インターンシップ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 インターンシップ
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 6
開設学科 情報電子工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 6
教科書/教材 令和2年度インターンシップ報告集
担当教員 宮﨑 亮一

到達目標

課題の把握と解決能力を身につけ、各自がめざす技術者像をより明確なものにするために、実務体験をとおして、
1. 自分の専門分野に関する知識の程度を確認し、その能力を広めるとともに高める。
2. 人との接し方を学び、人間として成長をはかる。
3. 仕事の進め方、社会のルールを身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
専門分野の知識インターンシップを通して,現在の自分の専門分野の知識量について,十分に確認することができる.インターンシップを通して,現在の自分の専門分野の知識量について,おおむね確認することができる.インターンシップを通して,現在の自分の専門分野の知識量について,確認することができない.
コミュニケーションインターンシップを遂行するのに必要なコミュニケーションを十分に取ることができる.インターンシップを遂行するのに必要なコミュニケーションをおおむね取ることができる.インターンシップを遂行するのにコミュニケーションを取ることができない.
社会のルールインターンシップを遂行するのに必要な社会のルールを十分に守ることができる.インターンシップを遂行するのに必要な社会のルールをおおむね守ることができる.インターンシップを遂行するのに必要な社会のルールを守ることができない.

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 2 説明 閉じる
JABEE b 説明 閉じる
JABEE d-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
企業などでのさまざまな就業体験を通し、現実の課題に取り組む訓練を積むことにより、高専本科までに身につけた知識を確かめるとともに、それまでに学んだことを生かしつつさらに発展させ、課題を把握し解決する能力を身につけ、感性・創造性を養うことをめざす。また、社会が要求し期待する人物像を具体的に把握するなど、職業人としての技術者の心構えについても学ぶ。
授業の進め方・方法:
学生の希望に従って実習先(企業、官公庁、大学、中学校、海外等)を決める。それぞれ受け入れ先との間で決められたテーマに沿って、学生は自主的、積極的にそれを遂行する。日々の実習内容は日誌に記録して学校に提出する。最終的に、その実習内容を報告書としてまとめ提出し、併せて報告会を実施する。

この科目の学習時間は以下を標準とする.
企業等における実習:8時間×5日×8週=320時間
(270時間を下回らないこと)
注意点:
最終成績評価式=研修先評価書33%+担当専攻科幹事評価33%+専攻科長評価17%+一般科目幹事評価17%
実施時期:研修期間は原則として6月上旬から2ヶ月(8週間)以上とする。
研修先:徳山高専テクノ・アカデミアに加盟している企業をベースとし、地元企業を中心に行う。原則、研修先は一箇所とする。やむを得ず複数箇所になる場合でも三箇所を上限とする。
担当:受け入れ先への打診や依頼、調整や学生指導は、主として各専攻幹事が行う。
テーマ:受け入れ先から提示されたものをもとに、学生と受け入れ先とで協議して決定する。
巡回指導:研修期間中は学生の所属する専攻幹事または特別研究担当教員が巡回などにより状況を把握する。
日誌の提出:日々の実習内容を日誌に記録し、企業の指導担当者の確認を経て学校へ提出する。
報告書:学生は研修終了後、インターンシップ報告書を作成し、研修先と学校へ提出する。
研修先からの評価:研修先の担当者は学生の実習状況について、評価書を学校に提出する。
報告会:インターンシップ終了後、公開の報告会を実施する。
報酬:原則として、無報酬とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
2週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
3週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
4週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
5週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
6週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
7週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
8週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
2ndQ
9週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
10週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
11週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
12週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
13週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
14週 インターンシップ(実習) 実務体験をする。
15週 インターンシップの成果を発表会でプレゼンする。 技術内容を知らない第三者にわかりやすくプレゼンできる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4
企業には社会的責任があることを認識している。4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4

評価割合

研修先評価書担当専攻幹事専攻科長一般科目幹事合計
総合評価割合33331717100
実習評価3300033
報告書及び日誌033171767