火薬学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 火薬学
科目番号 0135 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 日本火薬工業会資料編集部発行 火薬学[第2版]
担当教員 大石 淳三,荒木 功平

到達目標

火薬類の基本的な性質、特徴、使用方法を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1火薬類の基本的な性質、特徴、使用方法を完全に理解している。火薬類の基本的な性質、特徴、使用方法を理解している。火薬類の基本的な性質、特徴、使用方法を全く理解していない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
将来、火薬類を取り扱うことになった場合を想定し、火薬類の基本的な性質、特徴、使用方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書を中心にその他の資料も用いて、火薬類の基本的な性質、特徴、使用方法について説明する。講義への出席と受講態度を重視し、中間試験と期末試験を実施する。講義が全て終了後、希望者は火薬工場の見学を行い、授業内容について理解を深めることが出来る。火薬学に合格し、火薬工場の見学に参加した者は、火薬類取扱保安責任者試験の学科試験が免除される。 
注意点:
火薬学は範囲が広く、かなり専門的な内容になります。
毎回の授業終了後、重要な項目について確認試験問題を配付します。それを教科書、資料と照らし合わせながら解答し、勉強してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 歴史、法令 火薬類の歴史と法令を理解する。
2週 緒論 火薬学を理解する上で必要な基礎知識を理解する。
3週 火薬 硝酸塩を主とする火薬、硝酸エステルを主とする火薬、その他の火薬について理解する。
4週 爆薬 起爆薬、硝酸塩を主とする爆薬、硝酸エステルを主とする爆薬、ニトロ化合物を主とする爆薬などについて理解する。
5週 火工品(1) 雷管、非電気式起爆システムなどについて理解する。
6週 火工品(2) 導火線類、導爆線、その他火工品について理解する。
7週 火工品(3) 煙火について理解する。
8週 中間試験 ここまでの内容について試験を実施する。
2ndQ
9週 中間試験の解答と解説
ここまでのおさらい
中間試験の内容を理解する。
ここまでの内容について理解する。
10週 火薬類の性能試験方法(1) 感度とその試験方法について理解する。
11週 火薬類の性能試験方法(2) 爆発効果(威力)とその試験方法、火工品の性能試験、安全度試験について理解する。
12週 発破(1) 発破の基礎、各種の発破について理解する。
13週 発破(2) 発破の技術基準、電気発破とその機器類について理解する。
14週 爆発加工
安全と環境
各種の爆発加工について理解する。
火薬類への安全対策、環境対策について理解する。
15週 期末試験 ここまでの内容について試験を実施する。
16週 期末試験の解答と解説                   期末試験の内容を理解する。
ここまでの内容について理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学化学混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
工学基礎工学実験技術工学実験技術実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000