概要:
企業などでのさまざまな就業体験を通し、現実の課題に取り組む訓練を積むことにより、高専本科までに身につけた知識を確かめ
るとともに、それまでに学んだことを生かしつつさらに発展させ、課題を把握し解決する能力を身につけ、感性・創造性を養うこ
とをめざす。また、社会が要求し期待する人物像を具体的に把握するなど、職業人としての技術者の心構えについても学ぶ。
授業の進め方・方法:
学生の希望に従って実習先(企業、官公庁、大学、中学校、海外等)を決める。それぞれ受け入れ先との間で決められたテーマに
沿って、学生は自主的、積極的にそれを遂行する。日々の実習内容は日誌に記録し、2週間ごとに学校に提出する。最終的に、そ
の実習内容を報告書としてまとめ、提出する。報告書は印刷物として刊行し、併せて報告会を実施する。
注意点:
【関連科目】
本 科:卒業研究 (5 年 )、技術者倫理 (5 年 )、校外実習1 (4 年 )、校外実習2 (4 年 )
専攻科:環境建設工学専攻総合演習 (2 年 )、特別研究 (2 年 )、産業論 (1 年 )、経営管理 (1 年 )、経営工学 (2 年 )
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・実施時期 : |
研修期間は6月上旬から2ヶ月以上とする。研修前後には準備や研修先との調整を行う期間
|
2週 |
・研修先 : |
徳山高専テクノ・アカデミアに加盟している企業をベースとし、地元企業を中心に行う。
|
3週 |
|
また、市役所や県庁山口県産業技術センター等の官公庁や大学とともに、中学校での実習も 対象とする。さらに、海外での語学研修を含む実習も対象とする
|
4週 |
・担 当 : |
受け入れ先への打診や依頼、調整や学生指導は、主として各専攻幹事が行う。なお、全体のとりまとめは学生担当幹事が行い、実施責任者は専攻科長とする。
|
5週 |
・テーマ : |
受け入れ先から提示されたものをもとに、学生と受け入れ先とで協議して決定する。
|
6週 |
・巡回指導 : |
研修期間中は当該学生の所属する専攻幹事ならびに特別研究担当教員が分担してひと月に 1回程度巡回し、状況を把握するとともに、改善点があれば是正に努める。
|
7週 |
・日誌の提出 : |
学生は日々の実習内容を日誌に記録し、2週間ごとに、企業の指導担当者の印鑑をもらい 学校(特別研究担当教員または専攻幹事)へ提出する。
|
8週 |
・報告書 : |
学生は研修終了後、インターンシップ報告書を作成し、研修先と学校へ提出する
|
2ndQ |
9週 |
・研修先からの評価 : |
研修先の担当者は学生の実習状況について、インターンシップ評価書を学校に提出する
|
10週 |
・報告会 : |
提出された報告書を付録とともにまとめ、インターンシップ報告集を刊行する。それと併せ 報告会を実施する。報告会は一般にも公開する
|
11週 |
・報 酬 : |
原則として、無報酬とする
|
12週 |
|
|
13週 |
|
|
14週 |
|
|
15週 |
|
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 専門的能力の実質化 | インターンシップ | インターンシップ | 企業等における技術者の実務を理解できる。 | 5 | |
企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。 | 5 | |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重要性を理解できる。 | 5 | |
企業における社会的責任を理解できる。 | 5 | |
企業活動が国内外で他社(他者)とどのような関係性を持つかを理解できる。 | 5 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを理解できる。 | 5 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができ、それを高めようと努力する姿勢をとることができる。 | 5 | 前5 |
コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。 | 5 | |
実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザインを明確化することができる。 | 5 | |
社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できる。 | 5 | |
実務体験を企業や職種とのマッチングの場として考えて積極的な行動ができる。 | 5 | |
共同教育 | 共同教育 | クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。 | 5 | |
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。 | 5 | |
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。 | 5 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。 | 5 | |
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。 | 5 | |
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。 | 5 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。 | 5 | |
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。 | 5 | |
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。 | 5 | |
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。 | 5 | |