ロボット制御工学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 ロボット制御工学
科目番号 0038 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械制御工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 メカトロニクス・ロボティクス(日本機械学会 機械工学便覧 応用システム編) 参考図書:わかりやすい制御(三菱電機オーム社)
担当教員 牧野 俊昭

到達目標

ロボットの基礎技術を理解して、部品要素、センサ、運動学、制御技術などが説明できる。又、産業界で活躍している知能ロボット等の諸技術を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ロボットの基礎技術について説明し、自ら応用的な考察が出来るロボットの基礎技術について説明が出来るロボットの基礎技術について説明が出来ない
評価項目2部品要素、センサ、運動学、制御技術などについて説明し、自ら応用的な考察が出来る部品要素、センサ、運動学、制御技術などについて説明が出来る部品要素、センサ、運動学、制御技術などについて説明が出来ない
評価項目3産業界で活躍している知能ロボット等の諸技術を説明し、自ら応用的な考察ができる産業界で活躍している知能ロボット等の諸技術を説明できる産業界で活躍している知能ロボット等の諸技術を説明できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE d-1 説明 閉じる
到達目標 C 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では、産業用ロボット技術に関したロボット制御工学について学ぶ。特に、古典制御理論による制御工学(本科4年次、5年次)、現代制御理論によるシステム制御工学(専攻科2年次)を基に、ロボット・メカトロ要素、アクチュエータ技術、運動制御技術、応用展開などのメカトロニスク・ロボティクス技術について学ぶ。
授業の進め方・方法:
ノート講義を中心に授業を進める。授業内容の理解度を確認し、不足を補うためのレポート課題の出題、授業に対する要望などを知るために、学習シートを配布する。特に、本科で学んだ物理学、機械力学、電気回路、電子回路、計測工学、制御工学などの知識に基づいて、ロボット制御工学を学ぶ。また、最近のトピックスを例に示し、知能ロボット制御工学に対する興味向上に努める。授業の内容を確実に身につけるため予習復習が必須である。
注意点:
【関連科目】 本科:基礎物理I(2年)、工業力学(3年)、機械力学I・II(4・5年)、制御工学I・II(4・5年)、電気回路I・II(3・4年)、電子回路I・II(3・4年)、計測工学(5年)
専攻科:システム制御工学(2年)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 メカトロニクス・ロボティクス概念 オリエンテーション(講義の目的,概要,進め方等)
2週 基礎技術(1) ディジタル論理の基礎を学ぶ
3週 基礎技術(2) メカトロニクスにおける情報と制御理論を学ぶ
4週 基礎技術(3) 制御用コンピュータのハード・ソフト技術を学ぶ
5週 ロボット・メカトロニクス要素(1) センサ技術について理解する
6週 ロボット・メカトロニクス要素(2) アクチュエーション技術について理解する
7週 ロボット・メカトロニクス要素(3) 実装技術について理解する
8週 中間試験 中間試験を実施して理解度を確認する
4thQ
9週 ロボティクス(1) マニピュレーションの力学と制御を理解する
10週 ロボティクス(2) 移動機構の力学と制御を理解する
11週 ロボティクス(3) テレロボティクス技術を学ぶ
12週 ロボティクス(4) 人間・ロボットのインターフエイス技術を学ぶ
13週 ロボティクスの応用展開(1) 知能ロボット、メンテロボット等を学ぶ
14週 ロボティクスの応用展開(2) 知能ロボット、メンテロボット等を学ぶ
15週 期末試験 本授業で学んだ内容の理解度について確認する
16週 答案返却など 試験の解答と解説を行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000