人文社会特講

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 人文社会特講
科目番号 0191 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 土木建築工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 倉増 泰弘,柳本 萌子

到達目標

人種問題を題材としてその背景にある歴史、文化、社会事象について理解し、十分な説得力を持って自分の考えを説明・議論することができることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1題材となる社会事象について、その背景にある歴史や文化について理解することが十分にできる。題材となる社会事象について、その背景にある歴史や文化について理解することができる。題材となる社会事象について、その背景にある歴史や文化について理解できない。
評価項目2提示されたテーマについて自分の考えを十分な説得力を持って書いたり発表することができる。提示されたテーマについて自分の考えを書いたり発表することができる。提示されたテーマについて自分の考えを書いたり発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では人種問題を題材として取り扱う。文献や映画を通してアメリカにおける人種問題について理解を深める。さらに、差別が起こるメカニズムについて考え、自国の差別問題にも目を向ける。その上で、自らの考えや主張をまとめ、相手に伝わる説得力を十分に備えて、レポートやプレゼンテーションの形式で表現できる力を身に着ける。
授業の進め方・方法:
各回で文献を通して題材について知識や理解を深めた後、映画を鑑賞する。鑑賞後、その作品についての自分の考えを小レポートにまとめる。作品に関する英語文献を読み内容の要約を行う場合もある。授業後半ではグループでのプレゼンテーションを行う。
注意点:
定期試験60%+小レポート20%+プレゼンテーション20%=100点

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション シラバスを基に、授業の目標や進め方を確認する。
グループで話し合い、英語の文献に入る前に扱う題材について予備知識を得る。
2週 アメリカの人種問題:Black Lives Matterについて BLMについて、そのムーブメントが起こった背景と目的を理解することができる。
語彙の習得及び概要を掴む。
3週 アメリカの人種問題:Black Lives Matterについて 参考文献を読み、作品について自分の考えをまとめ、グループでシェアする。
4週 無意識的な差別 参考文献を読み概要を掴む。「無意識的な差別」について考え自分なりの意見をまとめる。
5週 無意識的な差別 「無意識的な差別」について自分の意見をグループで共有し様々な視点から差別について考える。
6週 不平等さと犯罪 参考文献を読み概要を掴む。「不平等さと犯罪」について考え自分なりの意見をまとめる。
7週 不平等さと犯罪 「不平等さと犯罪」について自分の意見をグループで共有し様々な視点から問題について考える。
8週 Remember the Titans / 13th / Glory明日への行進 映画を通して、現在も根強く残るアメリカの人種差別問題の歴史や差別を強いられてきた人々の苦悩を理解し、その観点から作品を考察する。
2ndQ
9週 グループディスカッション1 文献や映画を通して学んだことを踏まえ、提示された問題について議論する。
10週 ステレオタイプ/偏見の制御、是正 参考文献を読み概要を掴む。「偏見」について考え自分なりの意見をまとめる。
11週 人種、民族、移民 参考文献を読み概要を掴む。「人種、民族、移民」について考え自分なりの意見をまとめる。
12週 原発/犯罪 参考文献を読み概要を掴む。「原発、犯罪」について考え自分なりの意見をまとめる。
13週 グループディスカッション2 文献を通して学んだことを踏まえ、提示された問題について議論する。
14週 プレゼンテーション テーマに基づいて自分の意見を説得力を持って発表できる。
他の人の意見に対してコメントができる。
15週 期末試験 授業で学習した内容から出題する。
16週 答案返却など 期末試験の答案を返却し、解答解説を行う。 

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。5
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。5
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。5
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。5
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。5
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。5
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。5
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。5
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。5
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。5
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。5
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。5
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。5
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。5
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。5
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。5
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。5
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。5

評価割合

試験発表態度課題小レポート合計
総合評価割合60020020100
基礎的能力60020020100
専門的能力000000
分野横断的能力0000