熱流体工学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 熱流体工学
科目番号 0032 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械制御工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 講義テキストはなし。自筆のノートを中心に講義を行う。 参考書:J.Warnatz, U.Nass, R.W.Dibble., Combustion, Springer-Verlag
担当教員 池田 光優

到達目標

燃焼における現象を、反応動力学、熱力学、流体力学の立場から、論理的に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
燃焼過程における反応動力学が理解できる。燃焼過程における反応動力学が理解でき,与えられたモデルを構築できる。燃焼過程における反応動力学が理解でき,与えられたモデルから欲しい情報を得ることができるできる。燃焼過程における反応動力学が理解できず,与えられたモデルから欲しい情報を得ることができるできない。
燃焼過程における熱力学が理解できる。燃焼過程における熱力学が理解でき,与えられたモデルを構築できる。燃焼過程における熱力学が理解でき,与えられたモデルから欲しい情報を得ることができるできる。燃焼過程における熱力学が理解できず,与えられたモデルから欲しい情報を得ることができるできない。
燃焼過程における流体力学が理解できる。燃焼過程における流体力学が理解でき,与えられたモデルを構築できる。燃焼過程における流体力学が理解でき,与えられたモデルから欲しい情報を得ることができるできる。燃焼過程における流体力学が理解できず,与えられたモデルから欲しい情報を得ることができるできない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE d-1 説明 閉じる
到達目標 C 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
燃焼における現象を反応動力学や熱力学、流体力学の立場から数式を用いて理解する。そして燃焼装置の多用による地球温暖化といった環境問題への対応策を自ら考えられる知識を身につける。
授業の進め方・方法:
講義は約80分程度の講義を行い、40分程度で解ける演習を行う。学習シートの実施は演習問題を中心に行う。
注意点:
内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1章 燃焼現象の概要 燃焼に関する基本的な事項を理解する。(学習シート1)
2週 第2章 燃焼における熱力学1 燃焼過程における熱力学を理解する1。(学習シート2)
3週 第2章 燃焼における熱力学2 燃焼過程における熱力学を理解する2。(学習シート3)
4週 第3章 層流予混合平面火炎の数学的記述 層流予混合平面火炎の解析を通じて、火炎の数学的記述に必要な項目を理解する。(学習シート4)
5週 第4章 輸送現象 輸送現象を理解する。(学習シート5)
6週 第5章 反応動力学 反応動力学の基礎を理解する。(学習シート6)
7週 第6章 反応機構1 反応機構の基礎を理解する(その1)。(学習シート7)
8週 第6章 反応機構2 反応機構の基礎を理解する(その2)。(学習シート8)
2ndQ
9週 第7章 層流予混合火炎1 予混合火炎の数値解析の基礎を理解する。(学習シート9)
10週 第7章 層流予混合火炎2 火炎構造、火炎速度などを理解する。(学習シート10)
11週 第8章 層流拡散火炎 層流拡散火炎の基礎を理解する。(学習シート11)
12週 第9章 着火過程1 着火過程の数値解析の基礎を理解する。(学習シート12)
13週 第9章 着火過程2 着火限界やでとネーションなどを理解する。(学習シート13)
14週 第10章 最新の燃焼技術 最新の燃焼技術について、最近発表された論文を参考にして理解する。(学習シート14)
15週 期末試験 燃焼過程における語句説明問題、各項目における計算問題について出題する。講義の全範囲から出題する。
16週 まとめ 採点済みの解答を返却、解答を行った後、これからの燃焼装置に求められる事柄などについて、討論する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合7030100
燃焼過程における反応動力学が理解できる。201030
燃焼過程における熱力学が理解できる。251035
燃焼過程における流体力学が理解できる。251035