技術者倫理

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 技術者倫理
科目番号 0141 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 社団法人日本技術士会倫理委員会「技術士の倫理」社団法人日本技術士会
担当教員 目山 直樹,原 隆,河村 志朗,山本 美子,福冨 弘幸,大原 守,津田 秀典,和多田 康男

到達目標

常に中立公正を堅持し,公益性を確保しながら業務を行う技術者の立場とるべき姿勢を理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 基礎的倫理能力高い普通不足している
評価項目2 問題発見・解決能力高い能力を持つ通常の能力を持つやや不足している
評価項目3 取りまとめ能力高い能力がある通常の能力を持つやや不足している

学科の到達目標項目との関係

JABEE b 説明 閉じる
到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術者は常に専門技術を磨き、資質を向上させ、責任を持って仕事を行わなければならない.また、仕事においては、良心に基づいて常に中立公正を堅持し,公益性の確保に努めなければならない。しかし、具体的にはどのようにすれば良いのかということは非常に分かりづらい。そこで、実務を遂行する際に現実に生じた事例をもとに、技術者の立場、とるべき姿勢を討議しながら理解を深めて行く。
授業の進め方・方法:
講義の第1回目に技術者倫理が必要とされる背景について考える。第2回目以降は事例研究として2回1テーマで6例のテーマを扱う。学生は各班6名程度のグループ(班)で構成する。1回目は各テーマごとに講師の説明の後に討議を行う。班員は交代で座長を努め討議を進める。班員は各自討議のまとめを行い会議録を作る.座長はそれをとりまとめて報告書を作成する。2回目は各班の報告書を座長が発表し再び討議を行う。第14回目に模擬試験と解説を行った後に第15回目にまとめを行う。学修内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション(全員) 技術者の倫理とは
なぜ技術者の倫理が問われているか(レポート)
2週 建設分野の技術者倫理(1) 建設と品質管理に関する事例(1)
3週 建設分野の技術者倫理(2) 建設と品質管理に関する事例(2)
4週 下水道分野の技術者倫理(1) 下水処理場建設に関する事例(1)
5週 下水道分野の技術者倫理(2) 下水処理場建設に関する事例(2)
6週 設計分野の技術者倫理(1) 設計と品質管理に関する事例(1)
7週 設計分野の技術者倫理(2) 設計と品質管理に関する事例(2)
8週 応用地質分野の技術者倫理(1) 核廃棄物の地層処分に関する事例 (1)
4thQ
9週 応用地質分野の技術者倫理(2) 核廃棄物の地層処分に関する事例 (2)
10週 設計分野の技術者倫理(1) 設計と品質管理に関する事例(1)
11週 設計分野の技術者倫理(2) 設計と品質管理に関する事例(2)
12週 上水道分野の技術者倫理(1) 上水道事業と公務員の立場に関する事例(1)
13週 上水道分野の技術者倫理(1) 上水道事業と公務員の立場に関する事例(2)
14週 確認試験(原・目山) 技術士1次試験レベルの模擬試験と解答
15週 まとめ(全員) 成績・授業評価・まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合010010800100
基礎的能力000010010
問題発見能力000060060
取りまとめ能力01001010030