生命科学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 生命科学
科目番号 0037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械制御工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 天内 和人

到達目標

生命科学の基本的な概念を理解するとともに、科学的な見方、考え方を身につける。現代の生命工学の基本的事項を説明できるようになる。授業はグループワークやディスカッションを中心に進めるため、各コンテンツに関して事前に十分な自学自習が必要である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
発生工学の基本概念を理解できる発生工学の基本概念を理解し、自らの専門分野に展開できる発生工学の基本概念を理解できる発生工学の基本概念を理解できない
生殖工学の基本概念を説明できる生殖工学の基本概念を説明でき、自らの専門分野に展開することができる生殖工学の基本概念を説明できる生殖工学の基本概念を説明できない
動物発生の分子メカニズムを理解できる動物発生の分子メカニズムを理解し、自らの専門分野との関連を理解できる動物発生の分子メカニズムを理解できる動物発生の分子メカニズムを理解できない
癌発症のメカニズムを理解できる癌発症のメカニズムを理解し、自らの専門分野との関わりを理解できる癌発症のメカニズムを理解できる癌発症のメカニズムを理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人類が手に入れた最も重要で価値があるものは、科学と民主主義だと言われている。しかし、科学は多くの点で両刀の剣である。なかでも生命科学は21世紀の科学とも言われ、今後ますます重要な分野として発展して行くと思われる。本講義では、現代の生命工学の基礎を中心として講義を行い、その上に立って人間観や社会観について共に考え議論する。
授業の進め方・方法:
資料を元に講義や Team-Based Learning を行う。それぞれの領域ごとに学習シートを配布する。学習シートにより学習目標を明確にすると共に、ミニッツペーパーなどにより理解度の確認を行う。講義の内容を確実に理解するため、学習シートに含まれる課題を確実に実施するなど、自ら進んで学ぶ姿勢が要求される。
注意点:
事前課題等を確実に実施してから講義に参加し、 授業後に課題等を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代の生命科学 現代の生命科学の概要を理解する
2週 発生工学 発生工学の基本的概念を理解する
3週 受精と生殖工学 受精のメカニズムと生殖工学の基本的概念を理解する
4週 初期発生と奇形学 多細胞生物を作り出す過程と、その乱れがどのような影響を与えるかを理解する
5週 課題の提示 Team-Based Learning 実施における課題の提示
6週 ボディープランI 発生遺伝子とは何かを理解する
7週 ボディープランII シグナル伝達物質についてりかする
8週 ボディープランIII 転写調節因子とエピジェネティクスについて理解する
2ndQ
9週 ボディープランVI 発生のツールキットについて理解する
10週 癌の原因を探る
11週 Animal Model of Cancer Science Video (MIT) を視聴し、要旨をまとめる
12週 老化と寿命 老化と寿命決定のメカニズムを理解する
13週 課題の発表及び討論会① Team-Based Learning による課題の発表及び全体の討論会
14週 課題の発表及び討論会② Team-Based Learning による課題の発表及び全体の討論会
15週 課題の発表及び討論会③ Team-Based Learning による課題の発表及び全体の討論会
16週 まとめ 生命科学の発達と未来社会に関して議論する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503000200100
基礎的能力503000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000