土木法規

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 土木法規
科目番号 0183 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 土木施工管理技術テキスト 法規編(財団法人 地域開発研究所)
担当教員 渡辺 勝利

到達目標

①労働基本法,労働安全衛生法の内容を理解する。②土木事業に関連する法律の名称と内容を理解する。③法規に関連する違反事項を確認する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1労働基準法,労働安全衛生法の内容を十分理解している。労働基準法,労働安全衛生法の内容を理解している。労働基準法,労働安全衛生法の内容を理解していない。
評価項目2土木事業に関連する法律の名称とその内容を十分理解している。土木事業に関連する法律の名称とその内容を理解している。土木事業に関連する法律の名称とその内容を理解していない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 1 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
土木事業に関連する法律の名称、内容について解説する。また、その適用事例についても紹介することによって法律の内容の理解に努める。
授業の進め方・方法:
講義を主体する。また、項目毎に演習問題を行う。
注意点:
授業の内容の理解を深めるとともに、土木、建築施工管理技士試験への対応のため、予習、復習は必須である。
成績評価:2回の試験の平均点×0.9+課題レポート(10点)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 土木法規の授業の進め方、シラバスの説明、成績評価の方法の説明。
2週 労働基準法(1)を学習する。 労働基準法の目的、概要、総則、労働契約、賃金、労働時間、年少者について理解する。
3週 労働基準法(1)を学習する。 女子、災害補償、就業規則、寄宿舎、雑則について理解する。
4週 労働安全衛生法(1)を学習する。 労働安全衛生法の目的、概要、総則、安全衛生管理体制、危険または健康障害の防止、機械および有害物に関する規制について理解する。
5週 労働安全衛生法(2)を学習する。 労働者の就業に当たっての措置、健康保持増進の措置、計画の届出について理解する。
6週 建設業法(1)を学習する。 建設業法の目的、概要、総則、建設業の許可、建設業許可の申請、一般建設業許可基準、特定建設業許可基準、許可の変更、について理解する。
7週 建設業法(2)を学習する。 建設工事の請負契約、本請負人の義務、請負契約に関する紛争の処理、施工技術の確保、標識の掲示と表示の制限について理解する。
8週 中間試験 2回~7回の講義内容から出題する。
4thQ
9週 道路関係法(1)を学習する。 道路法の目的、総則、道路法について理解する。
10週 道路関係法(2)を学習する。 車両制限令、道路交通法について理解する。
11週 環境保全関係法(1)を学習する。 環境基本法の目的、総則、騒音規制法、振動規制法について理解する。
12週 環境保全関係法(2)を学習する。 水質汚濁防止法、廃棄物処理法、再生資源の利用促進い関する法律について理解する。
13週 河川法を学習する。 河川法の目的、総則、河川の管理について理解する。
14週 港則法を学習する。 港則法の目的、総則、について理解する。
15週 期末試験 9回から14回の講義内容に関する問題を出題する。
16週 答案返却など 試験解答、解説。土木法規の学習した内容を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力0000000
専門的能力90000010100
分野横断的能力0000000