概要:
電子機器では種々のディジタル回路が利用されている。これらの回路の規模は非常に大きくなっており、人手で設計することが困難となってきている。このため、コンピュータを利用した自動設計が必須となっている。本講義では、回路の論理設計とコンピュータを利用した自動設計の基礎理論について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を主体とする。適切、講義内容の理解を確認するための演習を行い、レポートを課すため予習復習が必須である。
注意点:
本科:ディジタル回路(3年) コンピュータアーキテクチャ(4年) 集積回路設計(5年)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 情報 | 基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。 | 5 | |
整数、小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 5 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 5 | |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 5 | |
基本的な論理演算を組み合わせて任意の論理関数を論理式として表現できる。 | 5 | |
MIL記号またはJIS記号を使って図示された組み合わせ論理回路を論理式で表現できる。 | 5 | |
論理式から真理値表を作ることができる。 | 5 | |
論理式をMIL記号またはJIS記号を使って図示できる。 | 5 | |
情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 5 | |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 5 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 5 | |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 5 | |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 5 | |
論理式の簡単化の概念を説明できる。 | 5 | |
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。 | 5 | |
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。 | 5 | |
組合せ論理回路を設計することができる。 | 5 | |
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。 | 5 | |
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。 | 5 | |
与えられた順序回路の機能を説明することができる。 | 5 | |
順序回路を設計することができる。 | 5 | |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 5 | |
ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。 | 5 | |