の構造II ボーアの理論等について学ぶ
3週 波動方程式I シュレディンガーの波動方程式について学ぶ
4週 波動方程式II 水素原子のシュレディンガー波動方程式について学ぶ
5週 波動方程式III 水素類似原子の波動関数等について学ぶ
6週 元素の周期表 周期表等について学ぶ
7週 電子の軌道配置I 電子の軌道配置等について学ぶ
8週 電子の軌道配置II/中間試験 電子の軌道配置等について学ぶ/1~8回の学習内容から出題
4thQ
9週 解説中間試験 中間試験問題の解説
10週 化学結合 I 化学結合について学ぶ
11週 化学結合 II 化学結合について学ぶ
12週 熱力学第一法則 熱力学第一法則について学ぶ
13週 熱力学第二法則 熱力学第二法則について学ぶ
14週 熱力学第三法則 熱力学第三法則について学ぶ
15週 期末試験 9~14回の学習内容から出題
16週 答案返却など 試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。3
物質が原子からできていることを説明できる。3
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。3後1,後2,後3,後4
同位体について説明できる。3後1,後2,後3,後4
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。3後1,後2,後3,後4
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。3後5,後6,後7,後8
価電子の働きについて説明できる。3後5,後6,後7,後8
原子のイオン化について説明できる。3
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。3後6,後7,後8
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。3後6,後7,後8
イオン式とイオンの名称を説明できる。3後10
イオン結合について説明できる。3後10
イオン結合性物質の性質を説明できる。3後10
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3後10
共有結合について説明できる。3後11
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3後11
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3後11
金属の性質を説明できる。3後11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
波動関数400000040
化学結合300000030
熱力学300000030