Psychology

Course Information

College Tokuyama College Year 2024
Course Title Psychology
Course Code 0147 Course Category General / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Department of Civil Engineering and Architecture Student Grade 5th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 「新・心理学を今に活かす」教育情報出版(2,200円)
Instructor Habuchi Yoshiko,Kuramashi Yasuhiro

Course Objectives

1.人間行動の背後にある、心理的メカニズムを考えられるようになる(心理学的な問題意識の獲得)
2.基礎的な心理現象について知る(心理学的知識を得る)
3.主体的な授業参加を通じて、学習項目への理解を深める

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 心理学に関する基礎知識の習得代表的な心理現象、重要概念など学習項目についての知識が内部で整理・体系化されており、それらを自分の言葉で的確に説明することができる。代表的な心理現象、重要概念について、大まかに理解ができており、当該項目の名称を答えたり、その内容を正しく説明する記述を選ぶことができる。代表的な心理現象、重要概念の名称や内容について知らない、理解できていない。
評価項目2 授業への主体的参加実験・ディスカッション等の課題に積極的に参加できている。自発的に質問したり、意見を述べる。注意深く仕上げられた課題を提出する。授業内で行う実験・ディスカッション等に参加する。課題を提出する。授業内で行う実験・ディスカッション等にまじめに参加しない。課題を提出しない。
評価項目3 心理学的な問題意識の獲得授業内で取り上げた事象だけでなく、自分の専門分野や日常生活に引きつけて問題を発見し、心理学的に考察することができる授業内で取り上げた心理現象について、メカニズムを説明することができる授業内で取り上げた心理現象について、メカニズムを説明することができない

Assigned Department Objectives

到達目標 A 2 See Hide
JABEE b See Hide

Teaching Method

Outline:
心理学は、英語ではサイコロジー(Psychology) 。サイコは「心」をあらわし、ロジーは「学問」とか「科学・法則」を示す。心理学は人の心や行動について、単に頭の中であれこれと考えるだけでなく、調査や実験、あるいは実践を通して現実のデータとつき合わせながら、実証的に知識を構築していく学問である。本講義では「行動科学としての心理学」という視点に立ち、私たちの様々な行動について、心理学的に理解するための方法や基礎知識について「身体」「自己」「他者」「社会」という4つの視点から解説する。受講学生はこれらを通じて、「心理学的に考える」ことのアウトラインをつかみ、専門分野における学びや日々の生活に活かしてほしい。
Style:
各回ごとに定めたテーマについて、テキストとスライドを用いて基本的な概念・現象の解説を行う。また、関連する実験や心理検査を実体験する機会を設けるので、受講生はそれらの課題に積極的に取り組むことで、理解を深めてほしい。授業終わりのふりかえり課題(コメントペーパーを含む)への取り組みを通じて、学習内容の整理と知識の定着を図ることにも務めてほしい。
Notice:
注意事項:この授業は、半期で完結。前・後期に同様の内容を実施。
定期試験の平均が7割、課題を3割で評価する。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st イントロダクション:心理学とはどのような学問か? 心のはじまりは身体と動きから 心理学が向き合う研究テーマ・領域の拡がりと研究手法について理解する。
2nd 五感が心の材料 感覚器官と脳の情報処理について理解する。
3rd もの・こと・ひとはどう見えるか――知覚や認知のバイアス―― 知覚の定義,知覚と情報処理(文脈効果と選択的注意,スキーマ,ステレオタイプ)について理解する。
4th 感情の役割——ネガティブな感情も必要—— 感情の定義,感情と身体の関係,感情の発達,感情の機能と役割について理解する。
5th 自分を知り,自分とうまく付き合う 性格の定義,自尊感情,自己概念,自己評価について理解する。
6th 自分を心豊かに成長させる 発達の定義,発達の基本原則,動機づけ,メタ認知について理解する。
7th 自分を整える 思考,ストレスとストレスマネジメント,援助要請について理解する。
8th 心豊かな人生を送る キャリア発達と人間関係,好意について理解する。
2nd Quarter
9th 魅せる,見せる 印象形成,対人魅力と対人嫌悪,自己呈示と自己開示について理解する。
10th 人間関係の原理を知り,スキルを磨く 社会的交換理論,言語的・非言語的コミュニケーション,社会的スキル,SNSにおけるコミュニケーションについて理解する。
11th チームで働く力を磨く――自分に合ったリーダーシップスタイル―― チームの定義,チームビルディング,リーダーシップについて理解する。
12th 社会を動かす,知っておくべき集団心理 集団で意思決定をするときの特徴,社会的促進と社会的抑制,社会的手抜き,責任の分散について理解する。
13th 災難・災害にしなやかに対応する心づくり 災害時の心と行動について理解する。
14th よりよい社会を目指して 社会的ジレンマについて理解する。
15th 期末試験
16th 答案返却など 試験の講評と解説を行う。

Evaluation Method and Weight (%)

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000