近代建築史

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 近代建築史
科目番号 0156 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 西田雅嗣他、『建築の歴史;西洋・日本・近代』、学芸出版社、2003年
担当教員 中川 明子

到達目標

1. 近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式、都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解する。
2. 「世界に通用する」技術者を目指す者として、日本の建築文化への理解を深め、日本の近・現代建築成立への理解へ一助とすると共に、世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式を理解する。近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式を理解し、説明できる。近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式を理解している。近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式を理解していない。
近代建築の都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解する。近代建築の都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解し、説明できる。近代建築の都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解している。近代建築の都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解していない。
世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を養う。世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を持ち、実践しようとしている。世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を持っている。世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を持っていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
近代建築の工法、構造、理論の変化に伴う建築様式、都市の変遷と代表的建築、建築家について学ぶ。
授業の進め方・方法:
視覚的理解を助けるため、代表事例などはプロジェクターでの投影を行う。視聴覚教材も利用する。授業内容を理解するために、予習復習のための学習ノート(年表形式)を活用する。その提出は期限を決めて行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス:西洋の近代建築 1 授業ガイダンス;産業革命以後の建築
2週 西洋の近代建築 2 アーツ・アンド・クラフツ運動
3週 西洋の近代建築 3 アール・ヌーヴォー ・ ウィーン・ゼツェシオン/ドイツ表現主義
4週 西洋の近代建築 4 ロシア構成主義/デ・ステイル ・ アール・デコ
5週 西洋の近代建築 5 フランク・ロイド・ライト ・ アメリカの近代建築
6週 西洋の近代建築 6 ドイツ工作連盟/バウハウス ・ ミース・ファン・デル・ローエ
7週 西洋の近代建築 7 ル・コルビュジエ
8週 中間試験 西洋の近代建築について問う。
4thQ
9週 日本の近代建築 1 洋風建築の出現 ・ 西洋建築技術の輸入 ・ 伝統技術の西洋化と擬洋風建築
10週 日本の近代建築 2 西洋建築の理解と習熟 ・ 耐震理論と新構法の展開
11週 日本の近代建築 3 日本の表現主義 ・ 震災の前後と帝冠様式
12週 戦後の世界の近代建築 戦後の世界の建築潮流 ・ アメリカ、ヨーロッパ
13週 戦後の日本の近代建築 戦後の日本の近代建築
14週 ポストモダン建築 ポストモダン建築;ヨーロッパ、アメリカ、日本
15週 期末試験 西洋の近代建築、日本の近代建築、戦後の世界と日本の近代建築、ポストモダン建築について問う。
16週 答案返却など 答案返却、総復習。歴史的建造物の保存についての概説。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術史技術史歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。2後7

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
近代建築の工法、構造の変化に伴う建築の様式を理解する。40545
近代建築の都市の変遷と代表的建築様式の変遷・特徴を理解する。40545
世界各国の建築文化を自ら学ぶ姿勢を養う。01010