文章の構成や組み立てを意識して文章を作成すること、実作と添削の中で各自が文章作成にあたっての自己の課題点を見つけそれを解決することを目標とする。
概要:
本授業では、論理的な思考に基づく論理的な日本語表現(記述力)を高めることを目標とする。まず、自身の日本語力・日本語表現能力を確認し自覚することから始める。また、論理力を高めるための準備として、文の構成や組み立ての分析・読解を実施し、論理的な文章を書くための基礎的な事項を理解することを求める。そして、小論文の作成と添削を繰り返すことによって論理的な日本語表現法を身につける。
授業の進め方・方法:
論理的な文章を書くための基礎的な事項を、講義と文章の読解と分析作業で進める。また、小論文作成によって実践応用していく。原則として毎時、文章作成の課題があるため、その作成と見直しが授業の予習・復習として必須である。
注意点:
授業時には、国語辞書(電子辞書可)を携帯しておくこと。なお、日本語の運用能力を確認するため「日本語検定」の受検を奨励する。
成績評価式:最終評価=小論文課題60%+提出物20%+グループワーク20%
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業の概要と進め方について レポート、小論文、作文とは |
シラバスを用いて、授業概要、到達目標、成績評価方法を理解することができる。 レポート、小論文、作文の違いを、説明することができる。 文章構成の基礎である、「型」と「形式」について再確認する。
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2週 |
読解要約(1) |
読解要約の基礎を学び、理解する。読解要約の課題に取り組む。
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3週 |
読解要約(2) |
前時の課題から、それぞれの改善点に気づくことができる。また、気づいた点をもとに、書き直しを進めることができる。 情報を得るための手段を検討し、情報のまとめ方のアイディアを出し合う。
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4週 |
読解要約(3) |
読解要約の進め方について理解し、適切な文章が書けるようになる
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5週 |
意見文(1) |
意見文作成の基礎を学び、書き方を理解する。意見文作成の課題に取り組む。
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6週 |
意見文(2) |
自身の作成した文章の改善点に気づくことができる。また、気づいた点をもとに、書き直しを進めることができる。
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7週 |
意見文(3) |
意見文の書き方について理解し、適切な文章が書けるようになる。
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8週 |
課題小論文(1) |
課題小論文の類型を学び、書き方を理解する。
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4thQ |
9週 |
課題小論文(2) |
前時の内容を踏まえ、課題小論文の作成に取り組む。
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10週 |
課題小論文(3) |
作成した課題小論文をもとに、グループで話し合い改善点に気づく。
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11週 |
課題小論文(4) |
改善点をもとに、適切な課題小論文を作成することができる。
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12週 |
課題小論文(5) |
これまでの学習内容を踏まえ、新たな課題小論文に取り組む。
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13週 |
エントリーシート(1) |
エントリーシートに頻出する項目について理解し、書き方のフォーマットを学ぶ。
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14週 |
エントリーシート(2) |
前時の内容を踏まえ、エントリーシートの作成に取り組む。
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15週 |
エントリーシート(3) |
作成したエントリーシートをもとに、グループで話し合い改善点に気づく。気づきにもとづき書き直しを進める。
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16週 |
授業の振り返りとまとめ |
これまでの学習内容を振り返り、文章作成に関する自身の学びを総括する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 4 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 4 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 4 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 4 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 4 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 4 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 4 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 4 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 4 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 4 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 4 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 4 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 4 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 4 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 4 | |